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Xmate (first)  作者: 紅弥生 
第二章 行く先
20/110

ー第十二話ー 模擬戦

短めです

 休憩時間が終わり、外に集合する。

 なぜなら、模擬戦をするためだ。

 そして、先生が、始まりの挨拶をいいながら外に出てくる。


「じゃあ、三時間目始めるぞ。だいたいの力量を見て置く。から、それぞれ等間隔で模擬戦をしてくれ。ただ、剣術だけで、戦え、スキルはなしだ」


 そう言われ、俺たちは開けていく。

 俺のやる相手は、クガベットとアルフレクスだ。

 ちなみに、アルフレクスはいないから、という理由で、やっている。

 もちろんクガベット対アルフレクスもやる予定だ。

 みんな大体、等間隔に開けたところで、先生が始まりの合図をする。


「では、始め!」


 その合図で、クラスメイト全員に緊張が走る。

 俺も、クガベットと見合っている。

 そして、クガベットは動き出す。

 そして、俺が木刀の攻撃範囲に入ったところで、クガベットは木刀を振り下ろす。

 しかし、それをマトリックスのようにすれすれで避け、反撃する。

 自分の態勢が悪いので、当たらないと思ったのだが。――――予想を大きく外れ、クガベットの足の部分に当たり、良い音を立てた。

 そして、痛みで跳ね上がったのだろうか、前のめりに転んでしまった。


「おっおい。大丈夫か?」

「大丈夫だけど、予想以上に威力が高かったようで、骨にひびが入ったっぽい」


 そう返事されたので、とりあえず、治癒魔法をかけておく。

 スキルが使えないので、恐らく気休め程度だろうが。


「我のMPを糧とし、彼の者たちを癒せ」

「ミニヒール」


【NAME:RILGLAYSIAは「ミニヒール」を発動】


 ここ最近見てなかった、メッセージを即座にスルーし、クガベットに聞く。


「おい、大丈夫か?」

「あれ? 痛みが消えた」


 ……?痛みが消えた?

 スキルなしの俺の治癒魔法はゴミと化するから、普通痛みが消えるわけがない。

 しかし、青黒くなっていたところを確認すると、青黒いのは引いていた。


「なんで、消えてんの? 俺の治癒魔法はゴミと化するのに」

「まあ、結果オーライなんだから、いいじゃん」

「それもそうだな」


 無理矢理、自分に結果オーライと言い聞かせ、、疑問を消す。

 そして、模擬戦を続ける。


「続ける?」

「いや、自分はリルグレイシアに負けたから、アルフレクスいいよ」

「おう。分かった」


 そう言われ、俺はアルフレクスと対峙する。

 そして、結果はクガベットとほとんど同じになって、治癒する。

 またもや、治癒魔法の威力が上がっていたが、気にしないでおく。

 そして、今度はクガベットと、アルフレクスが対峙する。

 俺の時とは打って変わって、二人とも接戦をしている。

 そして、先に一本当てたのは、アルフレクスだった。

 そこまで、見届けたところで、先生が終わりの合図を言う。


「じゃあ、これにて、模擬戦は終わりとする。昼休憩をはさみ、四時間目を始める」


 そう言いながら、先生は職員室に戻っていく。

 俺たちはその言葉を言われて、食堂へ向かった。

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逆境の騎士〜誰にもない属性魔法と特性でピンチをチャンスに〜
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