先生は言う、「そういえば、この前ね」
実話が元ですが、原型は留めてないや。
「あ」の定義。最終的発音行。叫ぶならば「ああああああああああああああ」が良い。間違えても「が」はダメだ。「がががががががががががががが」はダメだ。言いにくい。ピアノ線が鼻に引っかかったときくらいの醜さを持っている。これ痛いよね、まじ痛いよね、下手したら鼻折れるかへし折れるよね。この話くらいまでが授業の話。別に興味深くない話だね。これからが先生の、凄いこと話す時間。リンスとシャンプーの存在定義。リンスっていうのはね、髪にバリアー張るのね。シャンプーっていうのはね、髪のバリアーを隙だらけにするわけでね、夜道にはご注意だね。でね、リンスとシャンプーは、リンスいんシャンプーとかいうのがあってね、リンスって柔らかいようで頑固でねぇ、これはね、あれだよね、メガネ掛けた秘書、リンス=ハージェントね、リンスの名前ね、これ、私が命名したからね。でね、リンスいんシャンプーっていうのはね、対局にあるのよね。リンスは守りのリンスと呼ばれててね、シャンプーは攻めのシャンプーと呼ばれててね、最強の盾と最強の矛なわけね。この二つ、交わるとどうなるか分かる? 相殺しあうんだよ。考えれば当たり前なんだ
けどね、そりゃあそうだよね、矛盾してんだから。だから中途半端だよね。なんでもかんでも高すぎちゃあつまんないよね。どこか欠点ないとね。欠点て大事よね。個性だよね。私、個性好きだよね。個性で語れば個性に終わるね。「先生、なにが言いたいのか分かりません」じゃあ言いますね、先生言いますね。私に口出しするんじゃああなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああい。と言いながら君の唇を奪ってグッチャグチャにしたいねぇ。