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妄想世界~女神の過ち~  作者: 耕一
60/74

第60話~集合~

ん・・・朝か。

インフィの都を出て1日。

後半日程進めば着くはずだ。

さすがに半日で全滅はないだろうから

戦いには間に合いそうだね。

ヒーローは遅れてやって来る・・・

と言いたい所だけど、この場合は

主役の元にかつての仲間やライバルが集まるって

感じかな?

ダージーさんが主役の漫画なら

王道で大盛り上がりに違いないね。

さて、朝食も食べたし、そろそろ向かうかね。


「魔装術Ⅴ・魔翼付与」


走るより早く、直線で進めるから

かなり早く進むことが出来る。

なんとしても間に合わせなくちゃね。


☆★☆★☆★☆★☆5時間経過☆★☆★☆★☆★☆


見えてきたぞ!!

物凄い数の魔物がいるね。

大きな草原で戦っているから見やすいぞ。

空から見る限り、中々善戦しているみたいだね。

もっと苦戦しているかと思ったんだけど、

きっとダージーさん達が活躍しているんだろう。


さて、後ろからこっそりとは行けなそうだから

一発派手にぶちかましてやりますか!

まずはMPを貯めるのに詠唱・・・

は恥ずかしいから黙って貯めて・・・よし!


「オールサウザンドソード!!」


今度は成功だ。

属性もそれぞれ乗っているみたいだし。

狙いは前線よりやや後ろ辺りに・・・よし!

魔物が固まっているから千体以上仕留めれたかな。

魔物はいきなり上から剣が降ってきた事で

困惑している様だ。

お次は勇者の技。

まずは剣を錬成して・・・出来た。

勇者アイルが持っていた剣・勇者の剣だ。

これにHPとMPとEPを貯めて・・・

地上に降りると同時に


「アイルフラッシュ!!」


最前線の魔物を一気に倒したぞ。


「君はコウイチ君!?」

「ダージーさん、無事でしたか。」

「助けに来てくれたのかい?」

「ちょっと遅れちゃいましたけどね。

 あの時助けて貰った恩を、今返しますよ。」

「コウイチ君・・・ありがとう。」


さて、気合いを入れて一気に・・・


「ガッハッハッハッ!!

 ぬるい、ぬるすぎるぞ、魔王軍!!」


スルマ!?

1人で魔物の中を突き進んでるぞ。


「悪い子は滅ぼしちゃうわよ♪」


サクラさんまで!?

しかも女神降臨してるし。


「氷龍波!!」


ヨルンのお祖父さんもこっちに来てたのか。

帰ったはずなのに良く間に合ったね。

しかも俺より早いし・・・ワープを使ったのかな?


魔物がどんどん減っていってるね。

俺が駆けつけなくても大丈夫だったかも?

と思いつつ、もう1つ剣を錬成して・・・出来た。

かつての魔王も封印するしかなかった剣。

魔王剣だ。

ついでに服も錬成して・・・よし!

見た目は転生前の姿に戻ったぞ。


「クロススラッシュ!!」


やっぱり双剣だとしっくり来るね。


「人間如きに手間取りおって・・・。」

「魔王六魔将のシャトーだ!!

 シャトーが前線に来たぞ!!」


噂通りに六魔将が率いていたんだね。


「六魔将は僕が相手をするよ!」


ダージーさんが前に出たぞ。


「いや、わしじゃ!!」


スルマも前に出てきた。


「大丈夫じゃ!

 こちらには六魔将最強のアスーを倒した、

 コウイチがおる!!」


なんて余計なことを。


「コウイチ君が!?」

「コウイチだと!?」

「コウちゃん!?」


スルマとサクラさんも俺がいることに

気が付いたみたいだ。


「コウイチ君!本当かい?」

「さすがわしと引き分けただけの事はあるな!」

「コウちゃん、無事だったのね!

 心配したよ!」


そういえば、サクラさんとは

あんな別れ方だったっけ。

泣きそうな程心配してくれていた様だよ。

・・・少し嘘臭いのが気になるけど。


「あのアスーが倒されたなど、信じ難いが・・・」

「どうやら本当だった様だ。」

「だがアスーは数十年前の強さのまま。」

「今の我らの足下にも及ばぬ。」

「我らの前に姿を現したことを後悔するが良い。」


残りの5人が勢揃いってね。

要するにコイツらを倒せば、

この戦いは終わるって事だ。


「アスーが足下にも及ばぬじゃと・・・?」

「心配ないよ、ヨルンのお祖父さん。

 俺1人でも大丈夫なくらいだしね。」

「本当かい、コウイチ君!!」

「驚かなくても、ダージーさんでも倒せるよ。」

「えっ?

 ・・・そうか、コウイチ君は孔雀眼を

 持っているんだったね。」

「そういうこと。

 だからこの戦いは俺達の勝利が確定したよ。

 馬鹿な六魔将が揃って前に

 出て来てくれたからね。」

「随分嘗められ!?」

「ガッハッハッハッ!!

 油断しすぎだ、六魔将!!」


スルマが端にいた六魔将の1人を殴ったぞ。

ちなみに名前はドメーヌだ。

残りはベーレン・クラッハー・ノーブル。

何だか甘そうな名前だけど、

覚える必要はないかな。

ここで全員倒しきるしね。


「みんな!スルマ君に続くよ!!」


ダージーさんの号令と共に全員が六魔将、

魔物に向かって行く。

やっぱりこの場の主役はダージーさんだね。

となると脇役の俺は脇役らしく

雑魚魔物の相手と行くかね。

ダージーさん、スルマ、サクラさんが

六魔将の相手をしている分、

他が手薄になってるし。

さあ、もう一踏ん張りだ!!

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