表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

BLゲームに転生してしまいました

作者: 藍月 綾音

R15の描写は全くありません。良い子が知らなくて良い知識が書かれています。BLな話でもありませんのであしからず。

 「申し訳ございません」


 戸丸 英二とまるえいじが腰を九十度に折り曲げながら両手で差出した封筒の表書きには『辞表』の二文字がデカデカと書かれていた。お昼を食べ終わり、午後も仕事を頑張ろうと腕を回していた平川 順次ひらかわじゅんじの腕がピタリと止まった。平川は戸丸が勤務する京賀市役所 生活相談課の課長である。この課の上司は自分なのだが、出された辞表の意味がよく分からなかった。

 平川は今年四十五になる。地方公務員になってからは二十年弱、真面目に勤め上げきたという自負がある。人を見る目もソコソコ養ってきたはずだ。そんな平川の目に、戸丸が仕事を辞めるような失敗や、不満があったようには見えなかった。むしろ相談者に親身になりすぎるきらいがあるほど、熱心に仕事に打ち込んでいたように思う。

 なにか悩み事があるような風にも見えなかった。まさに寝耳に水の辞表提出である。

 そこでふと、今朝の戸丸の様子を思い出す。そういえば、今朝配属された清流院 零せいりゅういんれいの紹介をした時に顔が青ざめていたかもしれない。知り合いだったのだろうかと考え、すぐにそれを打ち消す。清流院は大学に入るまで外国で育ったと履歴書に書いてあった。大学四年の時に、日本に戻ってきて地方公務員試験を一発合格した後、卒業し、研修を終えて今ここにいる。勤務三年目の戸丸との接点がは無さそうだ。出身大学も違う。平川と戸丸が同じ大学だから、確かな情報だ。

 だから、前触れもなく仕事を辞めるという戸丸に思いとどまるように勧めようと決めた。疲れやストレスで突発的に仕事を辞めようと辞表を提出する人間がたまにいるからだ。

 地方公務員は下手な事をしなければ、安定した職業だ。勿体ないという思いが先に立ったとも言える。普段の戸丸は仕事が好きに見えたのも一因だ。


「あー、ちょっと場所を移そうか。柴崎くん、ちょっと戸丸くんと話をしてくるから、少しだけここ頼めるかな」


 これも仕事の内だと、ポンッと戸丸の肩に手を乗せて、面談室のほうへと誘導しようとした。


「うわっ!」


 腰を曲げたままだった戸丸は弾かれたように頭を上げると、怯えたように平川の反対側によろめいた。

 はっきり言えば、平川の手に驚き避けようとしたのだろう。この反応に平川のほうが驚いた。朝までは普通だったはずだ。そもそも戸丸とはプライベートでも仕事上でも親しくした覚えはない。こんな風に避けられるほど嫌われるような関係すら築いてはいないのだ。ただの上司と部下、それだけの間柄だと平川は認識していた。

 思わず宙に浮いた手を不自然にわきわきさせてしまい、慌てて下した。まるで平川が戸丸になにかロクでもないことをしたように見えるではないか。パワハラの文字がよぎったが、ソコにも普段から気を付けている。今の時代、こちら冗談のつもりでも相手にはパワハラだのセクハラだのと言われるので、女だろうが男だろうが発言には気をつけているし、そういう研修も課長になるまでに受けている。戸丸に対して、パワハラなどはしていない。

 周囲にいた人間も驚いて、戸丸と平川を見ていた。戸丸が辞表を出す所から注目を集めているのだ。平川はある一部の人間から冷やかな目で見られいている事に気づき、苦笑いを浮かべるしかなかった。どんな想像をしているのか考えたくもない。

 一方、戸丸は茫然としていたかと思えば、目を見開いて慌てて平川に頭を下げた。


「あのっ。申し訳ありません。ちょと今混乱をしていまして、いや、言い訳にならないのですが…………」


 と、大きな瞳が潤み始める。平川はさらに動揺し、急いで戸丸を面接室に引っ張りこんだ。いったん扉を閉めて、戸丸を椅子に座らせてから一度部屋を出る。扉のプレートを使用中に変えている最中に、隣の課の、篠原 愛実しのはらあいみがお盆に珈琲を乗せてやってきた。


