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TIME HEROs

　トルカ歴2000年、それまで世界を統治してきた神であるエミットが急死したことをきっかけに、統治者のいない世界は奪い合いの絶えない暗黒時代に突入した。

　そんな中、列強国達は協力して神の死について調査を始めたのだった。

〜レドモ神殿〜

「これは、、、」

　エミットの遺体を見て、驚く各国の国王達。

　無理もない。なぜなら、あの全知全能でこの世にそれを上回る者はいないとされてきた神エミットが、息途絶えているのだから。

　沈黙を破るように1人の国王が声を上げる。

「こりゃー、殺されてんなー」

　その声は、ニナート国王のものだった。

　それに続いて賛同の声が上がる。

「じゃあ、我々が捜査を開始しますね。」

　化学王国イェンスの国王が自信満々に言う。

　任せた、と言う声が続く。

「それでは、お開きとしますか。頼みましたよみなさん。」

　ヴァルハラ帝国王の言葉でこの場は終わった。

〜そんな混乱の中、1人の男が立ち上がった〜