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[幕間劇]ボスの悪癖



「シド様!」


 家人への仕事が一段落して、遅い夕食を摂っていたシドは品のよい眉をピクリと動かした。


「なんです?……アンスカレット家のメイドたる者が騒々しい」


 静かに怒るシドにメイドが脅えたような顔をする、この老齢の執事はタクミの先代の筆頭執事であった男だ。


 家宰のすべてを仕切っていたシドはこのまだ若いメイドの教育ももちろん自分で行った。


 シッカリと。


 そのメイドがはしたなくも大声を上げて、走りこんでくるなどもってのほかだった。


「そっその、これがタクミ様の部屋に」


 恐る恐る差しあげた手の先には手紙が握られていた。


 またか。


 それを見て、頭を抱えたくなった。








 シド爺へ、ドルサビアで気になること事があるので行ってきます。


 三日ほどで帰るので、その間、お屋敷をよろしくお願いします。


 例によって、御屋形さまがなにか言うでしょうが、そのときはボクの部屋に大好物の玉子煎餅がありますから一日、十枚与えて置いてください。




 PS・お土産はドルサビアで今流行の焼きプリンにします。










 実に呑気な手紙である。


「またお出かけですか?……タクミ様も好きですな~」


 一緒に食事を摂っていた庭師のブレタが言う。


 タクミが主人の許しもなしにフラッと居なくなるのは今に始まったことではない、館のものならだれでも知っている事だった。


 タクミは、自分が居ないときにも困らないように事細かに指示を残していくので誰もあまりその事を気にしていなかった。


 今も呑気に、困ったモンですな~と他の皆も笑っている。


「馬鹿者!家宰が勝手に居なくなるなどもっての他!まだ、近くにいらっしゃるかもしれないだろう笑ってないで探しに行かんか!!!」


 しかし、古き良き伝統を重んじる老執事(頑固じじい)にはそんなことは理由にならなかったらしい。


 裂帛の一喝に、皆は慌てたように部屋を飛び出していった。


 ため息を吐きながら、手紙を見返す。


「ドルサビア?西回りで飛行機を使っても片道一週間は掛かるはずじゃが……」


 ジロリとシドがテーブルを見る。


「何か知っているな?」


 うまそうに昼ご飯のサンドイッチを頬張っているルクス、部屋の中に残っているのはもう彼だけだった。


 ルクスはチラッと視線を上げたが、すぐに食事を再開する。


「さあ。……遊びに行ったんじゃないですか?」


 シドはタクミの入れたこのルクスという見習い執事の詳細などを知らなかったが、この男がタクミの下にいる者だとは解かっていた。


 だが、タクミが入れたものなら例え、殺されても主のことは漏らさないだろうことは解かっていたのでそれ以上追及しようとも思わなかった。


「心配しなくてもたいした遊びじゃないですよ」


 部屋を出ようとしたシドにルクスが言った。


 振り向くと、彼はまた食事に専念していたが、その横顔を見てシドも再びテーブルについた。











 どこまでも晴れ渡った青空の下、物凄い土煙を上げて浮遊岩石地帯を突き進む一つの影があった。


 そりゃもう、暴走しているとしか思えないスピードだった。岩と岩の間をビュンビュンと飛び移って駆けていく。


 重力の糸が不自然に緩んだアルベルン北方地帯、地殻が剥がれて浮かび上がったトラクタースペース。


 土地神が狂ったとも言われる異常地帯、飛行海賊たちの本拠があるとも噂されだれも足を踏み入れない危険地帯である。


 そこを飛空挺よりも早く駆け抜ける者がいた。


 黒いスーツを纏った男は高速戦闘獣グレイプニールを手足のように操って疾走していた。


 グレイプニールも未だかつて出した事の無いスピードを要求する獣上の男に困惑していた。


 地上最速と呼ばれるグレイプニールもこんな異常地帯を高速で突っ走った事は無かった。


 男がただ、こっちの方が近道だから、とか無重力地帯ってフワフワして楽しいな、なんて理由でここを突っ切らせていると知ったらこの獣はたぶん男を振り落としただろう。










 男、タクミは片道一週間の行程をこの危険地帯を突っ切る事で一日に短縮していた。


 グレフとしての北の国に赴いたタクミは一日かけて金のなる木をばら蒔いた。


 あの国の状況は今回蒔いた種を黄金の林檎に育ててくれるだろう。


 今から、収穫の時が楽しみである。











「うん?」


 タクミのこんな呟きとともに思いっきり手綱を引かれた。


 ゴェッ。


 時速三百キロほどで突き進んでいた獣の体に手綱が食い込んだ。


 目の前に浮かんでいた浮遊岩に爪をたててブレーキをかける。


 岩盤を百メートルほど削り取ってやっと体が止まった。


 息の詰まった獣がゲホゲホと咳き込む。


 しかし、タクミはそんな獣を気遣いもせずに飛び降りると走り出した。


 チョッと涙目の獣を放っておいて男がヒョイっとジャンプする。


 三回のジャンプでタクミは目標の場所まで移動した、低重力下ならではである。


「これは……」


 タクミの目が興味深そうに細められた。


 真っ赤な掃き溜めの中で綺麗なガラス珠が煌いている。


生物的なフォルムが普通の人には嫌悪感を抱かせるであろう生き物が居た。


 生まれたばかりなのだろう、温かな粘膜に包まれてはいるがその生き物に骨格は無かった。


 何の生き物かわからないが、ほんらい皮膚に本来あるべきところに毛皮、鱗すら存在しない。


 内臓がこぼれている。


 透けた体に血管の筋が覗けていた。


 蛭子だ。


 異常な赤子にこの獣の親は赤子を捨てたのだろう。この獣がこのままでは長く生きられないのはだれにでも解かることだ。


 獣は生きられない赤子を育てるほど優しい生き物じゃない。


 食べなかったのはせめてもの愛情だろうか?