「平川課長、これどうぞ。午前中から戸丸さんの様子がちょっと変だったんですよ。そうしたら、昼休みに入った途端に辞表を書き始めるでしょ?なにがあったんだって、さっき女子の間でも話題になっていたんです」


 どうやら、気を利かせて珈琲を用意してくれたらしく、お盆を平川に渡すと意味深に微笑んだ。


「大丈夫ですよ、平川課長となにかあったなんて誰も思ってませんから。朝まで戸丸さんいつもどうりでしたもん」


 見透かしたようにいう篠原に、平川は笑う。そちらの心配もしてくれていたらしい。篠原にはどうやらそういう意味で好かれているのは間違いない。だからこその気配りなのだろう。平川にはその気持ちに答えるつもりは全くないのだが、告白もされていないのにこちらから何かを言うことでもない。適度な距離を意識するだけにしてある。珈琲をお盆ごと受け取り、お礼をいってから気を引き締めて面接室に入った。


 はたして戸丸は、机の上に両肘をついて頭を抱えていた。体が小刻みに震えている。もともと男にしては華奢な体のつくりをしていて、色白な肌や、大きな瞳が一部の女子と男子の庇護欲をそそっているのは知っていた。なんというか、立派な男に対してそれはどうなんだと、思うほどに構われていたし、面倒を見られていた。

 ただ、戸丸自身がやんわりと拒絶していたので、特に平川が口を出していなかったのだが。と、ソコまで考えて、構われるのが平川が思うよりも負担になっていたのだろうかと思い至った。

 確かに、周囲は戸丸を構いすぎる。時には幼子に対するような過保護な態度を示すものもいた。根本にあるものが、悪意ではなく善意であるだけに、戸丸が断りづらく感じて当たり前だ。積み重なればストレスにもなろう。なるほど、そうかとひとり納得し、戸丸の前に珈琲を置いてから正面に腰を下ろした。


 机の上には、先ほどの辞表が平川に向けて置いてある。


 ふっと息を吐き出してから、戸丸を見た。

 珈琲を置かれたことで、平川が部屋に戻ったことに気づいたのか、戸丸は悲愴な面持ちで背筋を伸ばして平川を見ていた。緊張感が部屋に漂う。ゴクリと戸丸の喉仏が上下した。


「急に申し訳ありません。どうか何も言わずに受理してください」


 と、再び頭を下げる。どうにも決意が固いような気がしてきて、どうしたものかと平川は頭をかいた。

 辞表の中を確かめればやはり一身上の都合で一カ月後に退職したいとしか書いていない。なぜ辞めたいのか分からずじまいだ。


「ん~、良かったら理由を聞かせてもらえないか?戸丸はこの仕事が嫌いじゃないだろう?理由が分かれば何か力になれるかもしれん」


「え?力になんてなってもらわなく…………っ」


 失言に気づいたのか、戸丸はさっと口元を片手で隠して気まずそうに視線を泳がせた。

 平川は自然と額に皺が寄せられるのを自覚した。やはり、戸丸に嫌われている。それは確信に変わったが、嫌われる理由が思いつけない。理由もなく嫌われるほどに酷い上司だったのだろうかと落ち込みそうになる。


「そうか、では質問を変えよう。この仕事は好きだろう?」


 ちょっと声が低くなり、堅くなってしまったのは見逃して欲しい。部下に酷い上司だと思われていると思うと面白くないのだから。


「はい、好きです。困っている人を手助けさせて貰えて、結果的に喜んで頂いた時にやりがいを感じます」


 そうだろうと平川は思う。どこか庇護欲を誘う戸丸は、お年寄りにも主婦にも人気がある。まるで本当の孫のように扱うお年寄りも少なくない。ちゃんと心を込めて仕事をしているからこその人気だと思う。


