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妄想世界~女神の過ち~  作者: 耕一
73/74

第73話~魔極~

何も見えない。

でも何かが上空に集まって行っているのは分かる。

桁違いの何かだ。

この山で相手をしていた魔物は何だったんだ?

差がありすぎる。

上空に集まった何かが徐々に形を成していく。

人間?

どうやら人間の女性の様な形だ。

全身白い衣装、フワッとしたスカー・・・

この位置だとモロに見えるね。

白・・・か。

目線を少し上げるとそこには美しい谷間が・・・

っていかん!

見とれてる場合じゃない!

俺の集中力を削ぐ作戦か!?

落ち着け俺。

一旦目線を外して落ち着いて・・・良し!?


「グッ!?」


雷が俺に襲ってきたぞ。

避けたはずなのにこれ程のダメージを食らうとは。


「またなの!!」


って物凄く怒っているぞ!?

貴様もかって、俺は今何もしてないよ?

いや、下から覗いてたのが気に障ったのか?

でも男なら普通見ちゃいますよ!?

それよりもまずは鑑定・・・職業が魔極!?

どうやら今度は当たりみたいだね。


「メテオ・フォール!!」


隕石が飛んで来たぞ!?

これも何とか交わせたけど、体が焼ける様に熱い。

このままじゃ少しづつダメージが蓄積して

行きそうだ。

おまけに何かブツブツ言っていて怖いし。

仕方がない、ここは


「「オールサウザンドソード!!」」


ん?

今声がダブった様な・・・って俺の上にも剣が

出現しているぞ!?

まさか、一瞬で真似された!?

取り敢えず、半分は防御に使って・・・

危なかった。

彼女も半分は防御に回したみたいで

ダメージはゼロだ。


「私と同じ技を使うとは、驚いたわね。」


普通に喋った。

しかも真似た訳では無いみたいだ。

・・・はっ!?

またつい谷間に目が行ってしまったぞ。


「1度ならず2度まで!!」


いや、本当にすいません。

でも無理ですよ!!

ってそんな場合じゃない。

攻撃を受ける前に突撃して・・・


「ボルケーノ!!」


なっ!?

俺の真下に火山かよ・・・。

しかもタメ無しでこの威力。

流石極職と喜ぶべきか?

しかしダメージの所為か、

それともそういう魔法なのか分からないけど

体が動かない。

彼女は・・・またブツブツ言っているな。

一体何を言っているんだ・・・。


「何故私の魅力が分からないの。

 スラッと延びた透き通るように美しい脚線美。

 十代にも比毛を取らぬ張りのある肌。

 麗しい程に美しい流線を描く鎖骨。

 大きく柔らかく形まで綺麗な胸。

 そして何よりも磨き上げたこの美貌。

 何故どいつもこいつも何故分からない・・・」


・・・ん?

もしかして見ていたのが駄目なのではなくて、

目をそらしたのが駄目だったのか?

となると、じっくりと・・・

視線に気付いたぞ。

攻撃は・・・してこないね。

少し嬉しそうだし。

とはいえ、このまま見ているだけだと

何も進まないから・・・。


「はっ!?

 すいません、あまりの美しさに

 見とれてしまいました。」

「あら・・・。」


顔がにやついている。

よし、このまま・・・。


「その美しさ、女神様なのですか?」

「女神と見間違える程に美しいというの。

 具体的にはどのように・・・?」


良い感じだ。

となると・・・。


「スラッと延びた透き通るように美しい脚線美。」

「ほう。」

「十代にも比毛を取らぬ張りのある肌。」

「ほほう。」

「麗しい程に美しい流線を描く鎖骨。」

「ふむふむ。」

「大きく柔らかく形まで綺麗な胸。」

「ふむふむふむ。」

「そして何よりも磨き上げたこの美貌。」

「中々見る目があるね、君。」


全部あなたが言っていた事ですけどね。


「しかし何故最初に目をそらしたの?」

「あまりの美しさに相手を魅了する様な

 魔法に掛けられたのかと・・・。」

「なるほど・・・ん?

 まさか今まで来た者も皆私の美しさに・・・?」

「おそらくは。」

「私の魅力は私の想像をはるかに超えていた

 様ね。

 ところで君は何しにここに来たの?」

「極職の噂を聞いて・・・。」

「極職?

 ・・・そういえば私が魔極を授ける役目

 だったね。」


忘れてたんかい!


「君は見込みがありそうだから授けてあげるわ。」

「ありがたき幸せ。」

「・・・出来たよ。」


そんなあっさりと。

取り敢えず見て・・・


「あれ?ないぞ?」

「え?

 おそらくはまだ経験が足らないのかな。

 大魔道士と錬金武装士は覚えて

 いるんでしょう?」

「はい。」

「両方共に70はないと駄目だよ。」

「なるほど。」


確かに足りてない。

もっと経験を積まないと。


「そういえばタメ無しで強力な魔法を

 放っていたけど魔極になれば

 出来る様になるんですか?」

「職業で出来るものではないよ。

 人族ならかなりの経験が必要だね。」

「でも経験を積めば・・・。」

「まずは貯めておく器作りからかな。」

「器?」

「おへその下辺りにエネルギーを貯める器を

 イメージするの。」


へその下というと丹田かな?


「魔族や龍族なら最初からあるのだけど、

 人族には無いからね。

 器を作らなくては行けない分、

 より多くの経験が必要なんだよ。」

「それは残念ですね。

 地道に経験を積むしか・・・」


・・・ん?

すっかり忘れてたけど、

確か最初のキャラ設定の時に

種族を色々混ぜていたよな。

という事は・・・


「・・・あれ?

 もう器が出来たの!?」

「いえ、魔族と龍族の血が40%程

 混じっているので元々器があったみたいです。」

「随分具体的な数値なのが気になるけど、

 まあ良いわ。

 後はその器に貯めておけば良いのよ。」

「結構簡単ですね。」

「貯めるだけならばね。

 そこに留めておくのはなかなか大変だよ。

 例えば・・・ボルケーノ!」


俺の真後ろに火山が噴火したぞ。


「ほら、もう留めておけなくなっているよ。」

「確かに・・・。」


これは結構厳しいな。


「無意識化でも貯めて留めておける様にならなくちゃ

 覚えた内には入らないよ。」

「なるほど。」

「しばらくは常に意識しておくこと良いよ。」

「分かりました。」


地道に頑張るかね。


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