第六討伐班一章 一話~十話
この作品は魔性貴族や鬼食いとはなんのつながりもありません
第六討伐班一章
一話~平凡な生活~
今日は連休
俺は今、山の中にいる
とりあえず拠点を立てテントを張る
そしてカメラをまわす
〈俺〉「どーもー、
おはこんばんにちは
アキリンでーす
今回は危険度4の猿獄山で二泊三日
サバイバルをしまーす
今回の持ち物もいつも通りでーす
拠点はこんな感じでーす
何時も通り有刺鉄線で囲んでるから
でかいモンスターは入ってこれませんね」
さっき建てた拠点を紹介する
〈俺〉「こちらが先日Amazonで買った
高性能ロカ装置でーす
どんな液体も真水にする装置
24万円でーす、リンクは概要ランに貼ってあるので
そこからとんでください
さてと、食料を狩ってきまーす」
カメラをとめる
そうすると毒蛇が飛んできた
コレは使える
毒蛇を殺し毒を瓶に詰め
肉を食料保存BOXに入れる
二話~敵出現~
サーベルとライフルを持って狩りに出る
そこで別の動画投稿者に会う
しかも同じジャンルだ、よしっ
カメラをまわす
〈俺〉「こんばんは、」
〈人〉「こんばんはー、
ひょっとして君もサバイバル勢」
〈俺〉「はいそうです、それでは恒例の」
〈人〉「せーのっ」
〈俺・人〉「交渉コーナー、イエーイ」
〈人〉「とりあえず殺傷能力の強い武器が欲しいね」
〈俺〉「ならコレはどうですか」
毒入り瓶に湿りやすいナイフを入れて渡す
〈人〉「それ決定です」
低コストだが毒が見つかりずらい今
結構価値がある
〈人〉「それじゃぁ、
解毒薬三本」
〈俺〉「あざーっす」
そこから別かれて晩飯を探す
そこに巨大な猿がやって来る
幸い仲間は連れてない様だ
こいつの爪には麻痺性の毒が付いてる
この爪で獲物を麻痺らせ巣に持ち帰って
小猿に分け与える習性だ
俺はカメラを頭に固定しサーベルを抜いて
猿の喉仏にサーベルを突き刺す
そのままサーベルを手放し
ライフルに持ち替え眉間に発砲
猿は生き絶える
某狩りゲーの様にバックに
持てる量だけ肉を詰める
三話~その夜1~
帰還、、、、、
カメラをまわす
手早く料理して食べる
水は特殊な木を切れば出てくる
拠点を建てるコツは
開けた場所で
水が手に入る場所
それに光が届く場所
あとは経験だ
その時悲鳴が聞こえた
同時に北側が一瞬光った
何らかのSOS信号だ
サーベルとライフルを持って
い急いで向かう
俺の拠点は様々な事を考慮し
信号を送れば派手に光る設計になってる
その場所に到着したが遅かった
さっき交渉した人だ
酷く食い荒らされてる
鈍い匂いが辺りに広がる
マズイ、この匂いを嗅ぎつけ
別のモンスターがやってくる
墓に入れてやりたかったが時間がない
しかしこう食い荒らして中途半端に残して
消える奴は早々いない
先ずさっきの猿じゃない事は確か
とりあえず持ち物を物色して
日が昇り明るくなったらここに戻ろう
渡した毒ナイフは無かった
使ってくれた様だ
拠点に戻る
四話~不思議な少年~
翌日あの人の死体を埋め墓を建て
拠点に帰る途中一人の少年が横切る
身なりはだいたい中学生くらいだ
それに少年は何も持ってない
未成年はサバイバルをしてはいけない法律がある
俺は少年に声をかける
〈俺〉「おいそこの君、
子供はサバイバルしたらダメだぞ」
〈少年〉「ただ散歩してただけだ
それに俺強いから大丈夫」
〈俺〉「丸腰の子供が何をいってる
家は何処だ?送ってってやる」
その時左から狼型のモンスターがやってくる
俺はサーベルを抜く、その時、
少年は一瞬で狼の横に行きナイフで狼の頭を突き刺す
少年は丸腰だったはず!?
