表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/46

育成期間0年2ヵ月4週間

今日もコッコは盛大に転がる。


最近ではホームグラウンド化してきている平原で、俺と魔獣は訓練に励む。


コッコには、早く能力アビリティ「疾走」の扱いに慣れてもらいたいのだが、

まだまだ先は長そうだ。


直線を走るなら兎も角、方向転換しようとするとすぐに明後日の方角へ転がっていく。

それに能力の使用継続時間も問題有だ。

1分も持たないのは、さすがに無い。


こればかりは指示してどうなるものではない。

発動時間を引き延ばす方法はあるが、扱いきれないのは論外だ。


最悪、トーナメントで使用できない可能性もある。



どうしたもんかな・・・。



斧を振り下ろしながら、思案に耽る。


コッコも鳥系モンスターの端くれである故に、速さに対して少しは適性があると

踏んでいたが、やはり甘い見通しだったか。


自然とため息が出る。


そもそも、今悩んでいることはコッコの移動手段に過ぎない。

試合は、動き回っていれば勝てるわけでは無い。

当然、相手を打ち倒す必要がある。


そして、今のコッコに攻撃手段は皆無である。

元々、戦闘向きでは(こいつの場合そういう問題ではない気もするが)ないコッコは

素の攻撃手段が精々、嘴でつつく程度である。


当然、魔物としてのコッコが覚える能力も、戦闘に使えるのはごく一部だけ。

魔獣である以上、何かしらの戦闘系能力を取得するだろうが・・・。



・・・・・・



また、頭が痛くなってきた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