表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

4:ギルド

ギルドでの、ちょっとした事件です。

 

  手をひかれるまま、下り階段を下りた先にあったのは巨大な体育館。バドミントンコート24面分はありそうだ。天井も高く、天井の梁がとても小さく見える。

 「ここは?なんで、階段はそんなに長くなかったのに・・・」

 ふと、漏れたつぶやきにリィーノは

 「良くきづいたね。ここは天然の拡張空間で、その中に巨大な施設を作ったのがこの場所。ここがメインホールで他にもいくつかの施設があるんだよ」

 リィーノ説明によると、こういうところはたまにはあるらしい。この拡張空間はギルドが買い取っていて、ギルド員の訓練場になっているそうだ。

 「藍衣ちゃん、とりあえず武器選びよ」

 そんな話をしているうちに、レースさんに手をひかれた私はメインホールの一角に着いていた。そこには扉があり、「武器庫」と刻まれたプレートが下がっていた。


 武器庫の中には大量の武器が置いてあった。まあ、武器庫なのだから当然ではあるが・・・。

 手前には大きさのちがう大量の木刀。ただの木の棒なんかもある。多分普段やりなんかを使う人向けなんじゃないかな?と思う。

 奥には、ナイフや剣。大剣、槍なんかが置いてある。みんな刃に袋がかぶせてあるので練習用で無い本物の武器なのだろう。

 

 「木刀のサイズよね。初心者でも扱いやすいのは槍だけど、藍衣ちゃんは剣のほうがあいそうだわ。藍衣ちゃん、とりあえずこれを持ってみて」

 そう言うレースさんから渡されたのは、一番右端に置かれた木刀。レースさんがひょいっと渡すので、軽いのかと思った。


 「うわっ!?」

 受け取った瞬間、手にかかる重みでちょっと前に傾く体。あわてて、両手で支える。きちんと両手で握れば何とか持ち上げることができた。


 「あらら、それでも少し重そうね。むしろ、ナイフとかのほうがいいかしら?」

 ナイフの木刀とか聞いたことが無いけど・・・

 「はいっ、これはどうかな?かなり軽いし、柄も細身だから握りやすいと思うよ」

 おお~。確かにこれは軽い。孤児院で使っていた一番大きい高級な包丁と似たような感触だ。

 

次話は、ルノーク・レースさんのキャラ崩壊の話です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