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Xmate -クロスメイト-  作者: 紅弥生 
第四章 迷宮篇
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第十六話後編 迷宮篇〜予兆〜

----Side:???


「ハァ……ハァ……ハァ……」


 もう一体何時間歩き続けたのだろうか……

 そしてここは一体何処なんだ……

 暗くて良く見えない……

 ()()()()()記憶もなく、どうして自分がここにいるのかすらも分からない……


「ハァ……ハァ……ハァ……うっグッ……」


 まただ……また頭が痛くなる……

 少し休憩しつつ、この何かあるかすら分からない暗闇の先へ少しずつ歩いていく。


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

----Side:リルグレイシア


 翌日


 再び迷宮前でアルフレクスと一緒に二人を待つ。

 しばらく待つと二人が見えてくる。


「悪い、少し遅れた。フェルが昨日無理しすぎたようで、寝坊しちまってよ」


 あっちもこちらの姿を視認するとそう言ってくる。

 俺は苦笑しながら返す。


「別に良いって。無理したんだから沢山休憩とって、最高のコンディションで挑んだほうがいいでしょ」


「それもそうだな」


「リルグレイシアさん、行きましょう!」


 フェルは少し語尾を強くして言う。

 あっれぇ……

 冗談言ったつもりなかったのに……

 まぁいいや。


「ちょっと待って、一応注意事項を言うから」


 注意事項て……遠足かっての。

 ってそんなこと気にしてる場合じゃなかった。


「まぁ昨日と同じで安全第一。疲れたらちゃんと報告してね。それ以外は……あっ後、50階層まではなかったけど、もしかしたら探知系スキルが反応しない、経験で分からない罠が出るかもしれないから、気を引き締めて行こう!」


「「「了解」」」


 経験で分からない罠とは何ぞや?と自分でも思ったけど、みんなには伝わってたから良くないけど良しとしよう。

 そして転移魔法を起動し、51階層の昨日のところまで転移する。


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


 着々と難なく進み、現在70階層におり、休憩中。

 前回の反省点、ぶっ通しで進むのでは無く2〜3階層進むごとに休憩したため、昨日よりは時間がかかっているが、体力消耗は少ない。

 問題は精神消耗だ……俺は前世で多少耐性が付いていたが----まぁ、ヘルクレットと合体してるおかげかもしれないけど。----60〜65階層は異臭が凄かったせいで精神的消耗が今回は激しい。後5階層位進んだら一旦王都に戻ろうかね。

 一応意見を聞かないと……


「みんな、後5階層くらい進んだら一旦王都に戻ろうと思うけど、どう思う?」


「 それには俺も同意するぜ。休憩を沢山取りながらと言っても精神的にあれになってしまうからな」


 おぉ!流石ポクロン。

 俺の思ってたことをほとんど当てる。


「俺は別にリルグレイシアの言う通りにする」


 アルフレクス……信頼してくれるのは嬉しいけど、もうちょい意見言ってくれてもいいのに……まぁいいや。


「フェルもそれでいいね?」


「はい!」


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


 そして、しばらく休憩した後、探索を再開し、王都に戻り、その翌日。


 そして二人を再び待ち、75階層へ転移、探索を再開。

 良かった。この部屋、モンスターがリスポーンしない部屋で。

 してたとしてもどうという問題はないけどね……

 さぁて探索探索。


(リルグレイシア次の角は右……いや左行け。左の方にモンスターじゃない何らかの反応がある)


(え?マジ?了解)


 モンスターじゃない何らかの反応?今まで人とすれ違ってきた時、ヘルクレットは全員人間の反応って言ってきたのに何らかの反応ってなんだ?

 まぁいいや。

 害を与えて来るような存在であれば、即殺害。

 害を与えて来ないのならば保護し、話ができるようであれば、話を聞いてみて、ギルドへ戻る。話できないのであれば、ギルドへ戻る。

 しばらく歩くと、ヘルクレットの言う通り、分岐があった。


「リルグレイシア、どっちいく?」


「うーん。左で良いと思うけどどう?」


「私は左で良いと思いますよ」


「俺は右だと思うぜ……まぁしらみつぶしに行きますかい」


「了解。左に向おう」


 アルフレクスが返事をし、左に向かいしばらく歩いていくと行き止まりの壁が見えてくる。

 しかしその壁の近くにも倒れている人影が見えた。

すっごく苦しかったです…

どういうふうに書くか、展開の変更を沢山して、この小説描いてるなかで割と悩んでしまった回です。

それでもこのクオリティの低さ…

なんか皆様の心配を煽るような終わり方ですみません。

一部だけでもいいからしっかり完結させる!!という意志はあるので、打ち切りは絶対しません!

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お読みいただき有難うございます
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逆境の騎士〜誰にもない属性魔法と特性でピンチをチャンスに〜
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