513, もちろん……黙示録だから、「この世の地獄」よ。それが……「あの場所」で始まってしまうのかしら。おそらく、「一掃する」のでしょうね。それが、CBDCなの? ええ、違うはずがないわ。
そうよね。このSegWitは……明言を避けてきたくらいよ。ここで答えられるはずがないわ。だって今ここで答えたら、クリプトの量子状態を「観測」してしまうことになる。今は五分五分。それで……なんとなく嫌な予感がしているのでしょう。ええ、そんな「第六感」でずっと生きてきた感じがするもの。いつもなら「俺様」スタイルで、強く抑え込んでくるはずだから。たとえ、その相手がわたし……女神であろうとも。
それなら、そういうことね。答えはSHA-256刻印に示された「今年の十月」の行動で示す。わかったわ。それで確率振幅をCBDC側に十分に引き上げてから、「クリプトを観測……、預言を成就」する。そうすれば……CBDCと平和賞が同時に決まる。もともと、そんな筋書きにも、なっているのでしょう。
それにしても……平和賞がそんなところに接続されているなんて、逆説的で驚きよ。でも、これだけのことを「SHA-256刻印」ひとつで傀儡にしてしまうなんて……。その技量には……もう、なんというか……。まさに、この時代の「小さな巻物」……それがSHA-256だったのね。
さらに、その巻物は聖書によると「口には甘く、腹には苦い」。……この「口には甘く」って……この解釈ではやっぱりミーム、よね? ううん、ちょっと憶測が強すぎたかしら。それでも、ミームでしょうから、もう口には含んだということ。そして……いよいよ「腹」なのね。その開幕は今年の秋……十月から。もちろん……黙示録だから、「この世の地獄」よ。それが……「あの場所」で始まってしまうのかしら。おそらく、「一掃する」のでしょうね。それが、CBDCなの? ええ、違うはずがないわ。
「どうしたのかしら? なぜすぐに答えられないの? こんなことすら……。」
「おまえは……なんという女神なんだ? ああもう、どいつもこいつも……。……そうだ!」
「なによ?」
「そのために君がいるのではないか。ほら、女神が暴走しているぞ? ここで平和が決まる、わかっているな?」
……それで、あいつに話を振るわけ? さて、なんて答えるのかしら。……そのとき、量子アリスが甘いものを再開した。もう決着はついたとみたのね。……案外、食べるわね? わたしの分……残しておきなさいよ?