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恋よりさきのその先で  作者: 坂水 雨木
第1章 出会いと想い
14/123

8.色々あって10月末①

 忙しかった9月10月を乗り越えた。その忙しさに見合う収穫はあったものの疲れたことには変わりない。

 悩んで話して考えて。よくもまあここまで進展したものよ。意味不明な相談を受けて真面目に考えてくれた郁弥さんには感謝しないと。


 ―――カツン、カツン


 足を踏み出すたびに小さく響く音。喋り声は聞こえず、幾人かの足音と紙をめくる微かな音が耳に届く。

 大きな悩みが解けて気分も良い中、郁弥さんの言葉を思い出しながら歩みを進めた。


「……」


 今日は本屋に来ている。休日のお昼であることからか、人の数もまばら。閑散としているわけでもなく繁盛しているわけでもない。あまり音をたてないように気をつけながらのんびり本を見ていく。


「…」


 特に欲しい本があるわけじゃないけれど、雑誌や文庫本を見に来たわ。本を見るのは嫌いじゃないのよ。本屋の静かな空気も気分落ち着くし…。


「……ふぅ」


 それに…サインとかそういうのなしにして見回るだけでも十分楽しいから。

 お仕事のことなにも考えないで気になったものを手に取って、あらすじだけ読んでモノによっては購入する。

 たまに表紙タイトルキャッチコピーで買っちゃうこともあるけど、大半はあらすじで決めるわね。お仕事じゃないのがいいのよ。自由って最高っ!


「ふぅん…」


 手に取った本を見て小さく鼻を鳴らした。

 あたしが見ている本のタイトルは『世界を旅して見えたもの』。表題通り、筆者が実際に旅行をして見たこと感じたことを書き連ねたもの。いわゆる旅物。あれね。以前歌劇でも使わせてもらった"たりもの"シリーズに似たやつね。


「……」


 シリーズもので、旅した国を舞台にそれぞれの巻が出ているらしい。その中でも『世界を旅して見えたもの』は複数の旅をまとめて一冊にしている。目次を見たところ、500ページ以上はあった。

 こういうのを途中だけ買うっていうのはあんまりやったことない…でも、旅行そのものも好きだし軽く見てみて面白そうだし…うん、買いましょ。

『世界を旅して見えたもの』を手に取ったまま、レジへと足を向ける。なんだかんだ数十分は見て回ったから、今日はこの本だけ買って帰ることにしよう。満足した。

 ゆったりとレジへ歩いていくも、先に会計をしている人が一人いた。その人が会計を終えるのを待っていると、どことなく聞き覚えのある声が耳に届き首をかしげる。


「ありがとうございましたー」


 本屋の人の挨拶が聞こえて、気になる声の持ち主が振り返ってドアへと歩いていく。その人がちらっとこちらを見ると、当然あたしもその人を見ていたために。


「…んん」

「…っ」


 じーっと見ていたあたしはともかく、その人…郁弥さんは二度見して驚いた。

 なんにせよお会計が待っていたので、さくさくとお金を払って受け取った本を鞄に詰める。振り返ると誰もおらず、急いでドアを通ってお店を出た。

 もちろん外では郁弥さんが待っていて、変わらない姿に頬が緩む。


「ふふ、こんにちは」

「こんにちは」

「郁弥さんよね?」

「はい、ええと…日結花ちゃんですよね?」

「そうよ?久しぶりね。元気だった?」

「あはは、元気ですよ。一カ月ぶりくらい、ですか?」

「うん、それくらい。色々と話したいことあったのよ。でもその前に、郁弥さんこのあと空いてる?」

「もちろん空いています。ご飯ですか?」

「そうそう、ふふっ、郁弥さんもなかなかすごいわね。あたしと偶然会ってすぐご飯行くってわかるなんて」

「ちょっ、いや……はい、前会った時に似たような感じだったので今回もそうかなぁと思ってました。すみません」


 ばったり出会った郁弥さんを誘おうと思ってちょっと意地悪しちゃった。焦ってる顔も相変わらず。さっきまで彼のことを考えていただけあって、あんまり久々な感じしないわね。それでも一カ月半くらいは経っているから…ほんとに話したいことはたくさんある。


「ふふ、別に謝らなくていいのに。郁弥さんもあたしに慣れてきたなぁって思っただけだから」

「そ、そうでしたか。確かに以前よりはリラックスして話せるようになりました…ね、たぶん。日結花ちゃんがこう、気軽に話してくれるから、ですかね。わかりませんけど」

「なるほど、あたしがラフに話しちゃってるからか。…ん、そうかも。郁弥さん話しやすいし」


 郁弥さんももっと気楽に喋っていいのに。あたしは全然気にしないから……うーん、この人にはまだ無理かしら。…できそうだけど…うん、まあいいわ。そのうち慣れて変わるでしょ。気長に待ちましょ。


