人でなしと呼ばれて社交界を追放された子爵令嬢は、朗読係として盲目の将軍を癒す
<他サイトで投稿中の改タイトル版です>
大英帝国の都ロンドン、一八〇六年。
トラファルガーの海戦で婚約寸前だった想い人を亡くし、さらにその後のある出来事によって社交界で悪評を立てられてしまった子爵令嬢ジュリエットは、ひっそりと馬車に揺られて逃げるようにロンドンを離れた。
「手紙・書類の朗読及び代筆係求む。貴族の女性らしい美しい文章を書ける方。容姿・年齢不問」
この風変わりな求人広告だけを頼りにとある荘園を訪れたジュリエットは、雇い主が誰であるかを知らされて驚愕する。
その名はロバート・グリーンウッド将軍。ネルソン提督の右腕として、イギリス海軍を勝利に導いた立役者の一人だ。だが彼は、なぜか絶望のどん底で世間に背を向け、領地に引き籠っていた。
ロンドンでの評判を耳にしていたロバートからもメイド頭からも歓迎されないまま、ジュリエットは屋敷に滞在することになったのだが、どうやらロバートが引き籠っているのには理由があるようで……?
※他サイト(エブリスタ様、カクヨム様)でも別タイトルで連載中です。時代と場所は特定していますが、架空の物語です。実在の人物とは一切関係がありません。また、当時の世相や風俗、社会常識、あるいは地理的情報については史実に基づいて記載してある部分もありますが、作者の創造によるものも多いことをご了承の上、お読み頂ければ幸いです。
大英帝国の都ロンドン、一八〇六年。
トラファルガーの海戦で婚約寸前だった想い人を亡くし、さらにその後のある出来事によって社交界で悪評を立てられてしまった子爵令嬢ジュリエットは、ひっそりと馬車に揺られて逃げるようにロンドンを離れた。
「手紙・書類の朗読及び代筆係求む。貴族の女性らしい美しい文章を書ける方。容姿・年齢不問」
この風変わりな求人広告だけを頼りにとある荘園を訪れたジュリエットは、雇い主が誰であるかを知らされて驚愕する。
その名はロバート・グリーンウッド将軍。ネルソン提督の右腕として、イギリス海軍を勝利に導いた立役者の一人だ。だが彼は、なぜか絶望のどん底で世間に背を向け、領地に引き籠っていた。
ロンドンでの評判を耳にしていたロバートからもメイド頭からも歓迎されないまま、ジュリエットは屋敷に滞在することになったのだが、どうやらロバートが引き籠っているのには理由があるようで……?
※他サイト(エブリスタ様、カクヨム様)でも別タイトルで連載中です。時代と場所は特定していますが、架空の物語です。実在の人物とは一切関係がありません。また、当時の世相や風俗、社会常識、あるいは地理的情報については史実に基づいて記載してある部分もありますが、作者の創造によるものも多いことをご了承の上、お読み頂ければ幸いです。
第一章
第1話 いずれほとぼりも冷める
2025/08/15 18:10
第2話 翼をもがれた鳥
2025/08/15 18:11
第3話 招かれざる客
2025/08/15 21:02
第4話 不思議な求人広告
2025/08/16 10:53
第5話 英雄が、なぜ
2025/08/16 18:25
第6話 お会いします
2025/08/17 09:15
第7話 その瞳に映るものは
2025/08/17 18:19
第8話 いいだろう、見極めてやる
2025/08/18 12:41
第9話 客室にて
2025/08/18 21:08
第二章
第10話 ある青年士官の死
2025/08/19 10:05
第11話 他人の不幸は蜜の味
2025/08/19 20:14
第12話 気の毒なマーシャ
2025/08/20 20:05
第13話 腹が減っては戦はできぬ
2025/08/21 18:28
第14話 渇望
2025/08/21 21:26
第15話 手紙を書いてほしい
2025/08/22 21:21