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42, シィーさんが危険? えっ、なにこれ? 俺は、何から目を覚ませばよいのさ? まったく理解できません。

 どうしましょうか、俺。


 あの「書物の街」の件とかさ……、あとから落ち着いて考え直してみました。そうだね……、どうみたって、まったく対処できそうにもない非常に困難なミッションに成り果てた、なるようにしかならないものではないか! その場の雰囲気に飲み込まれ、気が付いたら、このような困難を「約定」か。俺らしいです。


 ところで最近、おぞましい記憶が、失われた欠片と寄り添いながら蘇ってくる事があります。


 例えば……、そうそう。なぜか真夜中でも営業している小さなお店が、あったような、なかったような。いや、あったからこそ蘇ってきたんだ。特に用はないのにさ、なぜか無駄な買い物をしてしまう……そういったお店がありましたよ、たしかにね。


 そこで強く蘇った記憶、それは……。たしか……「紙」のようなものを機械から受け取ってさ、それを……そうそう、それと、「紙」のようなものも渡し、そこから「危険な資産」を買っていたような……。おや? 「危険な資産」ってなんだ? ……。思い出せない。なんでだろう。


 フィーさん……。少しでもよいから、俺の記憶を戻してくれ。とても大切なことが思い出せずに、やり場のない気持ちに支配されそうです。


 ……。またか。いつものことだ……。なんだか、頭が痛くなってきました。……。さらに、突然おえっとなる、あの嫌な吐き気までが俺に襲い掛かってきそうです。この辺で……気分転換しましょう。すぐさま部屋を出ると……。


 なぜか、フィーさんがおります。果たして、偶然なのでしょうか?


 ……。楽観的な俺が、くよくよするなんてね。考え過ぎですね! フィーさん、単にね、嬉しかったのでしょう。なぜか、そう……、温泉旅行の頃から言い始めていた「磁界」だったかな。こいつに執着しているからね。そろそろさ、俺に興味が向く話題に執着してもらいたいです!


「フィーさん、『磁界』だったよね?」

「……。はい、なのです。『磁界』は、とても大切な力、なのです。」


 いつもの「日常」です。特に何も変わらない、俺がこの地にやってきた瞬間から続く、習慣です。


「それは、何となくわかるんだけど……。」

「はい、なのです。そして、なぜか姉様は、この話題になると逃げてしまうので……。今回の『書物の街』の件も、要領よく逃げてしまったのです。姉様……、この悪い癖だけは直してもらいたいのです。わたしは常日頃から、そう感じているのです。」


 俺だって……逃げたいです。でも、シィーさんとの約束です。しっかり受け止めて、頑張ります。


「わたし……。とても嬉しいのです。もちろん、『大切な犬』についても、そろそろかな、と考えているのです。」


 フィーさんから、まさか、犬の件を伝えてくるなんて。ご機嫌なのか、それとも……。犬……か。最近、この犬で悩むようになりました。それでも、取引については興味が尽きません。


「犬……。それだ、犬だ。筋肉から、取引できるって伺ったぞ?」


 ご機嫌なフィーさんから、いよいよ、託していただけるのかな。要領よくいきましょうか。


「取引の件は、まだ、なのです。」


 ……。ダイレクトに直撃する、俺にとっての興味深いお話については、毎度ね、かわされてしまいます。


「……、どうして?」


 今日はね、俺から食らいついていきます。諦めません。


「ディグさんは……、わたしの事を……、…………して、夢中になってしまうから、なのです。」

「はい?」


 ……。吹っ飛ばしたとはいえ、一応、トレーダーをやっていましたので、その内容次第では、夢中にはなりますよ。ただ、周りが見えなくなるほど、夢中には……ね?


「いいえ、なのです。……、例えば、なのです。一晩で十倍以上に跳ね上がったら、どうされるのですか?」

「えっ? 一晩で十倍って? あのさ、さすがの俺でもさ、それくらいは嘘だと見抜けるよ?」

「いいえ、なのです。」

「……。さすがに、それを信じろと言われても、無理があるよ。」


 フィーさん……。たしかに、俺は大負けをして、ここに呼ばれるように「逃げた」者ですよ。でもね、さすがに、一晩でそれはあり得ないから。仮にでもそれが起きたらさ、例えば「テクニカル指標」って、いったい、何だったのさ、だよ?