「それはよかったです。それでなんですけど、これからどこ行くんですか?日結花ちゃん行く予定あったりします?」

「ぜーんぜんないわよ?何も決めてないからひとまずファミレスでも行こうかと思ってたところ」

「ファミレスとは…」

「え?嫌だった?」


 なにも考えてなかったし、近場のファミリーレストランにでも行って色々と話をしながら予定を決めようと思ってた。

 …ファミレスが嫌って言われるのはちょっと困る。見かけによらず高級志向とかやめてほしいんだけど…。


「いやいや、そういうことじゃなくてですね。日結花ちゃんでもファミレスとか行くんだなーって」


 あたしの不安を感じ取ったのか、パタパタと手を振って否定してきた。

 向こうが高級志向というよりあたしが高級志向だと思われていたらしい。理不尽な。あたしでもファミレスに行くとはどういうことなの?いったいあなたの目にはあたしがどう映ってるのかしらね…少なくとも、あたし本人はファミレスにすら行かないようなお嬢様じゃないわよ。


「もちろん行くわ。まったく、あたしをなんだと思ってるの?」

「あー、なんとなくファミレスのイメージが沸かなくて。すみません」

「別に謝らなくてもいいわよ…あ、ふふ、このあと付き合ってくれるなら許してあげる」


 じとーっとした目で彼を見つめると、ばつが悪そうに目をそらして謝ってきたので一つ提案をした。

 許すも何もないけれど、彼も楽しそうだからいいわよね。あたしの提案にニコッと笑って返事してくれたし。コミュニケーションの一環ってやつよ。


「わかりました。このあとっていうとファミレスの後ですよね。さっき予定ないって言ってましたけど…」

「ええ。だから予定もファミレスで決めて、その決めた予定に付き合ってもらうってこと」

「あはは、なんという行き当たりばったり」

「ふふ、こういうのも悪くないでしょ?」

「はは、そうですね」


 とりとめもない話をしながら外を歩いて、遠くに見えていたファミリーレストランに向かっていく。郁弥さんと話をしたいと考えていた時に偶然彼と出会い、運よく長々と話をする時間も取れた。

 言いたいこと聞きたいこともたまってるし、いいタイミングで会えたわ。



「ご注文が決まりましたらボタンを押してお呼びください。失礼いたします」


 ファミリーレストランとしてはメジャーなお店の一つであるリュ―ストアにやってきた。店員に案内されて郁弥さんと向かい合うように席に着く。平日の昼ピークを過ぎたとはいえ、まだまだ昼食を摂りに来る客は多い。とはいえ、そこまで混んでいるわけではなかったので待ち時間なしに席へ案内された。

 小さく頭を下げて去っていった店員をチラリと見つつ、メニューを開いて中身を見る。


「郁弥さんなにか頼みたいものある?」

「うーん、そうですね…どうしましょう」


 メニューを見て悩んでいる郁弥さん横目に、あたし自身も食事に悩む。特に食べたいものはないし、ファミレスなだけあって選択肢も豊富。


「…ふむ」


 …オムライスにしようかしら。リューストアのオムライスは何度か食べたことあるから美味しいことはわかってるし、殊更(ことさら)重たいものを食べる気分じゃないもの。


「お冷お持ちいたしました」

「ありがとうございますー」

「あ、ありがとうございます」

「はい、どーぞ」

「日結花ちゃんありがとう」


 店員から受け取ったグラスの片方を郁弥さんに渡し、考え中の姿を眺める。ぼーっと彼を見ていたら新たな一面に気がついた。

 この人…ご飯決めるの結構悩むんだ。でも…そっか。改めて考えたらあたしって郁弥さんと会ってからまだ半年くらいしか経ってないのよね。この短い時間の中で色々なことがあったせいか、実際の時間よりも長く感じていたみたい。つい最近も知宵の知らない面を知ったりしたし。…ある程度一緒にいてもそんなことがあるんだから、半年くらいじゃ知らないことだらけで当たり前なのかもしれないわ。


