第六討伐班最終章 四十一話~最終話
第六討伐班最終章
一話~決意~
翌日、、、
動画撮影の準備が整い
カメラを手に取る
、、、、、
、、、、、、録画開始ボタンが押せない
ためらってる
少し時間をおくか
二分後、
よし撮ろう
カメラを回す
〈俺〉「どーもー
おはこんばんにちはー
あき、
アキリンでーす、、、
ダメだ、涙が、、、
この動画が最終回でーす、、
、、、、
先ずは拠点紹介、イェーイ
昨日建てた拠点ですが、、」
必死に涙を堪えても
涙腺は嘘をつかない
〈俺〉「いやー、この毒ナイフとも
お別れかぁ、、、、
ダメ、ごめん、涙が
四年前にBase storeで買ったナイフ
ようやくAmazonでも販売が決定しましたー
リンクは概要欄に貼ってるのでそこから
飛んでください」
二話~狩りの撮影~
俺はカメラを頭に付け
サーベルと毒ナイフを持って
狩りに出た、、、
〈俺〉「ここに来たのは何回目でしょうね、
いや、いやほんと五年も続いたよ
最初は未成年でサバイバルの戦略を練って
二十歳になり毒ナイフを買って
あっ、この木、覚えてますか?
パイセンとふざけて傷を付けた木、
懐かしいなぁ、」
そこにワニ型のモンスターが現れる
〈俺〉「今夜はワニがご馳走ですねー」
走って通り過ぎざまにサーベルで斬る
一撃で仕留めた
〈俺〉「最初は倒すのに何分かかった事か、
っじゃ、剝ぎ取るか、ここは何時も通り
モザイクです」
思い出話しをしながら拠点に帰って
料理をする
〈俺〉「油にドボーン」
最後も手抜き料理
〈俺〉「最後に、今までありがとうございました
色々バカやってましたが、皆さんのおかげで有名になれた
色々言いたいけど時間です、それでは今まで
、、、、、、、ご視聴ありがとうございました、、、、、」
カメラを止めると同時に涙が溢れる
もう仕事に戻らなきゃ
拠点をかたずけるその途中、デットが来る
三話~デットの過去~
〈俺〉「何しに来た?」
〈デッ〉「ちょっと話があって
俺、この事話そうと思った」
〈俺〉「なんの事?」
〈デッ〉「実は俺、片目と
両手が機械でできてるんだ」
〈俺〉「それを何故今?」
〈デッ〉「爆鳥戦で死ぬかもしれねぇだろ
お前に心を開こうと思って」
〈俺〉「おう」
〈デッ〉「二年前親に両手を切り落とされて
捨てられた、そこにマフィアが来て義手をつけて
もらった、それで命令に従って色々殺して来た
それでデットと名付けられた、でも俺の本当の名前は
理十霧・レツ
コノハの義理の弟だ」
〈俺〉「そうだったのか、」
〈デッ〉「それだけだ、爆鳥戦、頑張ろうな」
〈俺〉「おう」
〈デッ〉「っで、何で隠れてる」
四話~鬼狐の過去~
〈鬼狐〉「ばれたならしょうがねぇ
お前の話は聞いた、
俺も話そうじゃねぇか
俺は半妖、くらいしか話せねぇ
村で暴れて神社に封印された」
〈俺〉「何で男のふりをするんだ?」
〈鬼狐〉「母親は魔狐、父親は人間
ただ単に父親に憧れただけだ」
〈俺〉「爆鳥戦、絶対に生きて帰ろうな」
〈デッ〉「フラグ乙」
〈俺〉「ガチでフラグになるからやめろ」
翌日、、、
会社に向かう
オフィスを開けると何時ものメンバーだ
俺は爆鳥戦に向け様々な準備をして来た
〈俺〉「全員準備はオーケーですか?」
〈鑑〉「爆鳥戦は明日だぞ」
〈俺〉「え?、
えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
いや、好都合だ
