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2章 164
「決まった?」
「うん」
鈴城さんが確認して、決まったことを伝えると店員さんを呼んできて、鈴城さんが選んだ花が百合だと分かる。
私に似合うと思って選んだのなら、百合の花にどんな意味を加えてくれたのだろう。
私のイメージがあの白い百合なのだろうか。
「お客様は?」
「この花を」
店員さんがどれにするか聞いてきて、一番奥に隠れていたアガパンサスを選ぶ。
お互い会計を済ました後に、お互いの花を贈り合う。
何もここでしなくとも、と思うけど、「ん」と渡されたからには返さないと。
「ありがとう。……はい」
手を伸ばして押し付けるように渡された百合の花。
対して私は鈴城さんが受け取るように、差し出した。
「……ありがとう」




