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真央ちゃんとちんポロ その1

わーいあと3~4話で一部終了です!

まあ二部を書くかわからんが・・・

ホスローはオウンセンに戻る。

しかし、ホスローの思惑とは、裏腹にオウンセンの町は、もぬけのカラとなっていた。

「どうゆうことだ?・・・なあ、ハヴェルツ!」

ホスローが言葉を発すると、対峙するようにハヴェルツが姿を見せた。

「そう言われましても、魔王様がこの現状を見て戻ると判断されました。」

「もう少し魔王が滞在しておれば・・・このタイミングで魔王を討てれば楽だったものを・・・。」

「その魔王様は、私が貴方との交渉ルートを≪持ってる≫と睨んでますよ。」

「何?代々の魔王に気が付かれずに魔王を討つ手引きをしたお前がこんなにも早くか?」

「はい!私は人間がいないと生きていけない。魔王が人類の滅亡を図るなら、私は生きるために、阻止しなければいけない。その為に魔王の参謀としてその行動にアドバイスをしてきて、破滅の道に誘いました。しかし・・・」

ハヴェルツは目の前に大金を差し出す。ホスローは警戒をしながらその大金を見る。

「なんだ、その大金は・・・」

「魔王様より、住人の方にどうぞ・・・とのことです。」

「何故、魔王が住人に金くれてやるんだよ!・・・オウンセンを金で買う気か?」

「いいえ。お金のやりとりなく、自由に出入りしたいそうです。」

「どうゆうことだ?」

「オウンセンの町を、人も魔物も自由に出入りさせる。あそこを中立都市にしましょうということです。」

「イヤ無理だろう!考えても見ろ。魔物といっても知能が高い魔物は理解できるだろうが、スライムや下等魔物が人を襲うなという事を理解できないだろう!」


~無茶な事させてゴメンね。ハヴェルツさん、ありがとう~

ハヴェルツは魔王の別れ際の言葉を思い出す。

『期待に答えんとな・・・』

「下等魔物であれば、こちら側が魔物を出して守らせてもいい。こちらを信用出来ないとなれば、今まで通り人が守ればいい。但し、このオウンセンの町では魔物と人が争うのは禁止としていただきたい。住人も魔物が出入りすとなると不安があるだろう。ですからこの金で現在避難場所での、住人の今後の生活費としていただきたい。」

「・・・俺の一存じゃあ、決められねえ。王に相談する。しかし・・・魔王。知恵者か・・・危険な存在だな・・・」

ハヴェルツはその言葉にピクリと反応する。

「もし・・・もし、魔王様を排除しようと動くのであれば・・・私が本気を出しますよ。」

ハヴェルツは拳を握る。

「・・・そこまでか、ハヴェルツ・・・」

ホスローの鋭い眼光でハヴェルツを睨んだ。


「ぎゃ~!!」

真央の叫び声が響く。

村に兎が侵入してきた。

「あれは、バトルラビットという魔物ですよ。」

と教えてもらうが、魔物と言われてもどう見ても兎だ。まあハロウィンの設定上魔物ということに、なんだろう。

「最弱クラスなので大丈夫ですよ。」

危険な兎なんているわけがない。兎を撫でようと手をそっと前に出す。

カーン!ゴングが鳴ったかの如くバトルラビットが拳を握りしめ真央をぶん殴ってきた。

一方的真央が殴られるのを見て流石に周りの者が助けに入った。

「魔王様・・・あの~大丈夫・・・ですか?」

「・・・こ、この位で許してやる!」

真央は強がってみせた。

『まさか兎がグーパンチしてくるとは。力弱いとは言え顔が腫れたわ。どうなっての?ここの兎は?!もしかして私・・・』


「魔王が誕生したというので、来てみれば魔王がこの程度?」

皆が思っているが、口には出さない、その言葉を発する。周りの者が、声のする方に目を向けるが、誰もいない。

「魔王も我が軍門に下れ!」

黒煙が上がり、煙の中から黒く大きな者が現れた。

ゴーレムと変わらない位の大きな体に禍々しい姿。魔物とは一線を画す悪魔と呼ばれる存在。デーモン。

ハヴェルツのヴァンパイア一族も強者と呼ばれるが、この世界で伝説級の最強種と呼ばれるのは龍族、巨人族、デーモン族。この3種族は神と戦うという伝説まで持つ。

中でもそのデーモン族は、常に神と争い続ける種族だ。

「みんな逃げろ!」

ユウショウは村人に指示を出しデーモンと真央の間に立つ。そのユウショウの前にゴーレムも立ちはだかる。

『クソ、魔法でサポートする仲間がいねえ。かなり不利な相手だ。兎に角デーモンに魔法を唱える隙を与えず攻撃するしかねえな』

ゴーレムは右拳をデーモンに目掛けて上から打ち下ろす。デーモンは体を少し左に移動し紙一重にかわす。ゴーレムはさらに足を一歩前に出し下からアッパーのように左拳を打ち上げる。上体を仰け反るようにかわすデーモン。

『その体勢では、次はかわせないだろう』

とゴーレムが口を開けて火を放つ。

見事にヒットし、デーモンが炎に包まれる。

「よし!」後ろにいるユウショウが小さく拳を握り勝利を喜ぶ。

「フンガー(喜ぶのはまだ早いよ)」

炎の中からゆっくりと足を前に出すデーモン。

「残念~。炎は効かんよ、炎は・・・」

不敵に笑いながら前に出るデーモンを見て、後ろに飛びゴーレム距離をとる。

デーモンの体の回りに円を描くように無数の矢が現れ、一斉にゴーレムに襲い掛かる。ユウショウがゴーレムの前に出て矢を手の甲で薙ぎ払う。

「魔王様から鉄壁の防御、パラパラを指導してもらったんだよ!」

ゴーレムがユウショウを飛び越えて両手の拳を握りデーモンに振り下ろす。

ガンッと鈍い音が鳴り、ゴーレムがはじかれた。

「フンガー(シ・・・シールド!)」

ゴーレムの拳が当たったのは石の壁だった。石の壁がガラガラと崩れ砂埃が舞う。

その砂埃が左右に広がる。

『何かくる!』

ゴーレムは右腕を前に出す。その右腕が宙に舞う。



次回「真央ちゃんとちんポロ その2」

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