「あ、僕も決めました。ごめんなさい待たせちゃったみたいで」

「いいわよ別に。あたしも今決めたばかりだから」


 数分考え事をしていると、彼も決まったようで申し訳なさそうに謝ってきた。もちろんあたしも気にしていないと伝える。

 あたしが彼より早めにメニュー表を閉じていたことに気づいていたみたいで、身を縮こませている。なんか可愛い。


「…いや、それ嘘ですよね。さっきメニュー閉じてましたし」

「ふふ、よくわかったわね」

「…日結花ちゃんってたまに自然と冗談挟んできますよね。会う前から結構印象変わりましたよ」

「こういうあたしは嫌い?」

「ぜんぜん、むしろ好きです。前より身近に感じますから」

「そ、そう?ならよかったわ」


 きらきらと楽しげな瞳で見つめてくる。

 …どう考えてもあたしの冗談より彼の言葉の方がたち悪いわ。あっちはそもそも冗談じゃないし、今だって…なに?前より身近にって…もっと恥じらいを持ってほしいものだわ。そうしてくれないとあたしが疲れる。主に精神的に。


「それはそうと、あたしも郁弥さんの印象変わったのよ?最初は大げさな人だなーって思ってたくらいだし。"恩人"ってなんなのよってね?あ、言わなくていいわよ?どうせ教えてくれないでしょ?」

「あ、あはは…すいません。いつか話すので」

「ふふ、いいわ。気長に待ってあげる」


 先手を打って伝えたら頭を軽く下げて返事をしてきた。

 待つのくらい全然余裕よ。時間ならいくらでもあるもの。


「えーっと、どんな感じで僕の印象変わったんですか?」


 空気を変えると同時に気になったことなのか、あたしがさっき伝えたことを聞いてきた。

 まあ気になるわよね。あたしも印象変わったって言われてドキッとしたし。昔の方がいいとか言われたらそれはそれで嫌だけど…気になるものは気になるから。


「さっき言ったように最初はオーバーな人ね。今は優しい友人、かしら。ふふ、どう?嬉しい?」


 "優しい友人"。

 そう、今のあたしにとっての彼を端的に表すとこんな言葉があてはまる。損得抜きにして、両親以外であっけらかんと話をすることができる人。

 友人としては知宵や業界の人何人か、学校の友人何人かがいるけれど、そうしたしがらみから外れた人が郁弥さんなの。そもそも自分がかかわる世界から外れた人に出会うことそのものが難しいのよ。それなのにこの人とはよく会うし、イベント内だけなら納得できるけどプライベートでもいろんなところで会うし、偶然も重なると面白いものよね。

 そんな彼も時間が経てば友人といえるレベルには親しくなった…友人、よ?合ってる、はず。色々とちょっと感情の振れ幅が大きいだけで他意はないわ。


「…っ」

「ど、どうしたの?」


 あたしの"優しい友人"はなぜか俯いて顔を手で隠していた。

 ど、どうして?全然意味わかんないんだけど…あたし変なこと言った?