よく見ると少年の手首の下に溝が出来てる
少年はナイフを手の溝にしまう
〈少年〉「っね、強いだろ」
俺は言葉が出なかった
少年の手をもう一度見ると
全ての指の爪にアルファベットが書いてある
〈少年〉「お前さぁ、驚くのは分かるけど
もっと周りに目を配った方がいいぜ」
俺は周りを見渡すと
狼型のモンスターに囲まれてた
その時ヘリが真上にホバリングしてる
〈少年〉「ラブレスC投下」
少年の左中指の爪に刻まれたCって文字が
青く光った
そこに狼型のモンスターが飛びかかって来た
五話~殺戮の天才~
ちょうど狼型が少年に近づいた時
上から青い棺が落ちてきて
狼型を叩き潰す
少年はその棺を開け、中からチェンソーを取り出す
この棺はチェンソーのケースの様だ
少年はチェンソーを握り締め狼型を片っ端から
切っていく
何でこんな幼い少年が
重そうなチェンソーを振り回してるんだ?
俺は微動だりできなかった
辺りは血で染まってく
気付けばこの空間には
俺と少年しかいなかった
あとは無残な肉片が散らばってる
ゆっくりヘリが下りてくる
〈少年〉「っじゃ、俺帰るわぁ
お前弱そうだから危険な時は
この連絡先に連絡してな
っじゃ、まったねぇ」
少年は電話番号を書いたカードを渡すと
ヘリに乗ってどっかへ行った
侮辱されたが言い返せなかった
てか録画しとけばよかった
絶対再生数伸びたのに
まぁモザイクかけないと動画消されるけど
とりあえず落ち着いた、、、
拠点に帰ろう
そして拠点を整理し片付け
家に帰った、、、、
六話~出勤~
連休が終わってまた仕事
会社に到着
何の会社か説明すると
危険なモンスターを討伐する仕事
でも別のメンバーが主に討伐に
向かうよう指示される
俺は第六班に所属している
しかし第六班はあまり指名が来ない
だから給料も少ない
なぜ指名がこないかと言うと
メンバーが俺含め三人しかいない
会社に着くと班長である鑑・露雨が
一番奥の席に座ってる
あともう一人は今日もサボってる
鑑は今日も天然パーマでハットを被り
同じ色の和服を着てて
いつも腰に刀をぶら下げてて
窓から外を見てる
〈俺〉「鑑班長、おはようございます」
〈鑑〉「あぁ、君ね、おはよう」
〈俺〉「彼奴今日も休みですか?」
〈鑑〉「あぁ、僕には連絡きてないよ」
鑑班長は棒の付いた飴を舐め始める
〈俺〉「っで、今日も待機すか?」
〈鑑〉「そうだねぇ、そろそろ動き始めようか
出来るだけ達人を揃えに行こうか
まぁ僕は作戦練ってるから君が探して来てね」
〈俺〉「チッ、分かりました」
じゃぁ彼奴に連絡するか
一つ言い忘れた、鑑は
、、、、、、千里眼の持ち主だ、、、、、、
七話~誘い~
俺はあの時の少年に連絡する
〈少年〉「なに」
〈俺〉「お金が欲しいか?」
〈少年〉「あぁ」
〈俺〉「仕事をしないか?」
〈少年〉「なんの?」
〈俺〉「モンスターを仕留める仕事だ」
〈少年〉「なぜ俺に?」
〈俺〉「たまたま」
〈少年〉「まぁ、毎日暇だからいいよ」
〈俺〉「明日の正午、三番街の芸術の塔に集合な」
〈少年〉「オーケー」
、、、、翌日、、、、
芸術の塔に到着して
2分後に少年はヘリに乗って来た
〈俺〉「自己紹介は後だ、会社に向かうぞ」
俺はヘリに乗る
〈俺〉「未成年に運転は任せられない
俺に変われ」
だがヘリの操縦機が見つからない
〈少年〉「このヘリ、俺の指で動いてるから」
少年の右の薬指の爪が光る
ますますわからなくなってきた
電気を操ってるのか?
