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探偵さんと少年  作者: 赤坂 桜
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日常の崩壊

 靴箱で靴を履き替える、「おはよー」こいつは友達の智也(ともや)だ「おはよ」「一緒に教室行こうぜ」「へいへい」智也は小学校からの友達で親友だ、「今日帰りカラオケいかね?」「あ〜、いいよ叔母さんに連絡するわー」「おけ」こんな感じでいつも一緒にいるから周りも俺と智也はセットみたいな扱いをしている。「んじゃあ俺上の階だから、また放課後に」「はいよ」教室に入り席に着くと友人の俊一(しゅんいち)が話しかけてきた「おはよーん、ここ座ってもいい?」「おはよ、別にいいよ」「ありがとー」

少し喋っているとチャイムの音がなった「じゃ!」「おう」

 授業が終わりあっという間に放課後だ、「おーい!赤坂夜居ますかー!」「はいはい、今行くから待っとけ!」「へーい」急いで帰る準備を終え智也の方へ向かう、「カラオケ行くんだろ?」「そそー」叔母さんに連絡したけど見てくれたかな、そう思いながらスマホを取り出す、(はーい!楽しんできてね)よかった見てたみたいだ「いけそ?」「おう、叔母さん楽しんできてだってさ」「いい叔母さんだなー」「だろ?」智也は笑っていた、「いらっしゃいませー」「フルタイムで」「ドリンクホットですか?アイスですか?」「どうする?」「アイス!」「おけ、アイスで」「分かりましたごゆっくりどうぞ」「あざーす」その後は歌って食べてをずっとしてた、「帰るかー」「そうだな、コンビニ寄ってもいいか?」「あいよー」「ありがとー」帰り道はもう真っ暗だった、「うわー、超暗くなってるな」「早く帰らんとな」「そうだなー、最近物騒な事件多いしな」物騒な事件?「たとえば?」「山梨の方で一家惨殺事件とか?」「うわあ、可哀想だな」「な、んじゃあ俺こっちだから、気おつけてな」「お前もな」一家惨殺事件か嫌な事件だな、「ただいまー」あれ?いつもなら直ぐに叔母さんが出迎えてくれるのに、外食にでも行ったのか?でもそんな連絡は無いし……なんでだ?「うっ、くさい……」何だこの匂い、真っ暗な廊下を歩きリビングの扉に手をかけゆっくりと開ける、そこにあった光景は以上な程に赤く嫌な匂いがした、「あ、帰ってきたんだね!()()()くん♡」そこに居たのは叔父と叔母ではなく知らない女だった、「えっ、だれ……ですか……」俺は一歩その女に近ずいてしまった、「っ!?」足になにか当たった、それは、叔母の腹部が真っ赤になった死体だった、「うわぁぁぁっ!」俺は無我夢中で玄関まで走った、後ろからは女が待ってよと言っている……、こんな状況で待てるか!勢いに任せて玄関を開けるとそこには大人の女性がいた、「た、助けてください!」「待ってって言ったじゃん」女は玄関に居た、ああ、俺はここで死ぬんだ……、そう思い目を閉じようとしたら大人の女性が俺を担ぎ走った、「え!?はっ!?」「君あの子のこと知ってるー?」「し、知らないです!」「そーかー、じゃあ君の親がなんかしたんだねー」「え?」「君後ろで何が起こってるか状況説明してくれない?」「あっはい」後ろではあの女が刀を振りながら全速力で追いかけてきた、お姉さんが少しでも止まれば追いつかれるぐらいには迫っている、「女が刀振り回して追いかけてきてます!」「どんぐらいで追いつかれそ?」「少しでも止まれば……追いつかれます!」「あちゃー、じゃあ死ぬかもね!」「え!?死にたくないんですけど!」「えー、じゃあ舌噛まないように喋んないでね」そういうとお姉さんは飛んだ、いや、お姉さんからしたらジャンプなのだろうか、ジャンプで三階建てのビルの上に立った、「あの子はジャンプ力はないからここには来れないよ」確かに女は「どこ行きやがった!」と叫んでいる、俺はこれからどうすればいいんだ……。

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