拒応
呪いのような愛を、依存したくなる信仰を
ミミズ(蚯蚓)が、アスファルトの道の上で のたうっている。
夏場などにはアスファルトの上で干からびているミミズが大量に見られるのは、この国の風物詩だが
他の国ではどうなのだろうか?
僕は、ミミズは掴み 近くの土があるところまで運び置いてやる
この星において、ミミズは人間より重要な存在である
ダーウィンもミミズを40年以上研究していた
とりあえず、絵画を汚す事でしか自分たちの主張を伝えられない
自称環境保護カルト団体は、ミミズの養殖にでも力を入れたらいい。
今回の案件、敵は
思ったより、かなり過激だ
妻が行方不明という男性が、僕みたいな学生に接触した程度で実力行使に出るか?
どこかで異能という情報は掴んだのだろうが
早いし、やり方を選んでいない
他人を巻き込んでも平気という意思表示
奥さんは、よっぽど重要人物なのか…あるいは…?
異質で、異能
この世界ではありふれている
もっと、僕も ”異端”に振る舞わなければならぬのだろう・・・
ズシャ!!!! ガァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
警察署内で怪物が暴れている
あいつだ、古書堂の店員さんに会った時に現れた黒い奴
『きょきょきょきょ!きょきょきょきょきょ!!』
また、不気味な声を上げている
さすが、署内にいる警察官達はある程度 冷静な様子だが
中には一般市民もいる
悲鳴が上がり、今にもパニックが起こりそうだ_。
突然、この場の空気全体が、時間が? 止まったような感覚がした。
「リジェクト・リアクション」
怪物が、停止した
大きく膨張しながら、周りのモノを薙ぎ倒していたが
それが、止まり今度は縮み始めた…
ぎちゅ!ぎちゅぎちゅぅぅぅうううう!!!!!
血だけは大量に吹き出しながら、怪物は小さく圧縮されていき 死んだ
「お騒がせしました、もう大丈夫です」
さっきの呪文?を唱えた男が 爽やかに歩きながら そう言った。
「西洋魔法の一種です、防衛魔法というよりは攻撃的な」
魔女の弟子さんが教えてくれる、なるほど だから英語だったのか?
「”カタカナ”を強調して使っています、西洋魔法を日本式に独自で体系化してるのでしょう」
なるほど…
もう、何を言っているのか専門的で付いていけない
「ああっ!掃除、片付け、残業だ~~~~~~~~~」
対応してくれていた婦警さんが慌てていた
続。