千里眼の持ち主がいるなら
そんな化け物が存在してもおかしくない
会社に到着
〈鑑〉「やっぱり、連れてくると思ったよ」
〈少年〉「ここが会社かぁ」
〈俺〉「こいつ、いろいろといかれてますよ」
〈鑑〉「君、お揃いだね」
〈少年〉「なにがだ?」
〈鑑〉「目、片目、自分のじゃないでしょ」
少年は驚く、、、
〈俺〉「図星、やっぱり人間じゃないのか?」
〈少年〉「あまり詮索しないでくれ」
〈鑑〉「自己紹介をしようか」
八話~腕試し~
〈鑑〉「僕は鑑露雨、この班のリーダーだよ」
〈俺〉「俺は秋刄空これといって
役目はない」
〈少年〉「俺は、、、デット、
サイボーグだ」
〈鑑〉「それじゃぁ腕試しといこうか」
鑑は腰に付いてる刀に手を添える
デットは左ての人差し指と中指を
右手の指で挟んで引っ張ると第二関節から抜けて
取れた方の指には刃物が付いてた
指が抜けた穴を鑑に向けると
その穴から銃弾が出てきた
鑑は銃弾を摘んで止めた
やはり鑑は化け物だ
〈鑑〉「これが全てじゃないよね」
デットは指を元あった穴にはめ
あの時の様に手からナイフを出す
しかし鑑はナイフを摘んで止める
〈鑑〉「こんななまくらじゃ何にも切れないよ」
〈デッ〉「その目に何が映ってる?」
〈鑑〉「さぁね、戦意喪失だね
まっ採用、ようこそ、第六討伐班へ
早速上の人物に報告するね」
〈俺〉「これで指示が来れば良いのだが」
九話~久しぶりの指示~
二日後、、、、、
会社に着きオフィスのドアを開ける
鑑とデットがいた
〈デッ〉「指示とやらが来たぜ」
〈鑑〉「現場は湿地帯に潜む殺人龍を討伐
ここ最近でモンスターが各地で暴れ出し
討伐班が不足してたらしい」
〈俺〉「拠点はありますか?」
〈鑑〉「村がある
しかしどうもその村は貧しいようだ」
〈俺〉「救援物資を大量に持って行きましょう」
〈デッ〉「運搬用のヘリなら持ってる」
〈俺〉「何者だ?」
〈デッ〉「タダのマフィアだ」
〈俺〉「初耳だぞ、鑑班長、この事は」
〈鑑〉「僕には全部見えてるよ」
〈デッ〉「とりまコンテナの中カラにしねぇとな」
〈俺〉「何が入ってるんだ?」
〈デッ〉「主にバッテリー、武器
爆弾やナイフといった消耗品に
ルーターとか」
〈俺〉「何と戦ってる!?」
〈鑑〉「デット君の詮索はやめておいてね」
〈俺〉「鑑班長、村の事も想定して
指揮は俺がとってもいいですか?」
〈鑑〉「僕は斬るだけ、
ターゲット以外は君たちが決めていいよ
ただ食事と寝床は欲しいな」
〈デッ〉「あんた隊長だろ
本当にそれでいいのか?」
〈鑑〉「うん」
〈俺〉「任せてください」
十話~事情聴取~
様々な物資を村に持ち込み
村に到着、、、、、
村人に話しかける
〈俺〉「先ずどんな龍ですか
形や生態教をえてください」
〈村人〉「奴はぬかるみを泳ぎ
釣り人を丸呑みするんだ
体はとても長くて強力な毒を持ってる」
〈俺〉「なるほど、光や音に敏感だったりとかは?」
〈村人〉「奴は血の臭いに寄ってくる」
〈俺〉「なるほど、しかし夜ですね、
少し宿をお借りしてよろしいでしょうか?」
〈村人〉「いいですよ」
作戦会議、、、、
〈俺〉「作戦はこうだ、
生きた魚を細切れにして
爆弾と一緒にぬかるみに放り込む
相手のテリトリーも把握してる
どうやら奴は釣り人がいる場所によく
出る様だ」
〈デッ〉「それよりもっと楽な方法がある
その時のお楽しみだ」
〈鑑〉「僕の出番は無さそーだ」
〈俺〉「明日実行するそれと俺は村人に話しがある
だから先に飯を食っててくれ」
〈デッ〉「おう」
二章に続く