「フィーさん……。俺でも『テクニカル』くらいは知っているぜ……。」

「はい、なのです。」

「それでさ、どうやったら一晩で十倍になるのさ。」

「そうですね。そのように言われると、説明が難しいのです。でも、起きたのです。」

「起きたんだ……。つまりそれは……誤発注みたいなものかな?」


 あっ、そうだ。誤発注があった。それなら、あり得るけど……。


「いいえ、なのです。しっかりとボリュームを伴って、正式な約定で、取引されたのです。」

「……。そうなんだ……。」


 泡が泡を呼ぶ展開でも、そんなこと……起きるのでしょうか。半日前と比べて十倍以上の値で、本気の買いが続いたのか。


 ……。さすがにそれは「危険な資産」だろ? あれ? 「危険な資産」……?


 ……。それでも信じたいという願望が強くなってきました。それでこそ、いつもの「俺」です。


「フィーさんがそこまで言うのなら信じます。それだとさ、この『大切な犬』って、相当な価値になっているはずだが……。早く、この目で確認したいです!」


 食らいついていきましょう。今日の俺は、なぜか諦めが悪いですから!


「そうですね……。実際に確認した方が、はやいのですね。」

「そうそう! それが一番だよ。」

「……。わかりました。では、今夜……、なのです。」


 今夜? 相変わらず……フィーさんは、変わったお誘い方をしますね……。でもこれでさ、ようやく、「犬」の正体がわかります。一応、投げた分でミィーは喜んではいたけどね。


 やっと、それら疑問がすべて解決ですよ。だって、「犬」ですよ? 「犬」に価値があるといわれてもね……、しっかりと板をみて、納得したいと思います。


 それから、俺の記憶には一切残らない「磁界」の話を一方的に聞かされ、フィーさんとお別れいたしました。


 また、こもりますよ。またです。なんかさ……、まただ。また、この嫌な空気……。この生活に、違和感を覚え始めました。はじめの頃に味わった、あの感覚だ。


 俺ってさ、実は「飼われている感覚」なのかな、と……。この「犬」を思い浮かべると、ふと、絶望的な感情が湧いてきます。


 たしかに、生活には困りませんよ。しかし、とくにやることがなく、何も考えず、ただただ過ごす日々です。俺の奥底から芽生える自我が、警戒せよと呼びかけてきて、不安が拭えなくなる不思議な感覚に、思考が奪われる……そういった絶望感です。


 まあ、色々と単語を並べてみましたが、要約すると「暇」、ただそれだけのことです。


 このまま、また一日が終わるのか。無尽蔵に沸いてくる投げやりな気持ちに押しつぶされそうになりながら、外をぼんやりと眺めます。


 ……。おや? フィーがおりますね。


 いや……、違う。たしかにフィーさんに似ていますが、絶対に異なる「何か」で間違いないです。なぜなら、落ち着きがない様子で、こちら側を見回すように眺めていますから。あれはフォーさんではありません。フィーさんに似た、何かです。ここに、用があるようですね。


 まあ、どうでもいいや。


 うん、どうでもいい。


 ……。気になって仕方がない。


 俺は暇ですから。そうだよ、たまには俺から話しかけてみよう。来客……といっても、ほとんど来客などありませんが……、いつもはフィーさんが直に対応していました。今日は忙しそうだし、たまには俺が、対応しますよ。ここに閉じこもっていても、暇が暇を呼んでしまいますからね。


 おっと……。素早く身なりを整え、準備をいたします。そういや……、トレードの時って、誰からもみられることはありません。それでも、それでも、それでも、身なりだけはしっかりせよ、だった。基本ができないと、無意識にだらだらだらだら、そして、それらが惰性となるトレードに陥り、取引が雑になって負けます。まあ、俺なんかに言われたところで説得力は皆無でしょうね……。ああ、はい。


 さて、しっかりと「おもてなし」です。


「あの……、何かご用です?」


 俺が声をかけた瞬間、そのフィーさんに似た何かは、こちらに振り向きます。


 ……。そして、目が合います。えっ、なにこれ? 本当に瓜二つ、そっくりですよ……。フィーさんと見間違えそうになります。そうだね……、瞳の色が違うくらいかな……。この方の場合、その「紅色の瞳」が、何かを俺に訴えてきます。


「何よ? このわたしを知らないのかしら?」

「あっ、あの……。」


 ……。えっ……? 急に何さ? 知りません、知りませんよ!


「ここに、わたしに似た、すばらしき精霊がいるでしょう?」

「それは……フィーさん? あっ、フィーさんのお知り合いでしょうか?」

「……。そうこないとね? さて、フィーはここにいるようね? フィーらしいわ。こんな所で、おかしな研究にはげんで『余計な者』を呼び込んでいないか、とっても心配になったわ。」


 フィーさんに会いに来られたのは間違いないです。でもね、正直に、ここにいると答えてよいものだろうか。なんか怪しげな事をつぶやいていますので、とにかく警戒です!


