一見百聞
どうも 遠野へんぼく。
へんぼくと申します。
ちまちま視聴回数を確認していると、思うことはやはり視聴者 つまりはお客様の反応というのは動画だとわかりにくいですな。
コメントは特にかかれてない事の方が多いので、まぁLIVEでもやれよということか、どこかの劇場や施設でやらないと反応はわかりません。
手応えという確たるものがなければ次に進めないということも僕に限ってはないんですがね。
どこかの政治家が、客観的に判断できるとのたまわったように、僕も大体わかるんですよ。
スベったなとか、一笑いぐらいは起こせたな。
実物をみるというのは 意外にも多くの情報が身近にあるものです。
物見たら大抵のことは、客観的にみなくても大まかに分かるものです。
見ると聞くとは大違い。
百聞は一見に如かず。
こんな言葉があるように、僕たちは見る事に結構信頼を置いている事があります。
今回は、実際に見るという事が大事だというお話しをさせていただきます。
これこれお話しする男は、そこそこ大きな不動産会社に勤務する名前をそうですな A男とさせていただきます。
このA男、見てくれは、ソコソコ良くて、軽薄なといってはアレですが、物事を適当に過ごしたいタチでして、お客様の事よりいかに仕事を楽できるか、そんなことを平気で考える男でした。
そんなA男が、この不動産会社に入れたのも付き合った彼女のコネでした。
結婚するにあたって、重役ではないにしても一会社員として働いているという世間体は欲しかった彼女に紹介されるまま、営業所で働くことになりました。
不動産の営業は基本的に物件の売買や賃貸です、お客様あっての商売色々聞かれて答えても、契約に結び付くことは中々難しかったりします。
一生にそう何度もあるようなものじゃありませんから、お客様も慎重になるのは当然っちゃ当然です。
しかしこのA男 、その事で中々面倒だと感じてしまう性格が出てしまいそうになります。
はじめの頃は、そこはグッと我慢しました。
我慢して我慢してポーンとはじけました。
もう面倒だな 2ヶ月も我慢できたんだから、もういいやと思ったんでしょうな。
2ヶ月後には手を抜く事にしました。
丁寧に対応しようが、契約取れるかなんてわからないなら、もう成り行き任せで良いじゃないかと思うようになります。
電話で何か良い物件がないかと聞かれたら、良い物件は残っていませんねと答えて、電話を終わらせたり。
1件目と2件目迷っているんだよねと相談されたら、ラッキーナンバー調べたらどうですか、そんな雑な手の抜きかたでした。
勿論そんなことしていたら、上司の課長に話がいき、面談が行われます。
「どんな応対をしたんだA男」
顔をしかめった課長は、A男の呆れてしまいます。
「A男 私達は金額の大きな商品を扱っているんだよ?」
「はいわかっています」
「人生における大きな価値をもつ買い物に、対応出来ないのは問題だと思わないのか? ちゃんとお客様の要望を聞いて二、三件紹介して、その物件をアピールしていけばこんなことにはならないよ 今後の改善をいってみなさい」
何度もお客様に説明するのが面倒だったA男は物件のセールストークを省いていきたい。
「大事な物件であるならお客様の目は物件のみに注がれるべきで、 セールストークを聞いてもしょうがないでしょう 百聞は一見に如かず、お客様見て決めさせていくのはどうでしょうか」
その言葉に反省の色が見えない課長は真っ赤になって怒鳴ります。
「いいか 不動産ってのは、位置を聞いて住居をわかったり、一目見てわかる賢いお客様だらけの甘い商売じゃないんだ」
「はい」
「面倒だからって投げやりにするのはもっての他 わかってんのか」
「すいません」
ものすごい剣幕に萎縮してしまいます。
「見てわからない節穴のお客様を相手に、何度も馬の耳に念仏を唱えて、門前の小僧習わぬ経を読んだつもりにさせて、契約させるのが基本なんだ 一見させて売れないよりも百聞させて一件の契約が基本なんだ」
とまぁ中々ひどい会社もあったもので、結局同じ穴のムジナでございました。
今回の話はおしまいでごさいます。
一見のお客様に、百聞してくださるお客様共に大切にしていきたいですな。
それでははこの辺で
へんぼくをよろしくお願いいたします