表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

午後

その後、神志名琴果という少女に何かの書類を渡され、どうやって帰ってきたのかが記憶に残っていないが連絡先をいつの間に交換していたのであろう、ケータイには日を改めてまた連絡させていただきます、という絵文字もないシンプルなメールが届いていた。


正直、あの少女の話は信用出来なかった。

証拠もなく自分がウイルスを削除しなければならないこともそうだが、何よりコンピュータが世界を襲うのか?しかも、コンピュータが発達しているならそれなりにウイルスを対策するソフトも作ることができるはずだ。何故自分が…?あり得ない。


考えつつもやることがなくなった俺はベッドに横たわり天井をぼーっと見つめていた。

あの少女は一体何がしたいのだろう。それに—見た目は自分より幼いように見えたのだが…。相手は自分のことをよく知っていたのに俺は相手のことを全くと言っていいほど知らない。

何処がで会ったことがあったのだろうか?



▲▽△▼



「うー、ん…」


いつの間にか寝ていたようだ。時間を確認しようと体を起こす。

1時間ほど過ぎていた。

特に用事もないので神志名から渡された書類を見ようと内容に目を通す。


名前、性別、誕生日、身長…自分自身のことを書けばいいらしい。


名前と性別には恐らく神志名が記入したであろう如何にも女の子が書くような丸い字で書かれている。

書類って本人以外に書いていいものなのか…と内心思いつつもまだ記入していない欄に自分のことを書く。


「ふわぁ、あ…」

先程寝ていたせいか、今も欠伸が止めどもなく出てくる。ダルい。


全て記入をした後、ふといつ連絡が来るのだろうかと思い出す。

それに…最近はコンピュータで必要なことを済ませてしまっているのに手書きは殆どないはずだ。

詳しい話は今度なのだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