ー第十七話ー 学園祭4
次回で二章を終了致します。
※陣取りのところはあくまで作者の考えなので参考にしないでください
「次は陣取りです準備をお願いします」
そのアナウンスで各学年に要されている陣地にそれぞれ付く。
付いたところを見計らって再びアナウンスが流れる。
「それでは開始します。よーい始め」
各学年がその合図でそれぞれ動き出す。
よし。これは、まず攻めに転じて、取られたら取り返しに行くスタイルでいこう。
まずは……
スキルを発動しようとした時にヘルクレットが話しかけてくる
(おい)
(なんだよ。今スキル発動して行こうとしたのに)
(いや、この陣取り俺にやらせろ)
(いいけどなんで?)
(いや勝利方法があるとしか言えない)
(ふーん。まぁいいいや。じゃあ変えるぞ)
意識をヘルクレットと入れ替える。
前は数十秒しか無理だったが、今では一日なら可能だ。
切り替える。そして、俺は見てるのは飽きるので寝てよう
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――SIDE:ヘルクレット
リルグレイシアから、意識を入れ替えて貰い体の操作が出来るようになる。
よし、まずプランを考えてきている。
プランA――まず、攻めに攻めまくる。自分の陣地がピンチになったらプランBに移行する。
スキルを使用しないで攻めまくる。
まずはがら空きの三年から。
猛ダッシュで陣地に行く。ぶつかりそうになるのを無理矢理捻って避けるそして、宝玉に触れる。
色が変わったのを確認しながら、がら空きなところを探す。
二年生が、がら空きになったので、移動、触れる。
確認、探知、移動、触れるを数回繰り返す。
三十分経ったのか、1セット目の終了のアナウンスが流れる。
「三十分経過! 結果は一年生4個、二年0個、三年0個、四年0個、五年1個です。続いて2セット目に入ります。準備をお願いします」
そのアナウンスと共に宝玉がランダムに色が変わり、さっきと違う場所に一年生の色が出る。
それを見届けた生徒たちは移動をし始める。
そして開始のアナウンスが流れる。
「それでは2セット目を始めます。スタート!」
そのアナウンスで今度はほかの学年がダッシュで他学年の陣に移動を始める。
しかし、我はさっきと同じプランで行く
しばらく同じ手をやり、最後の5セット目となる。
「それでは最後のセットです。スタート!」
そのアナウンスと共に守りに入る学年、攻撃に転じる学年がある。
一年生は守りに入るようだが、我は攻めに転じる。
しかし、そのまま攻めに転じようとしたところ、一年生の陣地が五年生によってピンチに陥る。
やばい、と感じ、プランBに移行する。
プランBは単なるアウェイ&ヒット&アウェイ戦法だ。
まず、守りに入り、攻撃が緩んできたところを見切り、攻めに転じる。そして、一個取ったらすぐ、守りに入る。アウェイ&ヒット&アウェイじゃなくて、ガード・アタック・アウェイガードかもしれないが。
攻撃に行きそうになる足を強制的に止め、守りに入る。
攻めてくるのをなんとか押し返す。
すると諦めたのか、攻撃が緩んでくる。
CHANCE!だと思い、攻撃に転じる。
今、がら空きなのは攻めている五年と、三年だ。まず、五年の宝玉に触れ、色を変える。
そして、後ろに飛ぶように足の裏に力を込め、一気に一年の陣地に向かってジャンプする。
一年の陣地がピンチになってないのを確認し、再び攻めに転じる。
三年ががら空きなので、そこに向かって、猛ダッシュをする。
そして、宝玉に触れ、また一年の陣地に一気に戻る。
それを数回繰り返すと、60分経ったようで終わりのアナウンスがなる。
そこで、リルグレイシアに話しかけられたので、意識をやつに戻す。
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――SIDE:主人公
どうやら終わったようで、身体の制御が戻ってくる。
まあ、俺が終わった?って聞いたら何も返事を返さずに戻したけど。
どこがどうなったかを確認しようと、アナウンスに耳を傾ける。
「結果は一位一年生、二位五年生、三位三年生、四位二年生、五位四年生です、総合結果は、今ところ一位二位は変わっていませんが、三位以下は変わっています。それでは、昼休憩を挟み、ラスト種目バトルロイヤルへと移行します」
そのアナウンスと共に生徒が移動し、昼飯を取りに行く。
そして、昼飯を取った後、校庭に並ぶ。
学園生徒全員が並んだところで、再びアナウンスが流れる。
「それでは、ラスト種目、バトルロイヤル予選を開始します。最初の選手は準備をしてください」