1話
この投稿ペースいいわー。
ところで、恋愛タグはつけた方がいいのだろうか
ギルドってのは冒険者や商人など、国とは違う面で社会に貢献するヤツらが国と対等に渡り合ったり、互いに交流したりする為に集まった組織のことだ。
んで、ギルドホームってのは国内各地の中核市(地域の中心の都市のことらしい)にあるギルドの支部のことで、ギルドのヤツらってのはここを活動拠点にし、一般からのギルドへの以来はここで受け付けている。
俺の拠点、アライン冒険者ギルドホームは名の通りアラインという俺やユイリンが住む小さいがそれなりに活気のある町にある。
そのギルドで御前大会への申し込みを済ませたところで俺は懐かしい顔達と出会った。
「ガルス!久しぶりだな!」
「久しぶり~」
「あぁ、キール、メイ。元気か?」
俺に話しかけてきた男はキール・イフリート。隣にいる女はメイ・ルーラー。キール達と俺とユイリンは幼馴染みだ。
「おかげさまでなんとか、と言いたいんだが……」
そう言ってメイの方を向くキール。
「何かあったのか?メイ」
「今日の依頼中にオーガのパンチを盾で防いだら右腕骨折しちゃった」
「しちゃった、ってお前……。まぁ、大事にならなくてよかったな。」
3mの巨体を持つオーガ(悪鬼)のパンチは大木をも貫く。
人間なんぞがモロに受けたらタダゴトじゃすまない。と言うか、死ぬ。 メイの細い体のどこにそれを受け止めるパワーがあるのだろうか……。そう考えているとキールがふたたび話しかけてきた。
「ところで今日はどこに潜っていたんだ?」
「今日はどこにも潜ってない。昨日アルザスから潜ってきたばっかだしな」
「お前、そんなとこ行ってたのか。」
「何となくな。だがそこでコイツを手に入れた。」
そう言って腰に掛けておいたダモクレスを見せてやる。
「へぇ、すげぇモンじゃないか。」
「それをユイリンに自慢したらそんなに自慢するならその剣で御前大会に出てみろ、って言われた。んで、その登録に来た。」
俺がそう言うとキールは苦笑いした。
「ユイリンもお前も何やってんだか。」
「少なくとも俺は本気だぜ。何てったって勝てばユイリンと結婚できるからな!」
そう言うとキールが何か言うより先にメイが反応してきた。
「え~っ!何ソレ!本気~!?」
「あ、あぁ。そうだが、どうした?」
「……ううん、何でもないよ。んじゃ、またね~。」
「あ、オイ!?」
久しぶりに会ったんだからもう少し話したかったんだが、引き留める間もなくメイは行っちまった。それを追ってキールも行っちまったんで、俺もその日はもうギルドホームを後にした。
何回も修正を繰り返すのが僕の主義。