進化開始その2
この度は投稿が遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。また、次回以降もこのように投稿が遅れてしまう可能性がありますがご了承ください。
私も、最近は忙しくなかなか本作品を書くことが出来なかったのです。
繰り返しになりますが次回からも投稿が遅れてしまう可能性がありますがどうかご了承ください。
……ター。……て……さい。…スター。起きて……さい。マスター。
誰かが、俺を呼んでいる気がする。……いや、気のせいか。
『マスター! いい加減起きてください!』
はい。今、目が覚めました!
叡智の怒った声を聞き、これ以上眠っていたら何されるかわからないと思い俺は飛び起きた。だが、起きたのはいいものの頭が重くふらふらとしてしまい尻もちをついた。
『マスター。流石に寝すぎです。いくら転生してからしっかりと眠ったことがないとはいえ流石にやり過ぎです』
そうだったな。確かに今までは気づかなかったが、俺は転生してから寝たことないんだな。進化の時以外。
『マスター。進化で思い出したのですが、マスターのレベルが上がったので進化可能になりましたよ』
何!?
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種族 屍喰鬼 Cランク
状態 正常
名前 スフェア・ブラッドレイ
Level 45/45(進化可能)
HP 147
MP 193
ユニークスキル
叡智・血を求めし者
スキル
暗視・闘術5・身体操作・保有魔力上昇
魔力感知・魔力操作
耐性スキル
混乱耐性
魔法スキル
水魔法3・闇魔法2
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ようやく進化できるようになったか。長かったような短かったような……なんか変な感じだな。でも、これでこの姿ともお別れか。なんか少し寂しい気が『感傷に浸るのはいいのですがちゃっちゃと進化先を選んでください』する。
……さぁ気を取り直して進化先の提示を始めましょうか。
『了解です。マスターの次の進化先は
・上位屍喰鬼 Aランク 最終進化者
・半吸血鬼 Bランク
・狂屍鬼 Bランク レア種
・屍の魔術師 Bランク
の以上4つです』
分かった。じゃあ次はこいつらの説明をしてくれ。
『了解しました。ではまず上位屍喰鬼からの説明です。
ハイグールは名前の通りグールの上位種です。なので弱点もグールとなんら変わらず、容姿も違いはありません。違っているのは力の絶対値だけです。
次に半吸血鬼の説明です。
ダムピールは吸血鬼の最下級です。ですが、限りなく人間に近く一般的には魔族と言われています。力もハイグール並にありますが、弱点として日光下では力が半減し光魔法や聖魔法で簡単に浄化してしまいます。
次に狂屍鬼の説明です。
バーサーカーグールは遭遇率が非常に低く、力も下位竜並にあります。ですが、知性にかけていて腕や折った木の幹を振り回すという行動しか出来ません。なのでマスターが進化してしまうと正気を失ってしまう可能性が大いにあるので私は進化先としてはオススメしかねます。
最後に屍の魔術師の説明です。
リッチは力がアンデッド系統としては弱いものの様々な魔法を使うことができ、状況に応じて様々な動きを見せます。
以上がこれらのある程度の情報です』
なるほど。じゃあ選ぶとしたら屍の魔術師か半吸血鬼を選べばいいんだな。まぁ、狂屍鬼は脳筋だし。というか俺は脳筋になりたくないしな。
『ではどちらになさいますか?』
うーん………よし。進化先は半吸血鬼にするよ。だってなんかカッコイイしね。
<種族屍喰鬼の固有名 スフェア・ブラッドレイ は進化先に半吸血鬼を選択しました。尚、周囲半径50メートル以内に敵対者は発見できませんでした。よってこれより進化を開始します>
その言葉を聞いて俺は、ダムピールになるために一日に二度気絶するという非常に稀な経験を積んだのだった。
種族 屍喰鬼 Cランク
状態 正常
名前 スフェア・ブラッドレイ
Level 45/45
HP 147
MP 193
ユニークスキル
叡智・血を求めし者
スキル
暗視・闘術5・身体操作・保有魔力上昇
魔力感知・魔力操作
耐性スキル
混乱耐性
魔法スキル
水魔法3・闇魔法2