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Xmate -クロスメイト-  作者: 紅弥生 
第五章 世界冒険編序
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第ニ十九話 誰もいない世界

遅れてすみません。

Twitterでは呟いていたんですが、コロナでは無いんですが、体調を崩してしまったので、しばらくお休みさせて頂きます。

復活したらしっかり投稿していきます。

 宿屋の前で合流し、情報共有を済ませ、一旦各自部屋に戻る。

 今回は予想以上にめんどくさそうだ……

 せめて、本拠地を潰せば連鎖的に仮拠点が壊れるって感じであって欲しい。

 と言うかこんなに広がってるってことはかなり前から準備されていたってことかね……?

 この臭いがいつからし始めたのかは不明だけど。

 と言うか、人類滅亡組織ヒューマン・エクスティンクションはなんの目的でこんなことを……?

 そもそも、人類滅亡組織ヒューマン・エクスティンクションの最終目標というか達成目的は何なんだ……?

 裏世界(ロスト・グラウンド)も含むかは不明だけど、名前の通り、この表世界オブティン・グラウンドの全人類を(みなごろし)するのか?

 と言うかアルフレクスに引き続き、フェルもゴブリィンになっていたら、ゴブリィン化事件は人為的……いや待てよ?

 ゴブリィンが人工的に生み出されている訳だから、人間→ゴブリィンな訳がない。

 つまり、アルフレクスのゴブリィン化事件は人為的って事だ。

 でもそうなると、誰がやったんだ……?そして鍵が掛かっているはずなのにどうやって入った……?

 いや、そんなことより、フェルも狙われてる可能性がある。

 ヘルクレットにぃ!?

 そしてそのまま意識が暗転する。


------------------------------------------------------------


 ハッ!ここは何処だ……?

 いや宿のベッドの上か。

 て言うかいつの間に寝てたんだ……?

 今の時間は……?

 真上に太陽が来てる……。つまり、正午じゃん、寝過ごした……。

 と言うかフェルはどうなった?

 食堂へ向かってみよう。

 そう思い、部屋を出てみる。

 しかし姿を確認できない。

 そもそも、主人さんとか他の客の姿も確認できない。どう言うことだ?

 まぁもしかしたら他の客は部屋に籠ってて、主人さんは買い出しかもしれないか。

 とりあえず、フェルの部屋に向かおう。

 誰もいないことを疑問に思いつつ、向かう。

 着いたのでノックしてみる。

 が、反応がなく、鍵が開いていたので確認してみる。


「リルグレイシアだけど。フェル、いるの?いるなら鍵開いてるよ?」


 しかし、またもや反応がない。

 なので、確認しつつ入る。


「フェルー入るねー」


 そして入ると、そこには誰もいなかった。

 そもそも、使用感がない。

 まぁ何処かにいるのだろう。

 使用感がないのは謎だけど……

 何処にいるということは、ゴブリィンになっていないということかな?

 それなら一安心。

 まぁ、出かけたならアルフレクス辺りに声を掛けただろう。

 とりあえず、アルフレクスに話を聞くか。

 フェルの部屋から出て、アルフレクスの部屋に向かう。

 でもなんでこんなに人気がないんだろうか?

 この街は今外には人が歩いていないとは言え、昨日までは人気は多少あったはずなのに突然今日は人気がない。

 まぁワンちゃんゴブリィンが建物の陰に居て溶けてなくて人気があったっていう可能性はあるけどね。

 たまたま今日は全個体日向にいて溶けてしまったって言うのはありそうだけど謎だな。

 と、考えてるうちに着いたのでノックして確認してみる。


「アルフレクス、いる?」


 しかしアルフレクスも反応がない。

 疑問に思いつつドアノブに手を掛けると鍵が開いていたので確認して開ける。


「あれ……?アルフレクス、鍵開いてるよ?」


 反応なし。

 まぁあいつの事だから入っていいの意で鍵を開けてくれたんだろう。

 音もなしに開けるとかどんなスキルだよ。

 と思いつつ、一応確認して入る。


「アルフレクス、入るねー」


 ドアを開けると、フェルの部屋と同じ様な感じになっている。

 一体どういうことだ?

 バーはあるのにフェルもアルフレクスもいない。

 まぁヘルクレットに聞いてみるか……


(ヘルクレット、ちょっと良いか?)


(……)


 ???

 ヘルクレットも反応なし?

 why?


(おーい)


 いくら呼びかけても反応がない。

 まぁ寝てるのだろうか?

 一応他の部屋も確認してみよう。


------------------------------------------------------------


 全部の部屋を確認して見たが、やはり誰もいない。

 これはおかしいな。

 まるでこの宿屋から全員が突然消失したかの如くいない。

 どういうことだ?

 とりあえず外出て見るか。

 入口に向かい、外に出てみる。

 そしてなんとなく空を見上げると、正確には分からないけど起きた際と太陽の位置が変わっていない。

 と言うか、そもそも異状生命体のやつが無いんだ?

 一体何故、宿屋にいた人がいない?

 これはおかしい。

 時が止まっていて、更に少なくとも宿屋にいた人がいない。

 誰かの精神世界に俺だけ入れてしまったのか?

 それとも、時間を止め、俺以外の人を消し、何かするつもりなのか?

 分からない。

 前者は一体、誰の世界なんだ?俺だけがいるってことは俺のことを知っていると言う人物か?いやもしかしたら、全員同じことに巻き込まれてる可能性あるか……。

 後者は、到底人間の力には実現出来ないだろうし、時空魔法と言っても時間操ると言っても自分で作った空間のみだし、人間も消すなんて絶対無理。人類滅亡組織ヒューマン・エクスティンクションの組織員が恐らく使うであろう神的権限だったら恐らく可能であろうけど……

 だったら利用するであろう異状生命体まで消すんだ……?

 考えれば考えるほど謎が深まってくので一旦ここで考えるのを止め、相手が動くまで見回ってみよう。

 もしかしたら、俺以外にも人がいるかもしれない。


------------------------------------------------------------

------sideアルフレクス


 夜になってもリルグレイシアが起きてこない。

 HPは減ってないので死んではいないだろうけど。

 まぁ、あいつ、俺とフェル以上に迷宮攻略後も忙しくて、そんなに寝てないだろうに、朝は決まった時間に起きてたからな。

 ここに来てどっと疲れが来たんだろうな。

 とりあえず今日の明け方頃に合流した際に情報共有だけは完了してたので、俺らだけでやるか。

 あいつやたらと俺らが死ぬと言うことに忌避感を覚えてるから起きたら俺らが死んでいた。となっていたら嘆くだろう。なんせ、ポクロンやクロノスが死んでしまった際にも顔にも感情にも出していなかったが、酷く落ち込んでいたからな。死にそうになったら逃げるか。

 フェルミステは知らないが、俺は冒険者になった時点で死ぬと言うことに覚悟を決めていたがな、生き延びれるところでは生き延びよう。

 リルグレイシアがいないが、襲撃は実行し、死にそうになったら逃げると言うことをフェルミステに共有する。

 とりあえず俺らの探した場所では見つからなかったから、リルグレイシアの見つけた2箇所を攻めるか。

 本拠地はあるだろうが、分からないし、リルグレイシアの事だから本拠地が判明してから攻めると言うことをしそうだけど、そこだけを攻めて、全部潰れる。なんて都合の良いようにならない可能性だってあるのだから、少しでも楽できるように今の内に拠点の2つ、1つくらいは潰してて構わないだろう。

 そして、フェルミステと二人でリルグレイシアが言っていた場所へ向かう。

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お読みいただき有難うございます
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