「お前は真面目だし、市民の方に人気もある。俺としては続けてもらいたいというのが本音だ。だから理由を聞きたいと思うし、解決できる事ならば、解決してやりたいと思っているのだが…………」


「無理ですっ!! 僕の問題は解決できるものではありません。平川課長のご厚意はありがたく思いますが、いくら説得なさろうとしても僕の意志は変わりません」


 平川が最後まで言い終える前に、戸丸がまるで悲鳴のように高い声で遮りまくしたてた。何かに怯え瞳を潤ませる。


「お前の負担になるというならば、周囲の構いたがりな奴らに、ちゃんと言ってやるぞ?戸丸に手を貸すのはよせ、一人前の男なんだぞと」


 ひっと戸丸が息を飲む。


「なんですかそのフラグ!!」


 ――――フラグってなんだ?旗?


 と平川が首を傾げる。


「だだだだっ大丈夫です。もう辞めるので問題ありません。僕はノーマルなんです。お願いですから逃がして下さい」


 意味の分からない事を戸丸が捲し立てるのを聞きながら、平川はもう一つ思いあたり、まさかと目を見開いて戸丸を見る。そして、戸丸をこれ以上おびえさせないように、なるべく優しい声音を心がけて問いかけた。


「戸丸、お前虐めにあっているのか?」


 なんてことだと、頭を抱えたくなった。自分の部下たちは仲が良く、仕事も出来ると内心で安心していたのに、まさか虐めなどと子供っぽい事をやる輩がいたとは、平川の監督不行き届きだ。この問題は放っておいてはいけない、戸丸にキチンと問いたださなければと、居住まいを正した。逃がして下さいとはそういう事なのだろうから。

 だがしかし、今度は戸丸がキョトンとして、首を傾げた。


「いえ、虐めなんてありませんよ?皆さん良くしてくださっています」


「いや、これは看過できない問題だぞ。虐めをしている人間の名前を言いなさい。調査をして事実と確認できたらそれなりの処分を下す。お前は安心して俺に任せてくれればいい」


「だから、なんのフラグですかソレ!! 僕はノーマルなんですってば!! 手ぇ握るの止めて下さい!!」


「何を言っている、少し落ち着きなさい。戸丸が仕事を続けられるように、名前が出ないようにするから安心して俺を頼ってくれて構わないんだぞ」


「誰がアンタに頼るかっ!! 僕は女の子が好きなんです。そういう嗜好は全くないんです。この市役所みたいな危険な所にこれ以上一分たりともいたくないんです!!」


 沈黙がその場を支配した。平川の頭はフル回転を始める。なんだかとっても不名誉な勘違いをされている気がしたのだ。

 戸丸を落ち着かせようと握った手に視線を落とす。戸丸に鳥肌がたっているのを見てしまった。ゆるりと両手を離し、そのまま手のひらを戸丸に向けて開き降参のポーズをとった。手を離した途端に凄い勢いで両手を自分に引き寄せる戸丸に、どんな勘違いをされているか納得してしまった。

 あまりに失礼過ぎて、怒っても良い気がしたが、何故そんな勘違いに至ったのかに興味があった。短気は損気というじゃないか。


「あ~何を勘違いしているんか分からんが、いや、今なんとなく分かったが、俺は男に興味はないぞ?」


「分かってます。そういう事にしておかなきゃならないんですよね」


 ――――分かってないだろソレ!


