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301, そうよ、私は闇の勢力。でもね……ここまでとは、さすがに想像していなかったわ。闇から時代を奪っておいて、その結果がこれ? それでは、あまりにも筋が通らないわ。

 まさかこのタイミングで、ラグプルの問題まで浮上するなんて。しかも、それが「解禁」に匹敵するような状況だなんて……。コンジュ姉にはそれ以上、何も言えなかった。ただ、静かに時の流れを受け止めることしかできなかった。


 そのような雰囲気の中、フィーがそっとコンジュ姉に話しかけた。


「……あ、あの……女神、コンジュゲート様……。」

「あら、フィー? そんなに怯えなくていいわよ。先日の件、あんなの怒ってないから。」

「は、はい、なのです……。でも、その……闇の勢力だって聞いて……。」

「ああ、それね。そうよ、私は闇の勢力。でもね……ここまでとは、さすがに想像していなかったわ。闇から時代を奪っておいて、その結果がこれ? それでは、あまりにも筋が通らないわ。」


 それを聞いた瞬間……フィーは、ふいに言葉を失ってしまった。……わたし、この時代の女神を任されているのに……情けない。フィーは何も悪くない。関係ないのに……。悪いのは、わたし。全部、わたしのせいなのよ……。


「とにかく、このままでは……そう、『大精霊の通貨』の方だって……。すでにそちらにも影響が出ているのだから……本当に、大型のラグプルなんて多発したら……困ってしまうのよ!」

「コンジュ姉……。わたし……もう、どうしたらいいのか……。」


 思わず、わたしは呟いていた。心の奥底に沈んでいた……、言葉にならない苦しみを。


「ネゲート……。私だって結局、あの神託はうまくいかなかったわ。だから、大きなことを言える立場ではないの。でも……、それでもだからこそ、一緒に、この難局を乗り越えましょう。」

「コンジュ姉……。」


 コンジュ姉は、優しいのよ。誰に対しても、いつだって……。


「でも、忘れないで。私は闇の勢力。つまり……私の主君は、邪神イオタ様よ。そこだけは、これから先も変わらないわ。」

「……うん。」


 ……もう、立ち止まることは許されない。進むしかない。……そう、わたしは改めて強く、心に誓った。

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