「君は生きたいか?」


 蒼い瞳、がタクミを見つめる。


 タクミをジッと見つめる綺麗な瞳、タクミが何者かを調べているようだった。


 見つめられたのは十秒ほどだろうか、


 崩れた体がタクミに近づく。


「ヒューッ、ヒュゥーッ」


 声帯の無い喉から必死に声を出そうとする獣。


 伸ばされた舌がさしだされたタクミの手を舐めた。


 獣の瞳に笑ったタクミが映っていた。














「……何してるんですか?」


 怪しげな物を大量に大鍋に放り込み続けるタクミにルカスが声をかけた。


 思っていたより早く帰ってきたと思ったらシドとともにタクミは地下室へ引っ込んでしまった。


 別名、恐怖の実験室(ルクス命名)に降りていったボスの様子を見に来たルクスが来たのは楽しそうに鍋を掻きまわす主人の姿だった。


「魔の法則にしたがってボクの望みを満たしてるの」


 嬉しそうに答えるボス、その瞳がキラキラと輝いている。しかし、答えになっていない。


 異常な情熱を込めて丹念に鍋をかき混ぜるタクミ。


 その横に妙の物が置いてあった。


 見た目は瓶詰めの臓物。


 焼いて食ったら旨そうな代物だが、なんかビンの中でクルクル動いてる気がしてならない。


 とても、気持ちの悪い代物だ。


 あれを食べる気だとしたらオレは命を賭けてボスを止めるね。


 おっと、それから妙な物と言えば、もう一つ。


「シドさん。貴方まで何やってるんですか?」


 執事服の上にフリフリエプロンを付けたシドが振り向く。調理室から借りてきたのだろうか、意外にプリチーな姿だ。


 でも、笑ったら怒るんだろうな。


「儀式の手伝いです。今はレッドシリアドラゴンの逆鱗を外しています」


 シドの手にはジタバタと暴れるトカゲの尻尾が掴まれていた。


 一度掲げて見せると、シドはまな板の上にトカゲを置き。


 ズバッ。


 一瞬で頭を飛ばした。


 ダメージを受けた龍の鱗が逆立つ。


 おいおい、ドラゴンの皮膚がなんで包丁で切れるんだよ。普通は、ドラゴンキラーとか専用の武器じゃないと切れないぞ。


 ルクスは只者じゃない、老執事にビビッた。


 シドは逆立った鱗を何事もないように外している。


「……なんだか解かりませんけど、手伝いますよ。オレは何すればいいんです?」


 崩れ去る一般的貴族の家臣たちの幻想から立ち直ったルクスが何かを振り払うようにして聞いた。


 しかし、……。


「ダメだよ」「ダメです」


 ガーン。


 即、二人から拒絶された。


「な、なんでです?オレ、ボスに忠実なのに酷い。そんな死期の近いじいさんよりオレの方がずっとこの先お徳ですよ」


 今までに無かったボスの冷たい(勝手な思い込み)言葉に思わずマズイことを口走ってしまった。


「ほう、貴様。そんなことを考えていたのか?」


 青二才が、と包丁を振り上げるシド。上品な眉の上にバッテンマークが三つ浮かんでいる。


「シド、ルクスを締めるのは後にして、そのトカゲの心臓も取ってください。そろそろ、この薬も完成ですよ」


 なんとも御無体なお言葉、しかしそのお陰でとりあえずシドの凶刃からは救われた。


「……ボス。ホントのとこオレが手伝えない理由って何ですか?」


「君は、殺し屋の神の加護受けてるだろ?ボクの魔法に干渉するかもしれない」


 ああ、またオレの衝撃の過去をばらして、しかもシドさん聞いてるし。ほーそうだったのか、とか言わないで。簡単に納得しないで~。


「殺し屋の神じゃなくて、夜刀の神ですよ。……でも、それ言ったらシドさんもそうなんじゃないんですか?」


 そうだ、信仰心を持たない人間なんかそうそう居ない。


 神々に加護された(支配された)この世界で、加護を受けていない存在はあまりにも無防備だ。


 例外が、魔術師とかそのレベルアップ版の魔法使いとかであるが、あれは伝説の存在だ。


 オレも実際に見るまで信じてなかったし。


「シドさんもアデューの信者なんでしょう?」


 ふつうは、貴族の家臣は主と同じ神を信仰する物である、違った場合は雇ってもらえない。


 まあ、この国は一神教だからそういうことも少ないだろうけど。


 シドがランドルフに心酔しているのはルクスも知っていた、それこそボスがまだ見ぬお嬢さまに心酔しているのと同じように。


 ……ボスの方がたちが悪いけど。


「私は昔に信仰を捨てたよ。今ではタクミと同じモノに力を借りております」


 掴み出した心臓(げっ包丁でドラゴン捌きやがった、しかも三枚に)を見つめながらシドが語った。


 遠い昔を見ているようだった。懐かしんでいるようだが信仰を捨てた後悔の念はないようだ。


「いや、タクミは私とは違うな、私は彼女の力を借り受けただけだが、タクミはすべてを引き継いいますからな」


 シドがタクミの名を呼ぶときには微妙に敬意が感じられていたのだが、なるほどそうだったのか。


「て、ことはシドさん魔術師だったんですか?」


 希少な珍獣を見つけたように目を丸くする。


 魔術師は神以外のものから力を借りる存在だ、つまり悪魔と契約した外道の者。


 そして魔法使いは悪魔のすべてを取り込んだ存在。


「なるほど、シドさんの力の源は今はボスのものってわけですね」


 シドは誇らしそうに頷いた。


 どうやら、自分が出来なかった事をボスが出来た事をやっかむ気はないらしい。


「しかし、そうなるとオレなにもできませんね。デリケートな儀式じゃ他の神は邪魔になる」


「そうでもないよ」


 えっ、いきなりボスに呼ばれてビックリ。


「もうすぐ、夕飯の時間だ。ボク等は手が離せないから君が御屋形さまのお食事のお世話をしてくれ」


 ゲッ、マジですか?


