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Xmate -クロスメイト-  作者: 紅弥生 
第四章 迷宮篇
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第十五話 迷宮篇〜新しい武器〜

すみません、遅れました!

恐らくメタ要素多く含んでます。

 尋問は専門外なのでギルドの人々に任せといて(押し付けといて)、俺らは再び迷宮に!!と言いたいところだけど…

 時間も良い時間帯だし、皆疲れてるだろうから、今日は解散して、各自好きなようにしてもらう事にした。

 ポクロンとフェルは別の宿なのでギルドの前で別れて、アルフレクスは散歩してくると言っていた。

 さて、俺はまだ貰った剣は壊れてないけど新しい武器を調達しにいくか、ヘルクレットと話すか。

 うーん。ヘルクレットと話すのはいつでも出来るから、新しい武器でも買いに行くかな。

 王都に住んでから早5年。

 武器は、壊れてしまった前の剣を砥ぐ位しかしてなかったから、ガタが来てたし、もうちょっと武器屋を頼るべきだった……

 まさに自業自得だけど行きつけの武器屋なんてないなぁ。

 そして前世でもそうだけど、俺親しい人以外とあまり触れ合って来てないから人を見る目が無さそうだなぁ。

 あれ、俺ってもしかして……これ以上は悲しくなるから考えないでおこう……

 まぁいい、とりあえずこの迷宮をクリアできるくらいの武器を買おう。それで取ってきた鉱石やら魔物やらの素材使って武器作って貰おうかな。

 というか異世界テンプレかどうかは知らないけど、あまり人が寄り付かない場所の店舗は以外と丁寧だったりするからそこにあるところ行こうかなぁ。

 で俺は異世界物の主人公っぽくなってるからどうせ、王家の武隊とかが贔屓にしてる店が当たるんだろ?

 まぁその方がいいに越したことは無いけど……

 

------------------------------------------------------------------------


 あそこらへんに店舗が無かったから少し移動した。

 うーん、こんなに悩むならそこら辺の店舗に適当に入ったほうがいいか……

 ちょっと周りを見渡してっと……

 おっ、あった。あの店舗で良いかな。


「おじゃまします……」


 恐る恐る入ってみるとカウンター(?)には誰も立ってなくて、奥からは鋼を叩く音が聞こえて来る。

 毎回異世界物見てて思うんだけどこういう店ってよく盗まれないよね。

 なんか魔法的な処理をしてるのだろうか、それとも何らかの窃盗犯が近付きにくい特有なやつを出しているのだろうか。

 まぁ、ここで考えてたら何も始まらないからとりあえず呼ぼう。


「すみません!誰かいませんか!」


 こういう武器屋系の店は非常識かも知れないが、大声で呼んだ方が相手にも聞こえるから、手早く済む。

 まぁ、俺の場合待てないタイプだから待つのめんどくさいだけなんだけどね。


「はい!!今行きます!」


 さて、どんな人が出てくるのか。

 少し待ってると奥から少しおっかなそうな人が出てきた。


「いらっしゃい!なんのようだい?」


「ちょっと剣が壊れてしまったので新しい剣を買いに来ました。

 まぁ、5年間位使ってきてて、手入れも研ぐ位しかしてなかったのでガタが来てたのかも知れないですが…」


「うーん。お客さんちょっと壊れた剣見せてもらえる?」


「? 分かりました」


 言う通りに剣を見せる

 ちなみにこの剣は始めて王都に来たときに何も悩まずに適当な店に入って買った商品なんだけどね。

 今はこれだけ悩んだのに結局適当な店に入るという…

 なにも成長してないじゃん…

 まぁいいや。とりあえず今だ今。


「うーん。これは直すの難しいな……でも良くこんな作りの甘い剣を5年も使ってきたな。

 所有者が余程切るのが丁寧だったのか、あまり使ってなかったからか……」


 うわ、なんか独り言喋りだした。

 職人流石だな……まぁこのままにしておくのも良いが、待てないタイプなので呼びかけるか……


「思考中のところすみません!」


 そう言うとハッと意識が現実に戻ってきたのか、申し訳無さそうに対応してきた


「これ、少し預からせてくれるかい?」


 いいけど、何でだろうかなぁ。

 フラグ建った気が物凄くするなぁ。

 まぁいいや。どうせ壊れてるのだから更に壊されても、改良されてても驚からないぞ。


「良いですよ」


「ありがとう。ところで、新しい剣を買いに来たという話だけどどんなのをご所望だい?」


「うーんと、少しの間使うだけなので粗雑でも良いです。ストレングス(おもり)は……手前の方に重心がかかるやつで…」


「す、ストレングス…?」


 しまった、やってたゲームのおもりの読み方が出てしまった。失敬失敬。


「すみません、おもりですね。重さは何でもいいです」


「手前の方におもりなら、この剣はどうだい?作りは多少甘いが、少し使う分には良いだろう」


 そう言って一本の剣を棚から引っ張ってきた。


「魔力の通りが良い鋼を使ってるから、魔法を付与する事だって出来るぞ」


 魔法を付与……!!懐かしいな初めてバトルしたときにお母さんがお父さんの剣に付与してたっけ。

 うん。持ってみてもしっくりくるから、これで良いかな。


「この剣下さい」


「キーク3枚だね」


 そう言われたので、お金を渡す。


「毎度あり!暇なときにでもまたいらっしゃい!」


 やはりおなじみ(?)の決まり文句を言われながら店舗を後にする。

 あれだけ心配してたのに、めっちゃ良さそうな店舗見つけたな。

 悩むだけ損だった訳か。

 そう思いながら宿に向かっていく。

次回こそは早めに投稿できるといいなぁ…

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逆境の騎士〜誰にもない属性魔法と特性でピンチをチャンスに〜
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