第六話 狙撃者、散る。
遅れてはいないですけど、六日ぶりの投稿です。
タイトル変えた理由はこの小説二部、三部と続ける予定なのでその二部三部で色々設定変わってくるとタイトル詐欺になってしまうので変えました。
前の方が良かった場合は言ってください。
俺たちに向かって猛突進してきた影響でバトルフィールドに包まれる。
俺たちの背後およそ100mには城壁があるから王都内に少しバトルフィールドが含まれているであろう。
ってこんな悠長に解説してる場合じゃねぇ!!
まずい。
まだ気力が残ってたのか!
しょうがない、久しぶりに闘神を使うしかない!
「闘し……ッ!」
しかし発動しようとしたと同時にヘルクレットが魔法を発動しようとする。
(分身)
(えっ?)
ヘルクレットが発した分身は勝手に無詠唱判定とされ、魔法が発動し俺の分身ができる。
そして、魂を移動させたのか意思の籠ったように分身は駆け出し、クリティカルギャングオウルに向かっていく。
そして0距離になったと同時にヘルクレットの魂が籠った分身は炎属性の「ギガント・ファイア」を放つ。それもクリティカルギャングオウルを包み込む程の。しかし、ヘルクレットとの魔力は共通なので俺の魔力はごっそり持ってかれて、思わず跪いてしまう。
そして、0距離で己を包み込むほどの「ギガント・ファイア」を喰らったクリティカルギャングオウルは真っ黒こげになり全身から力の抜けたように落下していく。そして分身は0距離で打ったため自爆して、消えている。
ヘルクレットが戻った感覚はないが恐らく戻ってきているであろう。
真っ黒こげになったクリティカルギャングオウルは凄まじい音をたてて地面と衝突する。その瞬間バトルフィールドが一気に解除されるとともに経験値が入ってくる。
しかし皆が喜ぶ声はうっすらとしか聞こえてこない。
何故なら、魔力が残り10しか残っていなかったからだ。
でも今回は意識があるだけでマシだと思う。
ファンタジー系でよくある魔力回復ポーションを飲んで少し魔力を回復する。
まだふらふらするが、さっきよりはマシになったため立ち上がり、周りを見渡す。
するとクリティカルギャングオウルが落下した場所に光が見えるのに気づく。
周りもその光に気づいたのか、ざわめき出す。
そして吸い寄せられるような感覚で光に近づいて行ってしまう。
ギルドマスターが「何があるか分からないから、危ない!近づくな!」と言っているのは聞こえているが、抵抗しても体が言うことを聞かない。
やがて光に近づき、その光にそっと触れる。
触れた瞬間俺は気を失った。
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目が覚めると知らない場所にいた。
けれどとても優しい暖かさを感じる。
意識がはっきりし、周りを見渡すと美しい森の中にいて、太陽の光が木々の間から差し込みとても幻想的な空間にいる。
「こんな気持ちが良い空間はどこだ?」
思わずそう、呟いてしまう。
すると、どこからか声が聞こえてくる。
中途半端な終わり方ですみません。