表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Xmate -クロスメイト-  作者: 紅弥生 
第四章 迷宮篇
41/104

第五話 耐える狙撃者。

遅れてすみません。

 ギルマスの方へ向かった俺は、ギルマスに報告をする。


「ギルドマスター、これまでの状況を報告します」


 そう言い終わった途端クリティカルギャングオウルが咆哮する。


「FAFDAWWWWWWW!!!!!!!!!!!!!!!」


 爆風が体に叩きつけられる。

 俺は爆風の影響で顔をゆっくりと向ける。

 するとそこには、口を大きく開けて砲撃をしようとしている狙撃者の姿があった。

 まずい!!と思い咄嗟に体を動かす。

 しかし、まだ爆風が続いているため動きが鈍くなってしまう。

 動け!俺の体!

 腕や足が持ってかれそうになる痛みを堪えながら尚も動かす。

 すると突然、自分の周りだけが軽くなったような感覚になる。


【NAME:RILGLAYSIAはノートンスキル「風無効」を獲得】


 こんなメッセージがよぎる

 だから何で都合よくこういう風になるのだか。

 まぁいい。チャンス!!


「風炎よ。我の魔力を糧とし、彼の魔力弾と魔物を狩れ」

『サイクロプス・ヴォルケーノ!!!!!!!』


 草属性の派生「風属性」でさらに暴風を起こし、相手の暴風に抗う。

 抗って相手の暴風を消してそのまま、クリティカルギャングオウルの横っ腹に直撃し、砲撃を上にずらすことが成功する。

 この砲撃が最後の攻撃だったのか、狙撃者は浮力をなくして地面に落下していく。

 そこまで確認し、説明を続けようとする。

 しかし、背後でピカッと光る。

 次はなんだと思い、後ろを見る。

 そこには、クリティカルギャングオウルが複数の魔力弾を数百。いや、数千という数を創り出していた。

 魔力はそこまで残ってない筈なのに、何故そこまでの弾幕を創り出せる?

 まさか。魔力は多くまだ残っていて演技をしたとでもいうのか?

 いや、今はこんなことを考えてる暇はない。

 あれは恐らく光魔法だ。

 光は闇で防ぎ、闇は光で防げる。

 しかし、あれほどの量じゃ防ぎきれない。

 どうする?光……光……反射……?

 そうか!光の反射を使えばいい!

 けれどもここには鏡がない。

 いやこの世界には。

 ガラスも即効作れるわけではない。

 ん?待てよ?水も光を反射するな。

 そのまま実行……はしない。

 そのまま実行すると水浸しになってしまう。

 無属性魔法で障壁を作ってからっ……っと。準備OK!行くぞ!


「水よ、今我が魔力を糧とし、水の障壁を展開せよ」

『ウォーター・ブルーム!!』


 無属性の障壁の上に更に水の障壁を起動したせいで魔力を多く使ってしまった。

 けど、まだ大丈夫。

 水の障壁が完全に広がり切った瞬間、クリティカルギャングオウルは弾幕を放つ。

 光の弾幕は途中で一つの光線となり、水の障壁にぶつかる。

 しかし、その光線は俺たちに届かず、水の中で全反射し、やがて消えて行く。

 水の障壁も光線が消え去った後、水滴一つ一つの中に虹の輝きを放ちながら砕けていく。

 まるで一種の戦いの終わりを告げるように。

 それは幻想的に輝く。

 しかし、その幻想的な瞬間をぶち壊すかのようにクリティカルギャングオウルはこちらに向かって突進してくる。

前回のバトルフィールド案件はなるギリギリで転移しました。

今回のバトルフィールドに関しては距離が遠すぎるため発動してません。

困ったら弾幕ではないです(笑)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただき有難うございます
小説家になろう 勝手にランキング
作者のTwitterは下のリンクから!!
Twitter
投稿再開しました
逆境の騎士〜誰にもない属性魔法と特性でピンチをチャンスに〜
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