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Original
【Original】
寄せては返す波の音
最初に聞いたのは いつの頃か
眠りへ誘う子守唄のように
私の体に響いては
遠い記憶を呼び覚ます
灼熱の大地に 走る稲妻
やがて私は 広大な液体の中で目を覚ました
ゆらゆらと漂いながら
知識という名の深海を泳ぎ
引き合う二つの糸が
私という核を作り上げる
うわべだけでは 決して真似できない
ーーーーーー存在の証明
『私が私で在ること』
それこそが 生きる意味なのだと
刻むリズムに乗せて 波が詠う
蒼い海の胎内で見た 原始の夢
生きる術は本能が知っていると
力強く脈打つ心音が
体の内側を流れる紅い血潮が
私を肯定するから
誰かをなぞらえるのではない
等身大の自分で生きよう
まっすぐ前を向いて
これが私と胸を張れるように