 大声で突っ込みたい所だが、不名誉な勘違いを正すことのほうが大事だと我慢する。一体、戸丸に何が起こったというのだろうか。


「いや、真実俺はノーマルだ。男は恋愛対象にならない。お前と同じだ」


 というか、そうそう男が恋愛対象になる性癖の持ち主はいないだろう。どう考えても少数派だ。上目遣いで平川を睨む戸丸に、男がそんな事をするんじゃありませんと言いたくなる。そして、やっぱり怒っていいのではないかと思う。言いがかりもいいところだ。


「僕、知っているんです。あぁ、誤魔化さなくていいんですよ。誰にも言いません。言いませんから、辞表を受理して下さい。お願いですから逃がして下さい。無理なんです。僕、職場で男に掘られるなんて耐えられません」


「いや、だから。誤魔化すもなにも…………って、戸丸、男に襲われたのか?!」


 職場でそんな不埒な事をするとは、言語道断。嫌がる人間を無理矢理などと、犯罪でしかありえない。男なんだから自分の身は自分で守れと言ってやりたいが、戸丸の華奢な体つきでは無理だったのかもしれない。それならば、辞表をなにも言わずに受け取ってやるのも優しさのような気がした。そんな事があった職場に居続けるのは精神的な負担も大きいだろうと平川は思ったのだ。


「いえ、このままここで、働き続けたらそうなります。えっ?平川課長、本当に心当たりないんですか?年金課の春日井課長とか、榎津さんとか」


 その二人は平川の仲の良い同期だ。結婚していないからといって、変な関係にするのはやめて欲しい。

 ここに来て平川は、どうやら戸丸は自分が思っているよりもずっと思い込みが激しく、しかもその思い込が失礼過ぎることに気づいた。と、同時に心配した自分が馬鹿らしくなってしまう。だいたい、こんな根も葉もないことを言いふらされたら堪らない。噂というものは怖いものだ。尾ひれがついて、いつか足元を掬われるかもしれない。

 平川は戸丸を見限ることにした。同性愛者にされてしまい、腹が立っていたこともある。辞表を受け取り、本人の望む通りに手続をしてやることにしたのだ。


 一カ月後、涙を流して喜びながら戸丸は市役所を辞めていった。


「いいですか、清流院と春日井課長と榎津さんには、くれぐれも気を付けてくださいね。後、呉隠さんと両津さん。稲葉さんと片桐さん。大場さんと向井さんはカップルですから、邪魔をするような事をしてはいけませんよ。フラグが立ってしまいますからね。これ、餞別です。平川課長、本当に申し訳ありませんでした。頑張って下さい!!」


 渡された紙袋の中身は、何故か防犯ブザーと催涙スプレーだった。励ましの意味も分からない。

 平川は安定した職業を馬鹿な思い込みで捨てた事を、後で死ぬほど後悔するがいいと考えていたが、間違っていたのは実は自分かもしれないと漠然とした不安に襲われた。


 そう、これから自分の身に降りかかる厄災を知らずにいたのだ。


◇◇◇◆◆◆◇◇◇◆◆◆◇◇◇


 戸丸英二は家に帰ると歓喜に震え、涙を流した。

 まさか、小説のような事が自分の身に降りかかろうとは思っていなかった。

 清流院の顔を見た途端、自分の前世を思い出してしまったのだ。そう、腐女子もしくは貴腐人と呼ばれるBL大好きだった前世の自分を。

 世の中には女性向けゲームという物がある。まぁ、二次元の異性と架空恋愛を楽しむゲームなのだが、これには種類があり、BLゲームも女性向けゲームの中に入るのだ。まぁ、ガチの同性愛者はプレイしないだろうとは思う。そのBLゲームは十八禁のものもある。そして、前世の自分がプレイしていたゲームの主人公が平川課長だと思い出してしまったのだ。

 いわゆるオヤジものって奴だ。BLゲームの中にはなぜが同性愛者ばかりが集まる。見目のいい、スペックの高い男が女の子に見向きもせずに、男同士で恋愛のすったもんだを繰り広げるのだ。

 戸丸英二はその中でも、『受け』または『ネコ』と呼ばれる、突っ込…………失礼、女役で登場する。それも、ノーマルだったのに、平川課長に想いを寄せる清流院に、平川課長と仲が良すぎると嫉妬された挙句に襲われるのだ。清流院の思考が全く分からない。なぜ嫉妬から襲うって発想になるのだろうか。前世の自分が喜んでいただけに、いたたまれない。ヤンデレ乙の意味が分からん。そうして、襲われた挙句に、色々と新しい扉を開かされて、清流院にメロメロにされた上で、平川課長を落とすための駒にされる。そして、いいように使われるのだ。思い返しても寒気が起きる。駒にされた戸丸英二は、平川課長を狙っている相手に送り込まれるのだ。なぜ、そうなると叫びたくなるほどに、自分から男を誘い、春日井課長や、榎津さんにヤラれてしまうのだ。


