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迂闊探偵を殺さないのは難しい  作者: 黄鱗きいろ 赤柴紫織子
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第二話「赤柴紫織子」

 しかも今日は十五夜!

『お月見だなあ』という安易な考えでかじったのでしょう……。このドアホが。

 こんな曇天にホウ酸団子で月見に興じるバカがいますか。

 いえ……先生の悪口はここまでにしておきましょう。泉のごとくコンコンと罵詈雑言が止まらなくなるので。


 申し遅れました。

 私は三橋。先生の――表向きは助手をしています。

 そして死んでいるこのバカ、もとい探偵は六梨モキョ。本名です。

 ちゃんと保険証にも六梨モキョと登録されています。確認していた役所の人は自分の目がバグったと思ったでしょうね。

 私はこっそり息を吐きながら先生の死体をざっと見下ろして、目をつむります。

 表情を作り、振り返りました。今の私はさぞかし泣きそうな顔をしていることでしょう。

「……二人目の死人が、出てしまいましたね」

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