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Xmate -クロスメイト-  作者: 紅弥生 
第六章 世界冒険編終
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第五話 リビドスポアでの襲撃者

良かった。ギリギリ投稿できた。

 ちょうど四人部屋しか空いてなかったのは運がいいな。

 ヘルクレットに見張らせれるけど、念には念をで殺意を検知したら俺とヘルクレットに知らせる魔法を張っておいて、更に、行動は基本的に一緒に。バラバラに行動して、何かあったときに対応出来ないって状況は無いように。

 「心配し過ぎだ」「楽観的に考えろ」って言われたってこっちは命の危険があるかもしれないんだから常に最悪の事態を想定してなければ。

 まぁ考え過ぎて逆に思考にロック掛るのも危険だけど。

 さて、ギルドにも行きたいけど精神的に疲れてしまったから少し休みたい。

 だからこの部屋から出るのは禁じてるけど基本自由行動にしている。

 ちなみに小腹が空いても良いように簡単な飯は出してある。

 じゃ、ヘルクレット呼んで俺は寝る。


------------------------------------------------------------


 チリリリン!!チリリリン!!

 この耳をつんざく様なイヤな音は……

 やっぱ来るよね。殺意持ったやつ。

 上半身だけ起こし、音を遮断する魔法をこの部屋だけに発動し、遠透視の魔眼で見る。


「1,2,3……6人かな。それぞれ食堂に3人、宿の周りに3人。下手に警戒し過ぎるのも、手を出すのも怪しまれるし、最悪、犯罪者になりかねるから、警戒はしつつも自然な感じを装おう。時間的にはもうすぐ夕食の時間だから手を出されない限りノータッチで」


「了解」


 まぁ、手出してきたら、殺s……いや殺さない殺さない。

 最近発想が物騒になって来たな。

 どうでもいいとして、そうなったら監禁して話を聞き出そう。

 拷問詰問はしたくない。

 峰打ちは出来るかなー……

 下手すれば死ぬからな……

 最悪、裏世界の魔法で動き止めよう。

 こっちの世界で一度も使ってないしね。

 とりあえず遠透視の魔眼はこのまま発動しておこう。


------------------------------------------------------------


 良かった。食は普通だ。

 これで毒でも盛られてたり、ゲテモノだったら引いてたけど……。

 とりあえず殺意ある奴らは食事中は何もしてこなかった。

 つまり、寝てるときに来るという訳だ。

 ま、そうだよな。

 寝てる時が一番注意力下ってるから暗殺の任務は成功しやすい。

 でも、そんな事させるわけない。

 散々死んでるけどこういうので死ぬのは流石にイヤだね。

 誰もが憧れる英雄っぽく散りたいかな。

 不可抗力ならしょうがないけど、抵抗出来るなら最後まで醜く足掻いてみせるわ。

 と話が反れた。

 とりあえず、皆には心配をかけないように。

 さて。

 まだ分からないが、約一週間ぶりの対人戦闘だ。

 しかも、人類滅亡組織ヒューマン・エクスティンクションの奴等ならば容赦しないけど、相手は民間人。下手すれば殺してしまう可能性だってある。

 俺が負ける可能性だってあるだろうが、そんなの考えて怖がってるんだったら、ピースコートにある実家に帰ってニート生活でもしてる。

 よし。自分を奮い立たせるのはここまでにしておこう。

 これ以上やると絶対寝れなくなるぞ。

 というか俺は今日だけで何時間寝てんだ……

 ま、休暇も大事だよね。ウン。

 ……いつでも何処でも危険だから目覚め良いしすぐに頭回ったりしてるけど、地球だったら絶対「あと5分」とか言って寝てるし、起きたとしてもしばらくの間ボッーとしてるだろうな。

 こっちでも寝付きが良いのは幸運だと思いました。

 さて、鎧の手入れでもサッとして寝よ。

------------------------------------------------------------


「おいリルグレイシア。動き出したぞ」


 そう小声で呼ぶのが聞こえたので目が覚める。

 動き……

 ハッとなりながら遠透視の魔眼を発動させる。

 食堂にいた奴らは俺らの部屋の前へ、宿の周りにいた奴らは俺らの部屋の真上の屋根へ。


「ヘルクレット、ナイス」


 そう小声で返しながら、状況を分析する。

 どうやら囲むらしいな。

 ちょっとここでは戦闘出来ないから連れ去ってやろう。

 転移する人らを指定し、転移先はこの街の近くの森。

 転移した先には、いきなり場所が変わり、驚いている襲撃者6名と、俺の計7名しかいない。

 これは、ラッキーかな。もし魔物がいたらめんどくさかった。

 ちなみにヘルクレットには俺がいないときに襲撃があったら面倒だから宿に残ってもらってる。

 さて、話でも聞くか。


「どうして、俺らを狙ってるんですか?」


「……」


 だんまりとするんか……

 ま、いいや。


「別に俺らは殺したい訳でも攻撃したい訳でも無いです。理由を聞いて攻撃しないと約束は出来ませんが、困ってるなら出来る限り助けます」


「……」


 まだ…か。

 そうだよね。言いたくない事だってあるだろうし。

 っと。

 後ろに回り込もうとしてる人の先に水属性の壁を貼る。

 後ろに回り込もうったってそうは行かせない。

 逃げるんだったら見逃すけど。

 うわぁっ!!

 あっぶな。後ろに回り込もうとしてた人に意識傾け過ぎた。

 良かったあのとき剣を手元に出す練習してて。

 あれ無かったら致命傷だよ。

 さて。これはもう明確に殺そうとしてますね。

 だったらこっちだって容赦はしない。

 水属性の壁を少し改良して後ろに回り込もうとしてた人に強い衝撃を加えさせ、気絶させる。

 そして今、俺に攻撃しようとしてきた人には手刀で。

 次に離れたとこにいて隙を狙ってた奴らに一瞬で近付いて、剣の柄と手刀で気絶させていく。

 よしっ、完了っと。

 流石にこのままにしておくのは色々不味いのでなんとなく買ってた猿轡を噛ませて魔除けの結界を張り、念の為この人たちの半径3m以内に入った人らは動けなくなるほどの重力がかかる結界を張って、俺は一旦宿屋に帰る。

短め&展開早くてすみません。

ノープランイエススピードで書いてしまったので()

リルグレイシア達は敵を、作者は構成展開を気を付けます(?)


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逆境の騎士〜誰にもない属性魔法と特性でピンチをチャンスに〜
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