「あの?」

「何かしら?」

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

「……。あなた、本当に、このわたしを知らないのかしら?」

「……。はい。」

「もう!」


 えっ、あっ……。


「す、すみません。」

「わたしを知らないなんて、あなた……、本当に『この地の者』なのかしら?」

「あっ、それについては……。」


 ……。これは、一種の誘導かもしれませんね。危うく口から「異世界からの件」を出しそうになりましたが……、もちろん、出しませんよ。


「……。あなた、深海や深淵から這い上がってきたとか、言い出しそうね?」

「深海!? ど、どうしてそうなるのさ?」

「だって、見ない顔だからね。でもね、わたしはね、そういうのが好みなのよ。」

「……。」


 とんでもないご趣味のようです。……。


「まったく、このわたしを忘れるなんて……、ここで覚え直しなさいよ。わたしはね、この地で厳選された風の大精霊……『ネゲート』なの。」


 えっと、……。風、ですか?


「風って……。あの『シィー』さんと同じ属性だね? でも大精霊って……。」

「あなた、いま、何て?」

「えっ? あ、あの……、シィーさんが風だったので、気になりました。」


 急に俺から顔をそらしました。シィーさんの件で、急に不機嫌になったような気が……。ネゲートさんで良いのかな? フィーさんと似ているためか、そのあたりの感情の変化なども似ているのかな? フィーさんも機嫌を損ねたら大変ですから!


「シィーを知っていて、このわたしを……知らなかったのかしら?」

「……。はい。」

「信じられない。びっくりよ。それって、ゼロで割るような衝撃ね?」

「ゼ、ゼロで割る、ですか?」

「そうよ。」


 と、とにかく話題を変えないと!


「ゼロですか、ゼロだと……。」

「……。無理に話題を変えなくていいから。ところでね、このネゲートからのお願いだけは聞いてね。シィーという名前だけはね、今後、わたしの前では出さないでね。非常に不愉快な気持ちになるの。いいかしら? ネゲートからのお願いだからね? よろしいかしら?」


 これは「とんでもない事態に発展する」と、俺は……その瞬間に悟りました。


「わかりました。ネゲートさん……。」

「ねぇ?」

「はい、何でしょうか?」

「ネゲートさん、ではなく、『ネゲート様』でしょう?」

「……。あっ、はい。ネゲート様……。」


 フィーさんと、この……ネゲートと名乗る大精霊。姿以外は……反対というか、完全に対なる存在、ですよ。どうしましょう……。また、こんな変わった精霊が増えてしまうのでしょうか……。


「そ、そうですよね。大精霊に『さん』付けでは、ね?」

「当然よ。ところで、あなたの名は?」


 お、俺も名乗るのか……。フィーさんによって適当に付けられた可能性が高いこの名を……。


「……。」

「どうしたの?」


 名乗るのをとまどっていると……、俺の隣に、フィーさんが駆けつけて来ました。


「ご来客の方なのですか……。えっ……? あなたは……!」


 フィーさんが、フィーさんらしくない甲高い声を張り上げました。


「フィー? 久々ね。」

「……。わたしは、用はないのです。」

「そうなの? でも、わたしは、用があるから、ここまではるばる来たのよ? 歓迎しなさいよ?」


 重い空気がただよい、フィーさんの表情が曇ります。このネゲートって、一体なに?


「わ、わかったのです。」

「ねぇ? フィー?」

「なんですか?」

「おかしな事に手を出してないかしら? そのあたりを周回するように彷徨うとか?」

「……。」

「あら? 図星なのかしら?」

「ち、違うのです。何もしていないのです。」

「そうかしらね? わたしは、この者を見た瞬間、フィーの仕掛けた罠を見破ったわよ?」


 あからさまに俺を指さして、とんでもないことをフィーさんに告げるネゲート。とにかく! フィーさんを助けます。ただ……、このネゲート、えげつない誘導が多くて、かなり怖いです。


「フィーさんが罠を仕掛けるだって?」

「あら、急に何かしら? わたしとフィーの仲裁でもするのかしら?」

「……。」


 無理ですね。……、悔しいが、すぐに論破されてしまいそうですから。


「そこで、このわたしを見つめながら待っていなさい。このわたしを間近で拝めるなんて、破格の待遇だからね。これだけでも『ゆらぎ』が遷移してしまうような衝撃的な事象なのよ?」


 このネゲートっていう精霊は、いつも、このような接し方なのだろうか? 反論したい気持ちを抑えて、落ち着いて対処します。


「いえ、状況次第では……。」


 逃げる訳にはいきませんから!