今の内に最後の動画を編集してアップしよう
カタカタカタカタカタカタ
〈鑑〉「でも、こんな暇な日は今日で最後かもね」
〈俺〉「最後にさせません、
必ず生きて、、、、」
五話~作戦会議前半~
翌日、、、
第六討伐班は全員いる
午前中は会議
午後は火山周りを制圧
実際に突撃するのは次の日
だから念入りに作戦会議だ
先ず会議の環境を整える所からだ
全討伐班で仕掛ける
スカイプを繋げる
第一討伐班班長が話し出す
〈第一〉「全員揃ったか?」
〈一同〉「はい」
〈第一〉「先ずこの作戦はウェーブ、段階に分けて
行動する
今回の会議も含まれており今回の会議が
第二ウェーブ、一様聞くが
第一ウェーブ、個人の準備は出来てるか?」
〈一同〉「はい」
〈第一〉「それでは第二ウェーブ
作戦会議を始めよう
先ず第三ウェーブは火山近辺に拠点を建て
現地住民を避難させる
第四ウェーブは火山の熱で上に上がる空気を利用して
毒ガスで蓋をする
第五ウェーブは火山に強力な爆弾を落とす
それでだいたいダメージをくらうだろう」
〈俺〉「いや、まて危険です、
奴らは腹のなかで爆破を起こしそのエネルギーを
圧縮して口から吐き圧縮を解放させ爆破を起こす
爆弾を入れたら火山もろとも吹き飛ぶ」
〈露亜〉「爆弾は辞めて別のガスで
火山もろとも冷却し奴らを瀕死にさせよう」
〈第一〉「その量のガスを何処で入手する」
〈グラ〉「ガスならサバイ」
〈俺〉「まて、お前が言う必要はない」
〈グラ〉「いや、場合が場合だ
天秤にかけてみろ、」
〈俺〉「分かった」
六話~作戦会議後半~
〈グラ〉「ガスなら俺らサバイバル勢が
どうにかしよう」
〈第一〉「グラベラ、お前」
〈俺〉「趣味がサバイバルで何が悪い
今は作戦に専念すべきです」
〈第一〉「分かった
第六ウェーブはガスマスクをかぶり
一部火山内部に潜入
奴らは空を飛んでる
パラシュートを装備し落下しながら羽に攻撃し
地面十五メートルでパラシュートを開き着地」
〈時雨〉「火山内部を冷却した事により
気圧が変化し蓋役のガスがだんだん下に下がってくのでは?」
〈第一〉「蓋用のガスはあくまで奴らを外に出さない為の
臭いガスだ、このガスが奴らより下に行けば奴らは
奴らは飛んでいくだろう
その前に奴らを駆除するんだ
さらに第七ウェーブで残りの討伐班が潜入
これで全てだ」
〈鑑〉「切り札もあるから充分だね」
〈第一〉「では第三ウェーブ開始」
七話~戦闘前~
様々な者に協力を受け
拠点を半日で火山の周りを囲う
第四ウェーブ、
全研究班と協力し火山をガスで蓋をする
次に火山に横穴を開けそこから
全国のサバイバル勢で冷却ガスを注入
この様子はテレビで全国中継されてる
時雨の予想通り蓋用ガスが下がっていく
〈俺〉「もう少しで戦闘だ
準備は出来てるか?」
〈デッ〉「ラブレスを積んだヘリが火山上空をホバリング
してる」
〈鬼狐〉「この時の為に大剣を用意した」
〈俺〉「着地前には手放すんだぞ」
〈鑑〉「僕の刀は刃こぼれがないようだね
秋刄君、切り札には連絡してあるかい?」
〈俺〉「連絡済みです」
鑑は監視カメラを頭に付ける
〈鑑〉「コレでよく見える」
〈時雨〉「僕のこの杖が使える日が来るとは」
〈俺〉「時雨、その杖は一体なんなんだ?」
〈時雨〉「お楽しみ」
電話が来る
〈第一〉「そろそろ戦闘だ
防寒具は着用したか?
ガスマスクを付けたか?
パラシュートを装備したか?
武器は持ったか?
