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手伝ってくれることも無く、後は煮込むだけになってひと段落。
さてさて暇になったどうしようとキッチンの壁にもたれて鈴城さんを探す。
「居ないし」
そばで見てるみたいな事を言ったのに、結局どこかへ行ってしまってるし。何してるんだろうと気になるけど、火の元を離れる訳にも行かない。
じーっとスマホを見る。
こんな近くにいるのにと思いながらメッセージを送るとすぐに返信が返ってきた。
『風呂洗ってただけ』
顔を上げるとリビングの入口に腕を組んで立ってるし、声をかければ良いのに口元がへの字である。
私はニヤリと笑ってスマホを操作する。
『そんな訳ない!』
鈴城さんもスマホでの返信をしてくる。
しょうもないけど、それが楽しくて暫くはたわいも無くそんなことを繰り返した。
お互いに顔が綻んだ初めのときだったかもしれない。