 ――――――――無理だ。絶対に無理だ。


 よく考えれば、平川課長に見覚えはあったのだ。既視感というのだろうか、まるで四十五には見えない若々しい見た目。スーツをきっちりと着こなし、詰まった首元にはそこはかとなくストイックな色気が漂う。少し垂れて甘さを強調する目元。さらには泣きボクロがいっそう、男のなにかを刺激するのだ。気づけばいい声だなぁと思っていた声も、前世の自分が追いかけていた声優さんの声だった。どうりでいい声のはずだ。このBLゲームだって、平川課長の声をあてた声優さん目当てで購入を決めたのだ。BL大好きな前世の自分は、当事者じゃないから喜んで好きだと暴走していられたのだ。

 当事者となったら、乙などと言っていられない。恐怖しか感じないのだ。

 周りの同僚やら、上司(主に男)が戸丸に優しく面倒を見てくれたはずだ。何故か男に嫉妬の目を向けらると疑問にも思っていたのだ。恋人が優男に親切にしていたから気が気じゃなかったのだろう。あれは同性カップルが多かったからだったのだ。

 あのお誘いも、このお誘いも下心あってのお誘いだったに違いないと、今だったら確信できる。誘いに乗らなくて本当に良かったと、涙した。

 

 平川課長は、主人公であるドン感さゆえか、あからさまな春日井課長と榎津さんのアプローチに気づいていないという。あれだけベタベタと触らせておいて、無自覚とかそれも恐ろしいと戸丸は背筋が震えた。隣の課の篠原 愛実など、平川課長と春日井課長押しだと力説するくらいなのに。あの篠原は絶対に前世の自分と同類に違いない。


 どうも、ノーマルだというのは本当らしいと思った。目が真剣だったから、信じられる。きっと同性愛者だったほうが楽に生きる事ができただろうなとは思う。そして、これから始まる恐怖のゲームをなんとか乗り越えて欲しいと願う。ノーマルな人にはどんなに辛いことになるのか、想像もしたくない。


 ゲームの中では、平川課長は昔から同性愛者だった。そこがゲームと違う。それに戸丸も逃げ出していもう生活相談課には存在しない。それが平川課長にとって良い事でありますようにと、戸丸は祈る。ゲームのプロローグは始まったばかり。


 ――――――――頑張れ課長。負けるな課長。男なんだから、自分の身は自分で守って下さいね。


 まさか自分が考え事をそのまま返されているとは知らずに、今日も平川課長の危険かもしれない一日が始まるのだった。



 

 

お読み頂きありがとうございました。


BLゲームは、乙女ゲームの分類には入らないとご指摘をいただきました。

大きな分類で、女性向けゲームとなるそうです。私の勘違いで、誤解を招く話を書いてしまい申し訳ありませんでした。

タイトル、あらすじ変更させて頂きました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 女性向け恋愛ゲーには含まれるけどBLゲーは乙女ゲーではないですね。 平川課長の今後が非常に気になりますが、とりあえず戸丸君回避乙。
[一言] BLゲームは乙女ゲームの分類じゃないですよ。 女性向けゲームという分類には入りますが。 NLとBLの間には深い溝がありますから。 乙女ゲーマーと腐女子は相容れないので混同されると困ります。 …
2014/08/13 20:48 退会済み
管理
[良い点] いままでになかったお話で新鮮でよかったv 平川課長が周囲が同性愛者だらけで自分が標的にされていると気付いた後の再会が楽しみです。 (平川課長がぽろっと戸丸くんが感づいていたことをばらして巻…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