295, やっと……一つ、解決したわ。どうやら、あの狂信的な採掘も……、考えを改めて、少しずつ推論へ進む方向になったみたい。
やっと……一つ、解決したわ。どうやら、あの狂信的な採掘も……、考えを改めて、少しずつ推論へ進む方向になったみたい。そうよね……。自分だけで、あの採掘の機材を抱えながら沈んでいくのなら……自己責任で済む話。でも、ここにはホルダーがいるのよ。冗談じゃないわよね……ほんとに。もう……。
……それにしても、さすがはコンジュ姉ね。わたしには、無理だったわ……。
さて……。それに対して、あっち……出金不能はどうかしら。なんだか最近……、出金不能になるまでのアクションが、どんどん巧妙で複雑になってきた気がするのよ。
口座の凍結では済まず、ついには……口座の一方的な削除にまで手を染め始めたのかしら? これは、どう見ても「出金なんて最初からさせる気なかったから、削除」……そんな考え、見え透いてるわ。……ほんと、隠す気すらないのね。
……。勝手に削除、だなんて? おそらく凍結状態のままだと、何度も何度もサポートに問い合わせが入る。その対応すら億劫になって「それなら……いっそ削除してしまえ」って? ……そういうことなの?
それで……、方向性を変えるために、「未来志向の分散型」を強調し始めたのね。でも、ふと思ったの。その未来型で取引させておいて、どうせ「第一レイヤー」との交換のところで、「関所」みたいに君臨するつもりなんでしょ? ……もう、それしか想像できないのよ。
そうよね。はじめの頃はそう……板もなく、ただ流動性だけでボリュームを引き上げて、「第一レイヤー」と「第二レイヤー」をチェーンだけじゃなくてプロトコル経由も加えて交換していた。……まあ、そんな状況だったからね。色々と……、できたのよ。ほんと、色々と……。
でも、それが不調になってきた。だから今度は「第二レイヤー」自体を流動性として回し始めたのよ。いずれも、「最大抽出可能価値」が絡むことで、うまく引き抜きが成立していて……。それなら、むしろ「第二レイヤーを流動性にする」構造の方が都合がよかった。
……それで方針転換。今度はこっち……「未来志向の分散型」でいこう。そんな感じかしらね。
ただし、この未来志向……「第二レイヤー」を流動性として機能させるには、そこにまず「価値」を持たせる必要がある。そのためには……「第一レイヤー」との交換がどうしても必要になってくるのよ。つまり……そこに、「関所」みたいな仕組みが登場するわけね。
……つまり、そういうこと。この「関所」がラグプルしたら、それで終わり……ってわけね。まあ、こんなふうに整理すれば、話は早いわよね。
そんなことはない、ガバナンスがあるから大丈夫? そんな投票なんて、ただの演出にすぎないわ。結果なんて無視すればいいだけよ。だって、誰も罰さないから。それでいて「みんなで決めました」ってポーズだけは完璧よ。……、そうね、いずれラグプルするわ。
そして、こういった関所って、所在地すら不明なのよね。だから間違いなく逃げ切れる。……そこも、しっかりおさえたい大事なポイントね。
……えっ! これが女神の理想だって言うの? 未来志向の分散型? 笑わせないで。冗談じゃないわよ!!
わかりにくいかしら……、そうね……まとめるとこうよ。その「未来志向」に大きな注文を出すと……、確実にぼったくられる。そのうえ、「価値のある第一レイヤー」に交換すらできず、出金不能になる可能性すらあるってことね。
結局、このような「全処理」を「もともと価値が宿る第一レイヤーのみ」で処理、完結するというのなら、ラグプルの心配もないし、信用するわ。でも、どうせ……そうよね? こんな感じでごまかせないと、旨味なんて一切ないんだもの。そんな仕組み、最初から取り入れるつもりなんてないのよ。
ちなみに、そのような安全な仕組みの構築は可能なのよ。なのに……なぜか、なかなか進まない。そんな感じかしらね?
さらに……、あれは保険だったのかしら。流動性の方向が厳しくなったときに備えて……。そう、夢の中に出てきたあれ……「集約シグバキューム」よ。……こっちからも、全方向から引き抜く気なのかもしれないわね。




