自己嫌悪
思考をやめた人は、一般に人とは呼称されない。
たまに見かける、「自分は何にも出来ないんだ」とかいってる人。自己嫌悪に陥っちゃっている人。
そういう人たちに問いたい、
何をもってして「何もできない」なんて言ってるのか。
まず、誰が出来ないなんて決めるんだ?
人間、というか生物ってのは個体毎に違う特徴を持っているものだ。それらは生まれ育った場所、周囲の環境が原因となる。
君は見たことがあるかな?
生まれも育ちも、周囲の環境も全部完璧におんなじな人。
まあ、いるはずがないよね。
特徴が違えば当然、見える世界も感じるものも違う。そうなれば、「XをもってしてYとする」という方程式に当てはめる数字も違うようになる。
言い換えれば、判断基準が違ってくる。
個体各々が持つ判断基準は千差万別、基本的にバラバラ。
他人の評価なんていう、確実性が余り成り立っていないようなもので自分の存在価値を示そうだなんて、無茶な話。そんなことしようものなら、集計してるときに思考の無限ループに入って精神崩壊するのがオチだ。
そうなると、「自分は何にも出来ない」なんて言えるようなやつは、一人しかいなくなる。
それは、君自身だ。
実際、(科学的云々おいといて、精神的なもので)自分の事は自分が一番よくわかっているなんて言われているしな。
そうだとしても、自分を無能だと言い切るにはちょっと証拠が少なすぎると思う。私だって自分のDNAの塩基配列なんて1個も知らないからね、「完全に」自分のことを知っていないと無能だなんだっていう自己の総合評価は出来ない気がする。
じゃあ、何をもってして彼らは「自分は無能だ」何て言うのか?その根拠は?
答えは、思い込みだ。
言ってしまえばそういう人たちは思い込みの力によって自分を無能にしているんだ。
こうなると、元がどれだけ良かろうとその力を発揮することができず、その状態で得られた結果が思い込みの後押しとなり···無限ループが始まってしまう。
自分のMPを大量消費して自身にデバフをかけているようなものだ。
この思い込みってのは、なったことがある人ならばわかると思うが、尋常じゃない位に体力を消費する。ま、自分にとっての最大の苦痛を自分で作るようなものだから苦しいはずだし、なにより、
何の利益にもならない。
よく「成功者の何割は自己嫌悪になったことがある」とかいってるけど、正しくは「自己嫌悪をどうにかした人の何割かが成功者になっている」なんだよ。自己嫌悪自体は何の利益にもならない。
自己嫌悪ってのは基本的に、ハイリスク·ノーリターン。
今すぐにでも脱却することをオススメする自己嫌悪。だがこれが中々すぐには変えられないものなんだ。
そこで私、思い付いちゃいました。
「何もできない」ってのを否定すればいいんです。
「僕って、何にも出来ない人間なんだ···」
「いやお前喋ることができるやんけ」
完 全 論 破
こんな簡単にいけばいいんですけどね···(*´・ω・)
何もできないを打ち消すには、何が出来るかを考えりゃええんです。
何が出来るかなんてのは人によって全然違います。だからこそ、自分のことを一番知っている自分に、「僕は何ができるんだろう」と問い掛ければいいんです。少なくとも、MP大量消費して自分にデバフを掛けまくるよりは断然いいはずです。
~自分を価値無しと思っている者こそが、真に価値無き者なのだ~
byハンス·ウルリッヒ·ルーデル
今後はくれぐれも、「自分は無能だ」なんて思わないように
人を無能にさせる簡単な方法
対象者を催眠状態にし、耳元で
「お前は無能だ」
といい続けるだけ。
···絶対に真似するなよ。




