届かぬ手
いやー、初めて投稿するわけですけどもね。
初心者なんで大目に見てくだせぇ
週3ページ投稿頑張ろうと思ってますわ。
ではいってみよー!!
-零章- 夢の中
○○「こっち!こっちだよ!」
明るい日差しの中、遠くで少女が手を振っている。
△△「待ってよ○○」
僕は膝丈ほどの瑞々しい草原を走って追う。
○○「木の実は早い者勝ちだからね!お先!」
△△「全く…もう分かってたけど」
少女には追いつけない。少女が僕より年上なのもあるけど、全てにおいて僕は劣っていた。
○○「ほら!丘の上まであと少しだから頑張って!」
少女は丘の上で僕を待つ、少女はハツラツとした声で僕を急かす。
△△「あともう少しですから…」
○○「ほら!」
少女が手を伸ばして僕に差し出す。僕は少女の手を取ろうと手を伸ばす。ふぃに見上げた髪は陽光で白く輝いていた。少女は白髪だった。それは僕には見慣れた光景だった。それよりも…どうしてか顔が分からない
△△「か…」
疑問が口をついて出る前に僕は…いえ、私は目を覚ました。
長い黒髪を払いながら天井を見つめる。
△△「何度目でしょうか」
布団から体を起こし頭を抱えた。もう何千年も前から続いている夢。悪夢ではないが見るとなぜかモヤモヤした気持ちになる。いやもはや二日酔いにも似ているかもしれない(気分の悪さで言えば)。
- そんなことを考えているといきなり-
ゴトッ…バキメキャッ!バーーーン!!(引き戸が壊される音)
☆☆「よお!月夜仕事の時間だぜ」
月夜「おはようございます、秋日」
秋日「すまねぇ、また壊しちまった」
そう言うと橙色の髪をした小柄な悪ガ…子供が悪びれた様子もなく床の間に上がってきた。
彼は仕事の同僚件相棒として働く同期だが、乙夜になると戸を破壊して起こしてくる。これが起床の日課になりつつある(はぁ…)。14つほどの歳に見える小さな也でどこからそんな力が出るのか検討もつかないが、彼の怪力で仕事の即戦力を担っている点もあり強く叱責出来ないのだ。
月夜「少々お待ち下さい、今外着に着替えるので」
秋日「おーう、菓子食って待っとくムシャムシャ…」
見覚えのある山兎亭印の団子を食べているようだ。
月夜「それ何処から出しました?」
秋日「ん、そこの棚」 ビシッ (月夜の棚を指差す)
月夜「殴っていいですか?」
ゴンッ(頭を殴る音)
秋日「ウギャ!拒否件ないのかよっ」
頭がヒリヒリすると嘆きながら畳の上を転がる秋日を横目にまた今日が始まるのかと面倒臭い気持ちを抱えながら支度を終えた。
月夜のイラスト
さぁて、月夜君達はどんな仕事してんだろうね?
作者ワクワクしゃう
それと少女の顔見てみたいねぇ
それでは乞うご期待!