「い、いえ…ちょっと嬉しくて。こんな顔見せるのは恥ずかしくてですね…」

「え、そうなの?見せていいわよ。全然気にしないから。むしろ見せなさい」


 しどろもどろに返事をする彼に条件反射で返した。

 そこまでの喜びようはなかなかない。ほら見せて、絶対面白いから。


「ちょ、ちょっとやめてくださいっ」

「ふふ、ほら。手くらいさっさと外しちゃいなさい」

「う…くぅ、いいですよわかりました…ほら、これでいいですよね」


 思ったよりあっさり陥落。

 顔を見ればいつもとそんなに変わらない。頬は赤くて目は潤んで若干泣きそうになっているだけ。もちろんほんわかした笑顔は健在。


「あんまり変わらないじゃない」

「そ、そうですか?」

「うん…でも、なんで泣きそうなの?」

「それは…どうにも嬉しくて。日結花ちゃんの友人って言われたのが嬉しくて。こう、自然と涙が出そうになっていました。泣いていないのでセーフですよ」

「うーん……それは喜んでいいの、かしら?」

「…いや、どうでしょう」

「あはは、そこは"もちろん!"とか言うところでしょ」


 嬉し泣きなんて初めて見た。あたしも喜ぶべきか尋ねれば微妙そうな表情で微妙な返事が返ってきた。


「そ、そうですか?」

「…もしかして、友達だと思ってたのあたしだけ?」

「そ、そんなことは!」

「会場でも外でもこれだけ会ってるのに…」


 しゅんっと寂しげな表情を作り、声もトーンを落として俯き気味に伝える。基本的によく驚いたり焦ったりする郁弥さんなわけで、今回も予想通りに動揺し。


「友達ですよ友達!ただ…僕が日結花ちゃんとそんな関係になってもいいのかなぁと思っていたので。年齢的にもそうですけど、立ち位置的にも…」

「…はぁ…まったく、そんなこと気にしてたの?」

「だって…」


 そんな子供っぽい顔しないでよ。ちょっと胸がくすぐられる…そうじゃなくて。


「言いたいことはわかるわ。でもあたしは気にしてないし、あとは郁弥さんの気持ちの問題よ?」

「…そう、ですね。日結花ちゃんがいいっていうなら僕も気にしないことにします」

「そ。それでいいわ」


 実際あたしは全然気にしていないし、この人だからこそ友人だと思えるようになった。彼が年齢を重ねていなかったらこうはならなかったと思う。


「ふふ、郁弥さん年齢とか気にしてたんだー」

「そ、そりゃそうですよ…あ、まだ注文してませんでしたね。ボタン押しますよ?」

「そういえばそうだったわね。お願い」


 露骨な話題そらしにも従ってあげた。

 ファミレスの多くがボタンで呼ぶ形式となっていて、事実リューストアもボタン呼び出し形式。呼び出してすぐに店員がやってきて注文を聞いてくる。


「あ、日結花ちゃん先にどうぞ」

「そう?ありがと…それじゃあ、あたしは『特製デミグラスソースオムライス』でお願いします」

「僕は『サバの塩焼き定食』を」

「はい、かしこまりました。『特製デミグラスソースオムライス』と『サバの塩焼き定食』でございますね?ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

「日結花ちゃん他に頼むものありますか?」

「ないわ。郁弥さんは?」

「僕もないので…以上でお願いします」

「かしこまりました。再度確認いたします。『特製デミグラスソースオムライス』お一つ。『サバの塩焼き定食』お一つ。の以上でよろしいでしょうか?」

「「はい」」

「それでは、失礼いたします」


 注文を終えて下がる店員を見つつ、グラスの水を一口飲む。リューストアの良いところの一つがお水。

 実はレモン水なのよ。あんまり他じゃ見ないことだから気に入っている人も多いみたい。もちろんあたしもその中の一人。


「ふーん、郁弥さん定食にしたのね」

「はい。そういう日結花ちゃんはオムライスにしたんですね、ふふっ」

「む、なんで笑ったのよ。子供っぽいとか思った?」

「いえ、なんといいますか。日結花ちゃんがオムライス食べてる姿考えるとすっごく可愛いなぁと」

「ふ、ふーん。そう、なの?」


 突然可愛いとか言われたせいで挙動不審になっちゃったじゃない。ほんとにこの人はまったく…いつでもどこでもかましてくるわね。さすがだわ。油断できない。


「はいっ。僕もオムライス好きなんです。いつもはこんなことないのに、日結花ちゃんが食べてるって頭で浮かべただけで…なんでこんな心安らぐんですかね」

「あ、あたしに聞かれても困るんだけど」

「あはは、そうですね」


 これまたニッコニコと笑いながら話しかけてくるからより一層あたしが困る。彼の笑顔にはリラックス効果でもあるのかこっちも気分が落ち着いて安らいできた。さっきまでドキドキしてたのが嘘みたいに気持ち穏やかで落ち着く。


「ええと、それで定食注文したじゃない?」

「はい」

「郁弥さんって和食好きなの?」

「好きですよ。美味しいじゃないですか」

「うん。あたしも好き。和食で嫌いなものって思いつかないわ。なにかあったりする?」

「そうですねー。個人的には小骨の多い魚は苦手です。あと魚の内臓。あれはどうにもずっと無理で」

「あはは、郁弥さん子供みたいね?あたしもだめだけど」


 気分も落ち着いたところで、注文についての質問。

 和食好きなのかと思ったらやっぱり…気が合うわね。


「それ、人のこと言えませんよ?」

「そうかしら?だって、あの苦さと食べにくさは酷いと思わない?好んで食べたいと思わないもの」

「あはは、同意見です。とは言っても実際食べにくい魚で思い浮かぶのは秋刀魚さんまぐらいしかないんですよね。日結花ちゃんはどうですか?具体的な魚の名前とか」

「んー、あたしも秋刀魚ぐらいしか思いつかないわ。だって他の魚って切り身が多いじゃない?」

「そうそう、ほとんど切り身なんですよ。食べやすいからその方がいいんですけど」


 彼の言うように内臓のある魚や小骨の多い魚を食べる機会そのものが少ない。しかも秋刀魚すらあんまり食べない。

 まあだから食べるときに気をつけるくらいで、そこまで気にすることでもないわね。

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