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Xmate -クロスメイト-  作者: 紅弥生 
第六章 世界冒険編終
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閑話 プチハプニング

 掲示板に貼られたクエストを眺めつつ、そういえばファンタジーでよくあるやつをやって無いなと思い返す。

 それはそれで新しい体験が自分で実際に出来たとプラス思考で考えておこう。

 さて、何をやるか。

 最近クエストをやってなかったからな。

 というか俺Aランクだと思っていたが、迷宮のクリアでSランクになっていたんだった。

 ずっとAランクのところ見てた。

 誤ってAランクのクエスト受けてもペナルティとかデメリットとかないからいいけどさ。


「よぉーう。あんちゃん。良さそうな装備つけてんねー。どこのボンボンでちゅー?」


 なんか聞こえてきた。

 俺じゃないと思うけど、こういうシチュエーションって、大抵俺に対してだから、念の為横目でチラッと確認する。

 うーん。やっぱりかぁ……

 やっぱり俺だったかぁ。

 反応したらめんどう。だけど無視した方が、もっとめんどうなことになりそうなので、反応することにする。

 いや、俺何様だよ?


「なにか用ですか?」


 冒険者カードをアイテムボックスから取り出しながら言う。

 すると文字通り目を丸くさせ、俺の冒険者カードを喰い気味にマジマジと見つめる。

 ちなみに、俺の冒険者カードに記載されている名前はリルグレイシアとなっている。

 貴族名じゃなくて良かったよ。


「リ、リ……」


 あっ、マズっ。

 これは叫びそうだ。

 別に俺の名前は叫ばれても良いが、流石に昼飯時で集まってきている冒険者たちの、邪魔をするわけには行かない。

 そう思って、即興で俺と、その話しかけてきた冒険者が入るように遮音結界を張る。


「リルグレイシアーーー!?!?」


 ぐわっ。

 思ったよりもデカかった……

 耳がキーンとしている。


「え、あ、あのリルグレイシア??モノホン??」


 モノホンて……なんでそういう言い回しこの世界の人々でもするんや……

 いや、人間だからそう言った言い回しできても良いのか。

 どうでもいいが、あの時殿下があの言い回ししたのは単なる偶然で、ヘルクレットを締めたのは俺の早とちりだった訳か。

 ……後で謝っておこう。

 そんな思考をしている間に尊敬の眼差しで見ている。

 見られる事自体はいいが、こんな至近距離で、さらに一人しかいない状態で、見られたら逆になんか気持ち悪いな。


「そうです。リルグレイシアと申します」


「凄いです!この目で見られるとは……」


 うっ、更に悪化した……


「あー。あなたの恥を晒さないように遮音結界張っていましてですね……」


 ガッツリそう言うとハッとし、顔を真っ赤に染めたので、それ幸いと畳み掛ける。


「まぁこの事自体はいいんですけど、自分がここにいること内緒にしてもらえますか?」


 半ば逃げるようにしているため、自分でも何を言っているか理解不能だが、相手には伝わったようで首を縦に振ったので遮音結界を解除した後軽く会釈をし、別れる。

 ちなみにその別れる瞬間に早業で、話しかけられる前にこれにしようと思っていたクエストを掲示板から取っていたので、それを受付の人に渡し、受注してもらう。

 そして、早足でギルドから出る。

 ふう。何故かギルドに来ただけなのに疲れた。

 体力だけはほぼ無限だけどね……

 ちなみに受けたクエストの内容はゴブリン・キングの討伐である。

 ここにきてやっとファンタジーテンプレktkrだと思いきや、何故かこの世界。

 ゴブリン・キングがいるところに我ありとでも言うようにオーク・クイーンも出没するのだ。

 出没する理由は、ゴブリン・キングの番がオーク・クイーンでそいつらの子供がテラリンで、そのテラリンはオークもゴブリンも両方とも従えれて、それを率いて街を襲うという。

 まぁ、めちゃくちゃ簡単に説明できるからそれをすると、テラリンがテラやばいから産まれる前に片付けちゃおうねーって話だ。

 うん。誰も理解できないだろうが、この世界では実際に起こったことらしい。

 本だからあまり信用できないが、著者が話を盛ったりしてなければ本当のことなのだろう。

 こうして、討伐依頼も来ていることだしな。


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----side:人類滅亡組織ヒューマン・エクスティンクション


「よし。これで最後だナ」


「そうですね」


「ほんとにこれであいつが全部吸収し終えれば発動して、あの隔世神ハリストロスとかいうやつが現れ、俺らの目的を達成してくれんだろうなぁ?」


「分かりませんが、今はそれにかけてみるしか……」

白状すると、

あまりにも無駄が多すぎたので閑話にしました。

テラリンに関しては即興で名前を付けました。

説明は即興で作ったものっぽい説明文になってしまいました(言い訳)

とりあえずちょっとだけ説明します。

ゴブリン・キングはそのままゴブリンの王様。

オーク・クイーンはそのままオークの女王様。

でゴブリン・キングとオーク・クイーンが何故か結婚してその間に産まれたのがテラリン。

キングとクイーンの子供なので統率能力は受け継がれていると言う訳です。

まぁ本編と関わりがあまり無いと言うか統率能力があるってこと以外は関係ないのでここらへんは理解してようが関係ないです。


第九話からの変更点:創造神ハリストロスを隔世神ハリストロスに変更しました。

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