第2話 本能と友情
二話目の投稿になりますが
本当に未熟者ですが良ければ見てくださいm(*_ _)m
天之が光希を見た
その目はまるで遠いものを見るかのような視線だった
そして天之は教室から出たと同時に
青いフードの男に斬りかかった!
それをフードの男は剣で止めた
その瞬間 衝撃波が撃ち放たれ教室の窓を割った
光希はその衝撃波を受けた瞬間 体が逃げろと警告するような震えが始まった
それは自らの判断ではなく
生き物としての野生の本能 身を守る本能だった
そして その本能的な警告に意思でその場にいることを決めた
本能よりも意志の方が彼には強かったのだ
そして天之はフードの男の剣を二つの剣で フードの男の剣を押さえつけていた
だれが見てもそれは天之が押してるように見えた
だが光希は気づいた
光希『(は?)』
今まさに命の取り合いをしているであろう状況なのに天之は穏やかだった
いや 不自然なまでの優しい顔だった
その顔に何故か光希は恐怖した 青いフードよりもなによりも天之の方が危険だと本能が告げた
だが その本能に抗うように
光希『(あいつは親友だ、ずっと俺は見てきたんだ...こんなところで友情を打ち切ってたまるかよ!)』
それは意思や友情そういうものから湧き上がる 自信なのだろう
そして光希は不意に視線をずらした時に気づいた
天之とフードの男の間反対側の廊下に白いバンダナをつけた男が銃のようなもので天之の背中を狙ってることを
光希『天之っ!』
光希は声と同時に天之の背中を庇うように飛び込んだ
バンッ!
銃声が響いた
驚くことに撃たれた感覚が全くなかった
光希『あれ大丈....』
と言いながら腹部を見ると
腹部に血がついていた 人間は自分たちが思っているより反応能力は低い 出来事に数秒かからないと気づけない時がある
それが今だ
そして腹部にじわじわと痛みが走るのを光希は気づいた
が
白いバンダナをつけた男は銃身をずらさない
光希が倒れたと同時に天之の背中に撃ち込むつもりだった
だが白いバンダナの男の予想を裏切り
光希は倒れなかった
光希『お前に天之は殺させてやんねぇよ』
と痩せ我慢をして
痛みを耐えながら引きつった顔で笑った
天之は首だけど振り返り
天之『光希..』
と悲しそうな顔と共に言葉を発した
その声を光希は聞き逃さなかった
光希『なぁ、お前そんな悲しそうな声でいうなよ』
と少し振り返り言った
が彼は下半身に力が抜けた 軍人や兵隊でもない一般の人ならば気絶しているのに
光希は耐え忍んでいたのだ それだけでもすごい事だ
だが何も訓練していな人は所詮は一般人
痛みに耐えとも体は非常な自体に対応出来ないのだ
そのまま崩れて倒れながら 彼の意識は徐々に遠のいていた
光希『天之...』
とまるで何かを思い残したように意識が無くなった
それから10秒も経ってないだろうに青いフードの男は倒れていた
そして白いバンダナの男の目の前に天之は経っていた 白いバンダナの男の心臓部分を白い剣が赤い血をつけ貫通していた
白いバンダナの男『あ...がっ...っ』
声にならない声を発して男は事切れたかの体から力が抜けた の見て天之は剣を抜いた
そのまま振り返り 倒れていた光希に駆け寄った
そして光希の横に無造作に剣を置いて彼を持ち上げようとした瞬間
白い剣と光希の間に黒と白の雷のようなノイズが一瞬現れたのを
天之は見逃さなかった
そして天之は無言のまま光希を横にし
白い剣を方を持ち 頭の高さまで手を上げ光希の心臓に振りかざした!
そして
天之『この力、お前にやるよ』
と言ったと同時に白い剣はノイズのようなものになり
光希の刺した心臓部分に吸い込まれるかのように消えていった―
見てくださりありがとうございます
出来ればコメント等で指摘やおなしな所を言ってくださると助かります
次回も良ければ読んでみてください