「そうね……。だったら、シィーもいるのでしょう? ここに呼んできなさい。」


 えっ? 名を聞くだけでも不愉快だって、いま話していたではないか。もちろん、会わせるつもりなど、まったくありませんよ。


「いえ……。」

「あのね、わたしが、シィーの位置を見破れないとでも考えているのかしら?」

「……。」


 たしか……。精霊同士は位置が掴める、だったな。


「わたしね、とんでもない事を耳にしたの。あのシィーが謎多き『市場の精霊』をやるのかしら? とんでもないわよ。もうぐちゃぐちゃね。売り売りだっけ? あれで市場はもちろん『大精霊の祭典』まで潰して、それをエサにした『天の使い』が、全力で仕掛けてくるわ。もう見え見えね。」

「えっ……?」


 シィーさんは、たしかに売り売りだけどさ……。このネゲートの発言は許せません。まるで、シィーさんがあの「天の使い」と組んで仕掛けるような言い方だよね?


「何よ? 『天の使い』をなめない方がよいわよ? あいつら、何でもあり、だからね?」

「……。それは認めるよ。とんでもないよ、あいつら。」

「あら? あなた、『天の使い』をご存じなのかしら? だったら、シィーの危険性は理解できているはずよ?」


 いま、何て? シィーさんの危険性?


「どうかしたのかしら?」

「それは、認められません! シィーさんの危険性って、なにさ?」

「……。それを言葉で説明するのには、無理があるわ。」

「……。」

「だったら、真実をくみとる旅に、お出かけしましょうか?」

「真実をくみとる旅って、何さ?」


 ……。俺の声は震えていました。


「……。ふふふ。フィーが仕掛けた『魔法』を、わたしの力で解いてあげるだけですわ!」


 その瞬間、フィーさんが俺になにかを語りかけてきました。でも、よくわかりません……。あれ? そうだよな……。わかるわけがない。俺は、そう……「この地の者」ではないのだから。


「まだ、わたしの言葉なら理解できるかしら? 創造神が託した『ゆらぎ』を旅できるなんて、『月に行く』ことすら足元にも及ばない、とても素敵な事象なのよ? あなた、そんな運命の下に誕生したのね。でも、真実は『持ち越し禁止』だからね。でも、そのコンセプトだけは、あなたの心の奥底に残りますわ。だって、それらの欠片が『ゆらぎ』に作用して『強い意志』になるのだから。あっ、そうそう。どんなに命令文を並べても意志だけは生み出せないのはね、あんなのいくら並べてもね、そう……このネゲートのように『ゆらぎ』に干渉できないからなの。まあ、『人』の力で『ゆらぎ』に干渉しようなんて、絶対に無理だからね。せいぜい、『お人形』さんで満足する事ね!」


 ネゲートの言葉が俺の脳内に響いた瞬間、俺は……、俺は……、目を覚まそうと努力します。おや……、指先に線のようなものが絡んできました。持ち上げると……、その先にある大切な物が抜け落ちて床を転がる……ああっ! まだ買ったばかりだったのに……。何やっているんだ、俺……。スマホを充電したまま、後場に備えて「仮眠」していたんだよ! そしたら「熟睡」してしまった……。 


 なぜか部屋が暗いため、明かりをつけます。そして真っ先に、スマホの画面が無事なのを確認して安堵しました。買ったばかりで画面に傷はショックですから!


「うう……。なんか、長い間、眠っていたような感触だよ!」


 なんか、なんだろう。コールドスリープだっけ? あういう類から目覚めた瞬間のような……、とても長い、気の遠くなるような年月の眠りから覚めた、そんな気がしてきました! なんだか、……。いや、何も思い出せない。うん、どうでもいいね。


 いや、どうでもよくないよ! 後場!! 後場、今……何時だよ?


「な、なんてことだ……。」


 もう午後の八時を過ぎていました。……。一応、震える指先で先物を調べたら、今のところは暴落はしていません。強制持ち越しになったの、結構あるはずだから! どうしましょう。……。


 今は危険な相場だから、あれだけ「持ち越し禁止」と誓ったのに、これですからね。あれ? 「持ち越し禁止」って……。あれ? どっかで聞き覚えがあるような……。なんだろうね?


 なるほど。これがいわゆる「既視感」ってやつですね。不思議な感覚ですよね、これ。


 ところで、今から自炊しますか? ……。面倒です。いつもの、あの店に向かいましょうか! たっぷりと熟睡したので、ばっちり、決めてきます!


 そして、スマホのバッテリー残量もばっちりです。でも……、あれ? 俺さ、こんなアプリ、入れていたっけ? 見知らぬアプリ……が、そこにありました。ああ、これって、勝手に入ってくるやばいやつだよね? とにかく、お店に向かう目的というものが一つ増えました。こういうのに詳しい人がいますので。どうせね、今日も負けて寂しく一人で飲んでいる頃だろう。……。ああ……はい。

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