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真央ちゃん王都に行く

なんだか、急に高い評価を頂きありがとうございます。

気分よく2日連投できました(^^♪

次回は2週間以内にはかけるようにします。

「大変です!姫が重症を負い運び込まれてきました。」

「な、なに~」

担架で担ぎこまれた姫。同行させたテンプルナイツも、なんとか歩いてはいるものの虫の息状態だ。

「お前達が付いていながらどうして?!」

王が心配そう顔をしながら、テンプルナイツに問う。

「魔王にやられました・・・女神に忠告されたのですが・・・」

「魔王!女神?」

魔王の偵察に行ったので仕方がない。しかしこんなにも早く出会うとは。で何故、女神が出てくる?

「魔王の攻撃は強力です。しかし、女神に出会えたのは悪くないだろう。時を戻そう。」



「魔王様!殺す気ですか!あの世で『のび太さんのエッチ』という女の子に会いましたよ。」

「私も!その女の子イモ食って屁こいてたよ」

「私も、きゃ~といって水かけられてなんとかこの世に戻ってきましたよ。」

「ちょっ、私攻撃なんて・・・」

真央は村人に攻撃されてタジタジ状態だ。数日前は村人も真央に警戒していたのが、今では真央に気兼ねなく話す。

「罰として王都で買い物してきて下さい。」

「そうね、うちの村人で王都に出入り出来るのはユウショウ位だったのに、最近ばれたみたいだしね。」

「黒い顔とそのクリリンみたいな鼻以外は見た目、人と変わらないしね。」

「クリリンはもう鼻がないじゃないか!バケモンか!」

「「「「バケモンでしょ!その力は!!」」」

渋々、ゴーレムの肩に乗り、王都に向かう真央だった。



「まあ、黒い顔は化粧を落とせばいいしね。クラスのみんなも探したいし♡」

かなりの時間をかけて王都に到着。

「え~、めめちゃん入らないの?」

「フンガー(俺が行くと魔物が来たとバレるだろう。ここで待つよ。)」

ゴーレムは身振り手振りで王都に行かない旨を真央に伝える。真央は、何度もゴーレムの方に振り返りる。なんとなく、初めてお使いに出す母親の気分になるゴーレム。



・・・え~、城門で兵に捕まり、両脇を抱えられ足が宙に浮きながら城に向かってます。

ああ、捕らわれた宇宙人みたいだわ、これ。

イヤイヤ私が小さいからじゃなくてこの兵士が大きいのよ!

辺りの人が兵に連れられる真央をジロジロと見る。真央もキョロキョロと見渡す。

・・・う~ん、ハロウィンのクオリティー低っ。町のセットは凄いのに町の人は、服が貧相なだけだ。もうちょい頑張れ。で、何故か私のガングロと普段の顔の絵があちこちに貼られていた。何故に?


城に入ると、広い部屋に通された。すご~い、よくこんなの作ったねえ。

豪華な大広間に驚く真央。

大広間には王、妃、姫、宰相や筆頭魔法使い、司教、騎士などが多数いる。

「そなたが女神か?」

「女神様、ご忠告を受けながら・・・私、森に入り村の傍で、瀕死の目にあいました。」

・・・女神?

「はあ?女神違います。」

大広間がざわつく。慌てた姫が

「しかし、私に天の者と。」

「ああ、私は天野真央てんのまおです。」

さらに大きくざわつく。何故か多くの人達が腰を抜かした。

司教が王や妃、姫に聞こえる位で耳打ちをする。

「王様、『天の間、王』です。神々、そう108の神の中でも高神16天のみが集まる、天の間!その王とは最高神ですよ!!き、奇跡です。法国ではなくこの王国に舞い降りるなんて・・・ただの女神では失礼すぎますよ~。」

「しかし・・・本物なのか?」

少し疑う王に司教と姫が

「「ありえんでしょう!あの子供のような顔でありえない鼻の低さ!しかもあの無い胸!神に近しい者と言われるエルフ、妖精。それ以上の胸の無さ!あれは、神のみが許されるまな板の胸ですよ!」」

2人が見事なハーモニーで大声の熱弁をする。

おいっ、名前を言っただけでこの悪口かよっ。

ムスッとする真央。

「「ほら、王様。『天の間、王』様がその失礼さに不機嫌ですよ!」」

イヤイヤ、王じゃなく貴方達の言葉責めが失礼なんだよ。


「『天の間、王』様、これを・・・我が国の秘宝『神剣』です。」

何故か王が跪いて真央に剣を差し出す。

「この剣は誰も使いこなす事が出来ません。『天の間、王』様なら・・・」

「剣、使いこなせないけど?」

この言葉に、本当にこの子が最高神なのか?という目が向けられる。

そっと剣先を優しくキスをするように付ける真央。

すると、城中に音が鳴り響く。

「これは・・・」

「うわ~♪なんだか体が楽に・・・」


大広間に医師が乱入してきた。

「王様、王子が・・・、王子が目を覚ましました!」

医師に抱えられて王子が広間に入ってきた。


「これ、剣じゃなくてリコーダーですよ。リコーダー得意なんですよねえ」

しかし、ここの設定。楽器を剣とか盾とかいうのか?


「ああ、呪いの眠り病で、回復出来ないと聞いていたのに・・・」

「ああ、我が子が・・・」

「ああ、我が弟が・・・」

「ああ、お父様、お母様、姉君・・・」


プッー、何この三文芝居は!!

抱き合う4人を見て周りは号泣するが、真央は思わずニヤニヤしてしまう。


次回「真央ちゃん魔物退治をする」

ちなみに戦闘メインのコメディーゼロかも(汗

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