第十八話 迷宮篇〜開幕前〜
なんとか投稿できた。
ではよいお年を!
--------Side:クロノス
「ウ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛!!!!」
痛い痛い!!……足が痛い、手が痛い、腕が、頭が……!!
もう止めて……やだ……やだッ!!
「ノス!!クロノス!」」
助けてくれた人達の声が聞こえる……
それに必死に応えようと手を伸ばす……
しかし、それも叶わず、自分の中でなにかがポツリと消えて行く。
------------------------------------------------------------------------
--------Side:リルグレイシア
危険だから、部屋の外で待っててもらおうと思い、クロノスに話しかけようとすると…
「ウ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛!!!!」
突然クロノスが喚き声を上げる。
遅かった!!!
クロノスに急いで近寄り、怪我などの確認をする。
しかし、何処にも患部はなかった。
そして容態を聞こうと、クロノスに叫びかける。
「クロノス!!クロノス!!どうした!!大丈夫か!?身体の何処が異常なんだ!!」
そう叫びかけると、クロノスは手をゆっくり出してくる。
しかし、途中まで伸ばしたところで邪悪な気配を纏い始めた。
そして、ヘルクレットが反応を示す。
(クッ!やはりか!!クロノスと聞いて怪しいと思ったが、奴は巨竜族と人族のハーフ!!人の心が分からぬ巨竜種が人の心を持ってしまったが為に人の悪の感情を制御しきれず闇に堕ちてしまった竜人族!!それは「怨竜魔クロノス」!!)
(攻略法は!?)
(やつの精神に介入して悪の感情を消し去り、しばらくの間寄せ付けないようにするか、奴の息の根を止める!人族には息の根を止めるしか方法はない!!)
息の根を止めるってったって、そんな無茶な!
だって邪悪な気を纏い始めてから身体が変化してって徐々に竜種っぽくってるけど、既にデオトラントより一回り以上もでかくなってるよ!?
部屋の広さにも驚きだけど今はそれどころじゃない!
そこでハッと我に返り、みんなの様子を確認する。
口を開けてクロノスを見上げている。
このままずっとそうだと、一掃されてしまう!
「みんな!!各自戦闘準備を!!早く!!」
その一言で我に返ったのか、みんな準備を始めた。
『強大なる力よ、獣よ、我の魔力を糧とし、今我の力となり顕現せよ!!』
「フロンティス・サマニング!」
【NAME:POKLOMは上級召喚魔術「フロンティス・サマニング」を発動】
--------ポクロンは魔獣の召喚術を
『太陽のごとき輝き燃える光よ、炎よ、我が魔力を糧とし、我が一矢一矢に灯したまえ!』
「サン・ファイア・アロウィリン!!」
【NAME:FELMISTEは炎属性と光属性の混合付与魔法「サン・ファイア・アロウィリン」を発動】
--------フェルは付与魔法を
『シールド・クロシトル』
【NAME:ALFRECSはスキル「シールド・クロシトル」を発動】
--------アルフレクスは範囲防御了解付与スキルを各自発動させ、備える。
俺は、念には念を入れて能力アップ系をオールで使おう。「癒神」以外のね。
『闘神』
『神之宴』
『天帝之頂』
【NAME:RILGLAYSIAは常時発動スキル「神竜の加護」を発動】
【NAME:RILGLAYSIAはスキル「闘神」を発動】
【NAME:RILGLAYSIAはスペシャルスキル「神之宴」を発動】
【NAME:RILGLAYSIAはアルティメットスキル「天帝之頂」を発動】
これで俺の持ってるスキルがみんなにバレたがしょうがない。
ヘルクレットが俺の中にいるだけでアウトだと思うが一応竜化はしない。
そして、この前買った剣を構えてこっちの準備は完了。
まだ変化し終わってないのでこちらが先制攻撃出来るが、攻撃しようと構えて飛び込んでる間に変化完了して反撃されて「死」となれば元も子もない。これは実体験があるし、そういう瞬間を散々見てきた。
油断と慢心。戦闘時に危険な行為。どんなに強かろうと、それで負ける場合がある。
かと言って警戒し過ぎて動けなくなるのも問題がある。
っとこんなことを考えてる暇はない。
集中しろ集中。
もう少しで変化が完了しそうな様子だ。
「みんな、来るぞ!気を付けろ!」
そう言った次の瞬間竜に変化したクロノスが咆哮をあげる。
中途半端な終わり方ですみません。