それでは、行けぇぇぇぇぇぇぇぇ」
俺らはデットのヘリに乗り
火山上空からダイブする
八話~決戦~
蓋用ガスを抜けると
クソ寒い
俺はサーベルを持ち落ちながら爆鳥を切ってゆく
真っ先にパラシュートを開き着地したのは鬼狐
下で大剣を掴み振り回してる
次に上から大量の棺が降ってくる
デットの武器だ
〈デッ〉「ラブレス全起動」
鑑はパラシュートを装備してない
壁を斜めに駆け下りてく
やはり化もんだ俺はパラシュートを開き着地
上を見上げると時雨が杖を掴み持ち手を外すと
中から刃物が出てきた、仕込づえだ
刃物は伸びて周りの爆鳥を切り裂いて行く
時雨に切られた爆鳥は落ちて行く
毒まで塗ってあるのか
サーベルをしまい棺を開けマシンガンをとる
〈俺〉「デット、かりるぜ」
ある程度蓋用ガスが下がってきた
スマホで外部に連絡する
〈俺〉「蓋用ガスが下がってきました
早く第七ウェーブを」
その時爆風で飛ばされる
爆鳥が暴れて回ってる
そこらじゅうで爆発してる
〈??〉「グォォォォォォォ」
なんだこの鳴き声は
爆鳥の鳴き声じゃないぞ
〈鑑〉「どうやら別の竜がやって来たようだね
そっちの対処で残りの討伐班はこっちに
来れないみたいだ」
九話~応援~
〈時雨〉「こいつらきりがない」
〈デッ〉「クソ
上から別のモンスターがやって来た」
〈鬼狐〉「まて、モンスターの上に人が乗ってるぞ」
〈俺〉「切り札到着だぜ」
〈理十〉「パワーウルフを飼いならせた」
〈鑑〉「最悪だ、爆鳥の攻撃で千里眼(片目)を潰された」
〈俺〉「マジか、今行く」
俺は鑑の元に走るが上から爆鳥が飛んで来る
間に合わない、リーダーはここで死ぬのか
その時爆鳥が真っ二つになる
〈露亜〉「周りには俺が見えねぇが
俺は周りが見える」
俺は鑑の元にたどり着く
〈露亜〉「ここは任せた」
露亜は爆鳥に飛び乗ろうとしたが失敗して
爆鳥のクチバシが露亜に飛んで来る
〈俺〉「ろあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
爆鳥のクチバシはバラバラなった
クチバシを斬ったのは
、、、、、鑑!?、、、、
肉眼は使えないんじゃ!?
〈鑑〉「弟が見えない兄はいないよ」
ほとんど爆鳥を減らした
俺はサーベルで爆鳥に斬りかかる
が爆鳥は口を開けた
食われる、、、
その時鑑が俺をかばって、、、
鑑は赤く染まった、、、、、
その時大剣が鑑を殺した爆鳥を貫く
あと一匹残ってる
そこに別の竜の死体が落ちてきて
爆鳥を潰す
終わった、、、、
最終話~我々は最善を尽くした~
あれから二日、、、、
オフィスで今までの動画を見てた
でも鑑の事が頭から離れない
露亜がオフィスに入って来る
〈俺〉「俺が鑑班長を、、、、」
露亜に殺されてもおかしくないな
〈露亜〉「お前は最善を尽くした
兄は最善を尽くした
第六班は最善を尽くした
我々は最善を尽くした」
〈俺〉「怒れよっ、俺が、、、
鑑班長を、、、」
〈露亜〉「攻める気はない、
それで兄は報われるか?」
〈俺〉「でも、、、」
〈露亜〉「朗報だ、今日から
第六班のリーダーはこの俺だ
俺は兄ほど優しくないが
鑑は鑑だ
今日から俺が鑑班長だ
背負って生きたいならそうすればいい
サバイバル勢はそこまでメンタル弱くないと思ったが」
〈俺〉「俺はもうサバイバル勢じゃ」
〈露亜〉「お前が泣きながら撮った最終回の
コメントを見ろ」
コメント欄は誰もが復帰を願ってた
涙が頬を伝う
〈露亜〉「この世界は進化していく
最初はみんなガキだ見た目も心も
見た目が成長しても心はそのままのやつがいる
しかしそれは誰かによって進化させられ
子供じみた発想は捨て
大人の考えへと進化して行く
その途中で様々なモノを捨てる事になるだろう
だが、大人になっても
、、、、、趣味は捨てるな、、、、、」
その答えは一生忘れないだろう
END
ここまで見ていただきありがとうございました