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「ハチミツを舐めて。」  作者: 閑古鳥
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序章

その日はすごく身体がむずがゆかった。精神と肉体が追いつかないというか、路頭に迷うというか…。


本能のまま動き出すのは身体で、でもその本能を否定したがっている自分が潜むのが精神で…そんな具合に脳波を乱しまくっている。


触れたいとか、話したいとか、そんな在り来たりなコミュニケーションを取るのはお手の物だと自負していたけれど、案外そうでもなかったみたいだ。


いつもなら相手が誰であれ、軽くちょっかい出して軽く冗談言って、軽く笑ったりして、そんなこんなで普通に楽しく過ごせていた。


でもーーーあの子にだけは違う。いつもの積極的な自分がどこかへ行って、絡んでくれるのを待っている。期待している。


だって、下手に絡んで失敗して、喧嘩になって口も聞いてくれなくなったら…そんなのは死んでも嫌だ。



私はときめいてる、多分。横顔、仕草、声、髪、全てにおいて見逃すのが勿体無いくらい、虜になっているんだ。


叶わない恋なのは知ってる。でも待てよ…いや、やっぱり知らない。だって、そもそも恋じゃないかもしれないし。だから、あの子との接点だなんて幾らでも、友達としては沢山あるって事。


だよね?そうだよね?



はぁ…何言ってるんだ、私は。


相手は女の子だ。私も女の子だ。


もっと、お話したいな、だなんて…。もっと、近くに寄り添いたいな、だなんて…。別に、そんな事思うの、私だけじゃないよね。ちょっと大事に思いすぎてるだけなんだよね…。





これは、そんな儚い少女二人にライトを当てた、一つの愛の物語。


はじめまして、閑古鳥です。

週にニ、三話程投稿するつもりでいます。

描写はそこまで激しくするつもりはありません。

十代にありがちな、淡く、時に濃いぐらいのものを創ります!


感想、レビュー、評価、何でも受け付けます。

今後ともよろしくお願いします。

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