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妄想世界~女神の過ち~  作者: 耕一
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第71話~闇の真髄~

「ついに俺は闇の真髄に辿り着いたぞ!」

「またそんな戯れ言を・・・。」


・・・何処かで見た覚えが・・・あっ。

確か闇魔道士の町で暗そうに歩いていた人だ。


「積年の怨みを今こそ晴らす!!」


それはやられキャラの台詞だね。

というか、いきなり割り込んできて何なんだろう?


「無駄な事を。

 2人纏めて片付けてやろう。

 ルミエールゾーン!」


しまっ・・・あれ?

消えた?


「何が起きた?」

「これが闇の真髄だ。」


闇の手が出ているけど、

それで光魔法を消したのかな?

でも闇は光には勝てないんじゃ・・・。


「ルミエールゾーン!」

「何度やっても無駄だ。」


一瞬光に包まれるけど、すぐに消えてしまったぞ。


「ならば、サントネール!」


100個の雷が降り注いで・・・来ないね。


「馬鹿な!?」

「光は闇には勝てない。

 これから常識になる言葉だ。

 覚えておけ!」

「一体何をやったんだ!?」

「見ての通り闇魔法Ⅳ・ソンブルラマンだが?」

「闇魔法に光魔法を消す効果なんて無いはずだ!」

「これ以上お前と話すことなんて無い!

 精々苦しんでのた打ち回れ!!」

「ちょっと待った!!」

「誰だお前は?」

「この揉め事を起こした人間だよ。」

「そうか。

 だが止めは譲れん!」

「そうじゃなくて、

 俺も闇の真髄を知りたいんだ!」

「・・・闇魔法は使えるのか?」

「闇魔道士も死霊魔道士も

 最大まで上がっているよ。」

「闇とは何だと思う?」

「闇のエネルギーを魔力で操っている・・・

 かな?」

「闇は闇のエネルギー、光は光のエネルギー。

 皆そう思っているけど、本当は違う。」

「違う?」

「闇のエネルギー何て物は存在しない。」

「馬鹿な!?

 エネルギーが無いなんてありえない!!」

「あなたは少し黙って貰えるかい?」

「なっ!?」

「続きを頼みます。」

「・・・正確にはエネルギーが停止している状態が

 闇だ。」

「停止しているのに魔法として発動する・・・。」

「停止させたエネルギーを魔力で囲み

 操っているんだ。」

「なるほど。

 でもそれだと魔力で囲んでいる分・・・」

「余計な消費となり、光には勝てない。

 でも闇の本質は停止したエネルギーを

 使う事ではなく、

 エネルギーを停止に導く事だ。」

「導く?」

「そうだ。

 エネルギーというのは必ず尽きる。

 だが本当は尽きる訳ではなく、

 全ての空間に存在する闇に合わせて

 停止するんだ。」

「闇が深まると更に停止が・・・」

「そうだ、早くなる。

 闇魔法は濃縮された闇を囲んでいるのだから

 光のエネルギー等、一瞬で消せるさ。」

「でも俺の闇魔法は光魔法に消されてしまった。」

「それは違う。

 闇を囲う魔力が光に負けたから、

 闇を留めることが出来ずに

 霧散してしまったのだ。」

「という事は光を闇に直接ぶつければ・・・」

「さっき見たいに消滅させる事が可能になる。」

「でもただ魔法を放つと駄目だよね。」

「中級魔法は上乗せは出来ないが、

 少し変える事ぐらいは出来る。」

「なるほど。

 こんな感じか?

 ソンブルラマン!」


手の平の部分から闇が出てしまっているな。


「聞いただけで出来るなんて、凄いじゃないか。

 話す事はこれで全てだ。

 そろそろ苦しみの時間と行くか!」

「その前にこれを見て。」

「人差し指がどうかしたのか?」

「エクレール!」

「なっ!?」


光魔法Ⅲで眩しい光で外界を遮断する。

要するに目潰しだ。


「お前、闇魔道士じゃなかったのか!?」

「そんな事を言った覚えはないよ。」


ちなみに光魔道士軍団も目が見えないから

パニック状態だ。


「さて、この揉め事は俺が始めたからね。

 俺が決着をつけるとするよ。」

「目潰しなんて卑怯だぞ!!」

「お前らと同じ光魔法なんだから

 問題ないでしょう?」

「最初から光魔法を使えると

 分かっていれば・・・。」

「初めて会った相手の能力が分かる人なんて

 いないよ。」

「何て無駄口叩いている間に見える様に

 なったぞ!!」

「そいつは良かった。

 オールサウザンドソード!」

「なっ!?」

「なんて数の剣だ・・・。」

「目潰しは単なる時間稼ぎってね。」

「まさか大魔道士だったとは・・・。」

「闇が最強、光が最強と大騒ぎしている君達には

 永遠に辿り着けない職業だよ。」

「まさか大魔道士は・・・」

「闇と光の熟練者に成って初めて成れる

 職業だよ。」

「そんな・・・私達は今まで一体

 何をしてたんだ・・・。」

「闇を極めたと思ったのに・・・。」

「闇の真髄に達したのは凄い事だよ。

 でもそこで止まったら魔法の極みには

 辿り着けないよ。

 でもこれで闇だ、光だって争いが

 如何にくだらないか分かったでしょう?」

「だが・・・。」

「認めたくないなら、その身に教えてやろうか?」

「くそ・・・。」

「闇魔道士の君も光魔法を覚える事を

 お勧めするよ。」

「・・・分かった。」

「まあ、憎しみは消えないだろうから

 適度に仕返しするのも良いけどね。」

「!?

 復讐しても良いのか!?」

「良いも何も、俺の知る所ではないし、

 貰った物はお返しするのが礼儀でしょう?」

「ちょっと待て!

 そんな理屈が・・・。」

「今までSで楽しんだんだから、

 今度はMも楽しむと良いよ。」

「意味が分からん!!」

「やられる側の快感を味わえって事。

 新たな世界が開かれるかもね。」

「全員撤退!!」

「おっと、間違えてオールサウザンドソードを

 落としちゃったよ。」

「私達の回りに器用に落ちるか!!」

「俺は十分楽しんだし、闇魔法の真髄も知れたし、

 当初の目的の極職について聞いておくかね。」

「ここから出せ!!」

「そのうち消えるさ。

 まあ、それまで精々闇魔道士と戯れてくれ。」

「待っ、待て!

 お前が決着をつけるんだろう!?」

「記憶にございません。」

「そ・そんな・・・」

「それでは、また~♪」

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