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少年の日常
「これからどうすんの?ガキンチョ」
これはとある探偵と少年の日常を描いた物語である。
その日は珍しく父も母も上機嫌だった、どこに行きたいと聞かれたので遊園地と答えたら連れていってくれた、とても楽しかった記憶だ、今思えばこの記憶が今まで生きてきた中でいちばん楽しかった思い出かもしれない。そのあとの帰り道に俺たち家族は一家心中をした。
「夜〜、起きなさいな、もう朝よ」叔母さんの声だ、懐かしい夢を見たな。階段を降り洗面台で顔を洗い、リビングに行く、「おはよう叔母さん叔父さん」「おはよう、夜」「おはよう、夜ちゃん」ダイニングテーブルを見れば朝食が並んでいた、叔母さんは料理上手でそこらの料理研究家と肩を並べるほどだ、「ご馳走様」「はーい、美味しかった?夜ちゃん」「うん、とっても」「そう!それは良かったわぁ」叔母さんは嬉しそうにしていた。
学校に行く準備を終え玄関に向かう、「行ってきます」「いってらしゃ〜い!」叔母と叔父は本当にいい人だ、この日常が続いて欲しい。
日常系っていいのかな?