「こんな若造に御屋形さまのお世話を任せるのは気が咎めますな」


 そうだよ、オレあんな怖い爺さんの世話なんかヤダ。


「しかし、これも私がキッチリ教育しておりますので、心配はないですぞ」


 結局、やるんかい。


「よし、いい感じだ。シド、心臓をいれてください」


「はっ」


 なんかプチ主従関係がいやに眩しくて、ルクスはほんのチョッピリ淋しくなった。


 しかも、結局何やってるのか教えてもらってないし。


 じゃあ、頼んだよ。そんな声を背中に聞きながらルクスは地上への階段を登った。









「今からオマエに骨格をやる。その体じゃ、まともに鳴けもしないだろうからな」


 両手に抱いたガラス瓶を顔の位置まで持ち上げて覗き込む。


 瓶の上と下にずいぶん離れた眼球があった、しかし両方の瞳が嬉しそうにタクミを見ている。


 タクミもニコリと微笑むと瓶をグルンと逆さにした。


 落ちる先はポコポコ泡立つ鍋の中。茶色の液体に薄ピンクの体が沈みこんだ。


「仕上げだな」


 タクミは右手を口に当てた。


 ブチッ。


 右手に歯を立てると一瞬で噛み切った。


 噛み千切った、肉片を鍋の中に吐き出す。


 ついでに滴り落ちる血も鍋の中に垂らす。


 シドはその様に慌てたようすもなくタクミの魔法を見守っていた。


 茶色だった液体が赤紫に染まっていく。


「治れ」


 鍋の中を見つめたままタクミが呟く。


 血液の流出が止まり、赤子の肌のようなピンク色の肉が傷口に新たに出来上がったが、タクミは治った傷を確かめようともしなかった。


 命が新たな力を纏う様をジッと見つめていた。


 見つめつつ付けること一時間。


 不意にタクミが微笑んだ。


「成功ですな」


「うん」


 嬉しそうなタクミ、珍しい年相応な笑顔だった。


 レイドゥースがいたころにはいつも見ていた普通の笑顔。しかし、近頃はとんと見ていなかった。


「これでこの子は生きていける」


 満足感に震えながらタクミが言った。


「シド爺、ちょっと疲れたから休むよ」


 あと一時間もすればこの獣は自分で立ち上がってくるだろう。もう大丈夫だ。


 失血でフラフラしたが、それを上回る興奮で足どりも軽かった。


 上への階段を昇ろうとしたとき、シドの戸惑った声がした。


「……タクミ。いいのですか?」


 何がいいのだろう?儀式は成功したのに。


 不振げなタクミにシドは、


「このままでは、この子には皮膚しかできませんよ。生きるのには不自由しませんが、裸のままです。これでは普通の獣とは言えませんでしょう」


 忘れてた。


 唖然としたタクミの顔にそう書いてあった。


 瞬間、何かを探すように視線が動いた。


「あれだ!」










「で、使ったのがレイドゥース様に買ってもらった毛皮の帽子ですか」


 遅めの夕食をとるルクスとシド。


 話題はモチロン、タクミの魔法である。


 何をやっているかと思えば、ペットを拾っただけだったとは。


「そう、お嬢さまに初めて戴いたものです。とても大切にしていたがなにぶん、子供用だったので、何年も前からしまったままでした」


 お茶を啜りながら語るシドは昔を回想するように目を閉じている。


 魔術師だろうが、なんだろうが、やっぱり年食うとじじ臭くなるんだなと、ルクスはその対面に座って眺めていた。


「で、そのペットはどこいったんです?」


