ー第十話ー Crisis avoidance
英語はクソなんで検索したんですけどね(笑)
ちなみに、日本語に訳すと、「危機回避」となるそうです。
まずい。死ぬ。ヤバい。
やっぱり俺には世界を救うなんて無理なんだ……
もうすぐ、グラスディプコディアが来て食べられるであろう。
咆哮と殺気に負けて、俺は死ぬ。
俺は二回死んでいた。しかし、謎のやつらによって二回助けられた。
二回目のときに、これで助けられるのは最後と言われた。
恐らく、他のやつは助けないだろうから、俺は間違いなく死ぬ。
もちろんこれで、死にたくはない。
けれど、どうしようもない。
だって体が一ミリたりとも動かないから。
死ぬ恐怖で動けないのか、咆哮と殺気による硬直なのかは分からない。
死ぬ恐怖で動けない?
馬鹿なのか俺は?
何度も死んでた可能性があるじゃないか。
無理矢理動かそうとするが、やはり動かない。
後者の硬直か。
あと一秒。
何故か、グラスディプコディアは食べるのではなく、腕を振り落とし、俺に攻撃する。
あぁ。もしかして、ばらばらにしてから食べようってのか?
体の自由が利かぬまま、猛スピードで落下する。
しかし、俺からはゆっくり見える。
再び、走馬灯というものが流れ始める。
ごめん俺が裏切ってしまうかも。クソ野郎の元仲間。
……裏切り?俺が一番嫌いなやつだ。それを人にやる?馬鹿らしい。
というか、なんで諦めてんの俺。あんだけチートスキル貰って諦めてる?
馬鹿なの?俺。もうちょっと意地見せようよ。
そう思い、体に力を込める。
すると、動かせるようになる。
「ハハ。動くじゃねぇかよ」
そう呟き、翼に力を込め、地面に落下するちょっと前に羽ばたきだす。
すると、翼による風によって土埃が舞う。
それで、俺が地面に直撃したと勘違いした、グラスディプコディアは腕を伸ばして掴もうとする。
しかし、俺は既にグラスディプコディアの上空に来ており、グラスディプコディアはどこ行ったという風に辺りをキョロキョロしている。
「スター・トルネード」
【NAME:RILGLAYSIAはウェポンスキル「両手剣」によるアシストスキル「スター・トルネード」を発動】
俺は、グラスディプコディアがキョロキョロしているうちにアシストスキルを発動させ、一気に突っ込む。
近づいてきたところで、ようやく気付いたようだが、既に遅く、俺は攻撃を開始する。
やはりというべきか、星型に移動しながら連続多段ヒットを浴びせる。しかし、攻撃の終わりにモーションが追加されている。それは、かつて最悪の亜竜を倒した『天地両断』というアシストスキルのモーションだ。
攻撃が終わったところで確認すると、やはりというべきか、グラスディプコディアは完全に息絶えている。
俺は終わった事の安堵感で一杯だった。
すると、メッセージが流れる。
【NAME:RILGLAYSIAの「スター・トルネード」により、Rank:SSS[BOSSNAME:GLASSDIPCODIA]は討伐された】
【NAME:RILGLAYSIAはXP.10000を所得した】
【NAME:RILGLAYSIAはLV.56に上昇した】
その瞬間、街中から歓声が巻き上がった。
短いくせに間に合わなかったのは色々と書いて行くうちに問題が合って、このシーンはパクりになってしまう。などがあったので、1から文章を書きなおしてたからです。
1から書いて1000文字書くのに約二時間で、間に合わないなと思ったので、午後10:00ごろに朝投稿するとツイッターで呟きました。
1からやっても、似てしまってるところがあると思います。
遅れてしまい本当にごめんなさい。