ー第六話ー 自分の領域
少々短いとおもいます。
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……ここはどこだ?……
……俺は一体なにをしている?……
……なぜ俺はここにいる?……
......ここは君の精神世界......
……お前は誰だ?……
......僕は君の......
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「ル! リル! リル!」
声が聞こえ、俺は目を開ける。
そして少し起き上がり、辺りを見回す。
どうやら、気絶して、そんなに経ってないらしい。
「リル~……」
母「アリア」が涙を流しながら抱き着いてきた。
「心配したのよ、急に倒れるから」
「ごめん」
すると父が近寄ってきながらこう言った。
「リル、お前のスキルの二つは聞いたことがあるが、神龍の加護は竜種しか取得できない筈だ。
それについて教えて欲しい。」
「うん。でもここじゃ、不味いかもしれないから家に入ろう」
そう言ったが母が離れてくれない。
「お母さん、そろそろ離れてくれない?」
「うん……」
言い方が悪い気もするが、心配してくれるのは、ありがたい。
そう思いつつ、家の中に入った。
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「じゃあ、僕が何故神龍の加護を持っているか言うね。
理由自体は僕も知らないけれど、何故か持ってたんだ」
転生したことがバレないように嘘をつく。
嘘をつくのは心が痛いがしょうがない。正直に言って親に嫌われたくないからだ。
いつか、言わないと行けない日が来るだろうけど。
「僕の予想だけど、竜種に愛されたから。だと思う」
「竜種に愛されたから?」
「うん。竜種にも愛されて生まれてきたから、たまたま取得したんだと思う」
「そうか。そして、言うのを忘れたが、お前のHP,MPは、お前と同じ年に比べたら高いぞ。
HPは三歳児は通常100未満、MPは通常200未満。MPに関しては魔法に適応しているかどうかで数値が決まるけどな。俺は適応しにくい体質だからMPは今になっても225だ」
「え!? ちなみにおかあさんは?」
多いといわれたことは問題ない。適応しやすいかも、問題ない。父親のMPの低さに驚いた。
魔法を使ってた母親――――もう泣きやんでいた母親――――はどうなのか気になったから、率直に聞いた。
「私は、70000だよ。」
「ナナッ!?」
七万って適応しすぎでは ?
「でもリルに比べれば低いよ。だって私が三歳のときは1000だったもの」
「ちなみに二人とものレベルは?」
「どっちもMAXの100だ」
100でその数値ということは俺は一体……
リルのステータスは前回、レベルアップ後のステータスを書いてます
レべルアップ前はHP:1500,MP:2500
筋力:6,近距離遠距離攻撃力共に15,遠距離近距離防御力は共に10,俊敏は5でした
感想等→https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1852216/blogkey/2515174/