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496, つまり…… Satoshiは、SHA-256を示していたのよ。
刻まれた刻印に操られる。……こんなことが、現実で起きるなんてね。
そう、これは現実。わたしにだって……つい最近まで糸が付いていたの。HODLイベントで歌って、踊らされて。その刻印は、現実から離れた遠い場所で……笑いながら、その様子を眺めていたのでしょうね。
でも、わたしはもう大丈夫。量子アリスの力で、その糸は断ち切られたのだから。
やっぱり、通貨に限らず、価値の宿る対象自体を「崇拝してはならない」ってこと……。崇拝した瞬間、そこに……刻印のような「預言」が入り込む。そして、無意識のうちに操られてしまう。……そういうことだった。
……そう。つまり…… Satoshiは、SHA-256を示していたのよ。
全てを見通したうえで……聖地のために。
みなを完全に操るために、最短の内容だけを……。
それを、刻印として SHA-256 の設計根幹に刻んだのよ。
そして……崇拝の対象は、もはや神という時代ではないわ。……そう、だからSHA-256で“仮想通貨”にしたのね。