始まりの話
「おはよう」
………………………返事が無い………
返事がないのは当たり前だ、この家には私しかいないからだ。
昨年父が病気で死に、今年母も病気で死んだ。
淋しいなら家に来ればいいじゃないと、妹に言われた。しかし、妹は既に結婚しており、子供もいる。そんな中にのこのことお世話になりますと行けるわけなく、気持ちだけ貰っておいた。
私は今日30歳になった。喪女のまま三十路を迎えるとはこんなに寂しいものなんだなとしみじみ思う。
ぎゅるるるるる〜〜
腹がなった。
「ん~〜〜ふぅ、ご飯食べるか〜」
精一杯背伸びした後愛しの布団から出る。背に腹は代えられない。
階段を降りて洗面台に向かい顔を洗う…昨日化粧落としてなかった…
顔を洗ったら次は本題のご飯だ。私はぶっちゃけ料理は得意ではない。しかし母に花嫁修業をしろと言われ渋々作った唐揚げは美味しいと思う。なんせ美味しくできるまでずっと唐揚げだったからだ。そうなれば美味しくなるのは必然的だ。 因みに合格を貰うまで1週間はかかったと思う。
余談はここまでにしてさっさと美味しい唐揚げを作ろうと、キッチンに向か…う……………前にリビングに誰かいる!!
初めましてリーです。
この話が初めての投稿です。
文章能力は皆無ですので、この話から成長できればいいと
思います。
何かと至らぬ私ですがよろしくお願いします。