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人生はハッピーエンド?  作者: 夏夜
1/1

〜現実世界のお姫様〜

あーあ、いいよね。おとぎの国はさ。

おとぎの国?

ほら、白雪姫とかってこと!羨ましくない?

なんで?

だってさ、王子様とハッピーエンドになれるんだよ?

そうかなぁ…。

私がおかしい人みたいに友達は見てるけど、私にはすごく深刻なんだ。

「どうせこんな世界で恋したって、すぐに友達に回っちゃうし、フラれるのなんて目に見えてるし。どこかにいないかなー?私の王子様」

「あんた理想高すぎ(笑)」

私の話を苦笑いしながら聞いてるのが友達の久村 美由紀。高校2年生みゆって呼んでるんだ。私は佐藤 真穂。美由紀とは小学校からの友達。毎日こんな感じで朝は登校してる。

「てかさ、あんたも彼氏作れば?」

「いや、大丈夫!私にもいつか王子様が!」

「またそれ?(笑)もう知らないよ?」

やめて!かまってくれ。私は年齢=彼氏いない歴なんだよ。つまり、今の今まで彼氏がいない。

「いーよねー。お美人様は、素敵な彼氏がいてさー!」

友達の美由紀には彼氏がいるのだ。ついこの前までは非リアダチだったのに。私が彼氏がいないのは中学生の頃、LINEで告白した男子に、その内容を他の人にバラされたこと。トラウマになってるんだよ。

「あっ!ほら!まみ!あの人なんかどう?」

美由紀が指をさした先は、学校一イケメンと呼ばれる王子様的な存在。高木 翔君。

「んー好みじゃない」

本当はちょっといいなとは思ってるけど。ほかの子に目つけられそうだからなぁ。

「わっ!見て!あの人イケメン!」

はぁ?またぁ…って

「よう、久しぶり。マホ。」

「え?何?マホ知り合い?」

「全然…知り合いじゃない…行こ」

私は美由紀の腕をぐいっと引っ張る。何で?何であいつがいるの!?頭が真っ白だ。

「ねーマホ!どうしたの!?」

私はそそくさと教室に入り、席に着く。

「あれってさ、もしかして…?」

私はコクコクとうなずく。

「やっぱり!?いや雰囲気変わったね!」

キーンコーンカーンコーン…

げっ!あいつ同じクラス!?マジ人生詰んだわ。

先生の話し声させ、聞こえない。

「とう…さとう…佐藤!」

「はっはい!」

「あぁ、あいつの隣だ。」

「えっ!?」

「佐藤!色々教えてやれよ!」

「よろしくな。マホ」

こいつは吉田 斬。私の中学生の時に、私の事LINEでばらまいた主本人。私の好きだった人。

「おい、そんなにビビるなよ。やりにくい。」

このままじゃ私どうなっちゃうの?

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