第十四話 迷宮篇〜異常事態一時解決〜
前回洗脳魔法の説明を書くのを忘れてたのでここで…
洗脳魔法:無属性魔法の中の一種。人には高確率で成功するが、竜など一部には無効。リルグレイシアがかからなかったのは、元竜のヘルクレットによって無効化されたから。
困惑させてしまい、すみません。
では、物語の続きを。
さて、と。
巨大熊に集団暴りょ……ゲフンゲフン正当防衛の攻撃をって熊にまだ攻撃されてねぇからただの数の暴力じゃん……
それは置いといて、分身出してヘルクレットをそれに乗り移らせて、この謎の老人を見張ってて貰わないと……
分身作ってと。ってこんなに悠長にやってる時間ねぇや。
(ヘルクレット、この老人見張っててくんね?)
(おう。分かった。分身作り出したからそうだと思った)
(御託は良いからはよ)
(はいはい)
分身を見ると自立行動をしだしたので、恐らく乗り移ってるね。
さて、正当防衛と書いて数の暴力と読むやつをやろう。
「みんな!大丈夫か!!」
「おう!何故か熊の近くに居たが誰も怪我してない!!」
「じゃあ、後はそいつを倒すだけだ!!いくぞ!!」
「おう!!」
『忠実なる魔獣よ、今我が魔力を糧とし、我が前に姿を顕現せよ!』
「ボーエライト・サモン・モンスター!!」
【NAME:POKLOMは召喚魔術「ボーエライト・サモン・モンスター」を発動】
それが開戦の銅鑼となり、戦いが始まる。
始まったと同時に俺は突っ込む。
アルフレクスは二人の防衛。
左からはポクロンの魔獣が来てるから、俺は右側から攻める。
ポクロンの魔獣が先に熊に噛みつき、攻撃する。
そして後から入った俺が熊を間合いに入れた瞬間切り上げる。
それと同時にウェポンスキル「両手剣」のオリジナル技「リニアス・ファインディス」という縦と斜め回転が合わさった連続6連撃技を発動させる。
「リニアス・ファインディス」
【NAME:RILGLAYSIAはウェポンスキル「両手剣」のオリジナルスキル「リニアス・ファインディス」を発動】
押さえているポクロンの魔獣を上手く傷付けないようにかつ、熊の急所を切りつけていく。
スキルが終わってもまだ熊は耐えており、俺に攻撃してくる。
咄嗟に回避すると、矢が飛んできて熊の脳天を正確に射貫く。
そして、熊は俺の方に倒れてくるのでまた咄嗟に回避する。
完全に死んだのを確認してから、みんなに激励の言葉をかける。
「フェル、ナイスアシスト。助かった」
「リルグレイシアさんもお疲れさまです」
「おう。ポクロンもお疲れさま。後魔獣の押さえつけ助かったわ。」
「ここは素直に受け取っときますわ」
俺は頷き、アルフレクスの方を見る。
「アルフレクスもお疲れ。そして、二人の護衛ありがとう。おかげで安心して攻撃できた」
そう声をかけるとアルフレクスは頷きながら
「おう。お前が攻撃しやすいようにサポートに回るから、俺の分もしっかり働けよ?」
と冗談混じりに言った。
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みんなに激励かけたのに、ヘルクレットだけ言わないのは可哀相だから後で言っとこ。
まぁ、とりあえず熊をアイテムボックスにしまいつつ、ヘルクレットを自分の中に戻し、分身を解除する。
そして、老人の方に向かう。
それにみんな察知し、こっちに向かってくる。
そしてアルフレクスが訪ねてくる。
「リルグレイシア、この老人は?」
「詳細は後で話すけど、簡単に言うと今回の件の主犯だと思うから生かしておいた」
「なるほど。じゃ、一旦ギルドに戻るか?」
「そうだな、まぁここの地形は把握したから、次のスタートはここからにしよう」
そして、老人を連れて転移する。
いかがだったでしょうか。
次回も早めに投稿したいと思います。