「タクミの部屋です。立てるようになったら自分で歩いていきました」


 は~。


 これでまた、ボスの信奉者(信奉獣?)が増えたね。


 やっぱ、あれかね魔法使いも神みたいに信仰ってやつを集めるものなのかね。


 いや、そんなことないか。


 飽きっぽい人だからインチキ宗教の教祖になれるタイプじゃないもんな。


 そう、ボスのこういうとこをいうならこの言葉がいいな。


「悪癖」


「うん?」


 突然の呟きにシドが聞き返す。


「いえね、ボスの拾い癖ですよ。なんでもあの人拾ってきますかね」


 三日前に、部屋にタクミの失踪を知らせた若いメイドも実はタクミが拾ってきた娘だったりする。


「それを言うなら、君もそうでしょう。タクミの悪癖でここに居ます」


 げ、そう言われるとそんな気が……。










 魔法を使った反動というより、大量の出血のせいでタクミは部屋で休んでいた。


 黄色系の人種にしてもタクミの肌は白っぽい方だった、しかし今の顔色は白を通り越して青っぽい。


 ベッドに横になって目を閉じていると不意に頬っぺたを舐められた。


「やあ、気分はどう?」


 燃えるような赤毛のヘルシャ猫が嬉しそうにヒゲを震わせた。


「ギュゥゥウッエエェ~」


 低く鳴いて顔を擦り付けてくる。喜びを全身で表しているのは解かったが、これは猫の鳴き方ではない。


 しかし、タクミは気にした風もなく、


「そっか、よかったね。ネコ君」


 嬉しそうに猫の頭を撫でていた。


「……ネコ君じゃ、名前とは言えないな。う~ん、そうだティコにしようか。鳴き方がなんかシャチぽいし、どうだいティコ?」


「キュゥゥエ~~~ィ」


「そうか、君も気にいったのか。ティコって言うのは七つの海を統べた最強の哺乳類の名前なんだよ」









 こうして、また一匹ボスに拾われた奴が増えたんだ。


 しかし、ボスも拾ってくるのはいいけど、あの人その後が悪いんだよな。


 世話とか全部、オレに押し付けるし。


 なんか、このお屋敷内にもボスの子飼いが増えてってるし、お屋敷の外にはそらもう一杯居るし。


 しかも、まとめ役の俺の言う事イマイチ聞いてくれないんだよな。


 あいつらも結構やっかいな悪癖を一つは持ってる連中だしさ。


 ゼッタイあの人、狙ってるよ。


 たぶん、個性的なキャラが好きなんだな。オレにとっちゃ迷惑この上ないけどって…


「ドゥアアアーーーー!!」


 ため息を吐いて肩を竦めようとした瞬間、なんだか重たい物に押しつぶされた。


 何とか上を向くと大玉転がしの大玉を三倍大きくしたような物が目の端に写った。


 まわした掌にフカフカと気持ちの良い感触。


「ティコ!?なにするんだよ!」


 口に庭の水遣り用ホースを銜えたティコが居た。


 お腹にタップリと水を溜めて風船ように膨らんだティコがペッとホースを吐き出す。


 さすがは元蛭子、芸達者だ。


「ニュクニュ、ニャンカワニュイコニョカンニャエテニャ?」


 ルクス、なんか悪い事かんがえてたろ?げ、なんで解かんの?


 飼い猫、ティコは飼われて半年ほどで猫的鳴き方をマスターしていた。


 ボスがなんでそんなことしたの?って聞いたらネコはニャ~って鳴いた方が自然だって言いやがった。


 嘘付け、普通のネコは人間様の考え読んだり、喋ったりしないやい。







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